奥多摩尾根歩き
オハツ窪左岸尾根、巳ノ戸尾根

(2/2)


1300m圏ピーク→(15分)八丁山→巳ノ戸尾根→巳ノ戸橋→(1時間50分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


巳ノ戸尾根は何度か登り下りしたことがあります。八丁山近くのバーンと展望が開けた岩稜が特徴的な尾根ですが、八丁山から岩稜までのヤセ尾根や岩稜を越えてからも明るい雰囲気の快適な尾根歩きが続きます。

こちらはお伊勢山、稲村岩尾根のヒロメシクイノタワ方面です。
反対方向の八丁山に向かいます。ヤセ尾根です。
右の天祖山のピークに向かって大ブナ尾根赤石尾根二軒小屋セド尾根がせり上がっているのが見えます。中央奥のとんがったピークは長沢背稜の芋ノ木ドッケで二軒小屋尾根もはっきり見えます。芋ノ木ドッケからグーッと左へ登ると未踏の雲取山です。
お隣の尾根はヤケト尾根ですがよくわかりません。
二重稜線です。下って、右の尾根との間をテキトーに登り、
八丁山のてっぺんに到着です。「ダブルカフェラテ」を一口飲んで先に進みます。
2、3分で分岐です。標石が埋まっています。左は鷹ノ巣尾根。登ったことはあるけれど下ったことはありません。
直進する巳ノ戸尾根巳ノ戸尾根、鷹ノ巣尾根、榧ノ木尾根][鷹ノ巣尾根、巳ノ戸尾根]は何度か歩いたことがあります。ちょっと迷った末、展望のいい岩稜のある巳ノ戸尾根を選択。
すぐに尾根はヤセて
とんがった岩稜の始まりです。
岩稜からの眺め。
岩稜からの眺め。
岩稜からの眺め。
荒々しくデンジャラスな雰囲気ですがしっかりした足場があります。
岩稜からの眺め。
10数分で岩稜と大展望は終わります。
下ってきて
あけっぴろげな尾根を下ります。
落ち葉を蹴散らしたくなくてもそこそこの急降下なのでバシャバシャと蹴散らしながら下ってきて
蹴散らして下っていきます。
薄っすらと踏み跡はあるんですが意識せずテキトーに下っていきます。楽しいです。
1070m圏で右側が植林になりました。
990m圏で古ぼけた金網にぶつかりました。金網は尾根上を下っていきます。
991mの標高点あたりを通過します。標高点はおそらく金網の中です。金網の支柱を引っ張って支えている針金がちょうど落葉色なので危険。あまり金網に近づきすぎないように下っていきます。
グーッと下ったりもして
小岩がバラバラっとした場所を通過します。
この小岩帯に穴(写真中央)がポッカリとあいています。数年前は東京農工大学の動物監視カメラがこの穴を狙っていましたがカメラはなくなっています。穴の主はいなくなったんでしょうか。
ズザーッと下り、
900m圏で金網は尾根を離れていきます。
わたくしも尾根をちょっとはずれて休憩。稲村岩のてっぺんが見えます。その向こうにネズミサス尾根カラ沢尾根タル沢尾根[日陰指尾根、タル沢尾根][タル沢尾根、榛ノ木尾根山ノ神尾根、ちらっと十二天尾根石尾根が見えています。稲村岩から右上に稲村岩尾根をたどっていくと
鷹ノ巣山と石尾根の稜線が逆行で真っ黒です。
出発します。そーいえばいつのまにか植林と雑木の位置が逆になっています。いらない情報?
落とし物。
880mあたりで木に巻かれた赤テープが尾根をはなれて右の緩斜面を下っていきます。
かまわず尾根をたどり、下っていきます。
大きな倒木をくぐり、
地形図の800から850mにかけて記載されている岩崖マークの大岩に立ち寄りました。北方が開けています。タワ尾根が目の前にドンと見え、
はるか奥に長沢背稜
右にヨコスズ尾根
眼下には日原渓流釣場、小川谷橋が見えます。
大岩を降り、右方向にテキトーに下っていきます。
下ってきて
植林の中に入り、作業道を探しながら下ります。
作業道にぶつかりました。880mあたりの赤テープはこの作業道につながっているはずです。
くの字くの字で下ってきて
人家跡の平坦地に降りました。
引き続きくの字くの字で下っていきます。日原川でしょうか鷹ノ巣谷でしょうか、水の流れる音が大きく聞こえてくるようになりました。
壊れた小屋を通過します。
道標が見えてきました。ずいぶん高い位置に赤テープが張られています。道標は「稲村岩 鷹ノ巣山」と「日原バス停」を指しています。
鷹ノ巣谷が見えてきました。
分岐に立つ道標です。下ってきた巳ノ戸尾根方向も稲村岩尾根方向もロープが張られていました。
日原川に架かる巳の戸橋を渡ります。
日原川の上流。
下流。すぐそこが鷹ノ巣谷の出合です。橋の上ですが、これにて展望三昧だった巳ノ戸尾根はおしまいとします。
日原川左岸を登り返し、階段を登ると日原街道です。
日原街道をてくてく6、7分ほど歩いて東日原バス停に到着です。バスの発車まで1時間弱あります。尾根歩きの記録はここをゴールとしますが手持ち無沙汰なので奥多摩駅に向かって歩くことにしました。バスに乗ったのは川乗橋バス停。10数分バスを待っているあいだ、何台ものトラックや作業員が乗ったワゴン車がゲートを開閉して走り去っていきました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。オハツ窪左岸尾根はアプローチからてっぺんまでキビシい尾根でしたが無事に歩くことができました。うれしいです。またよろしくお願いします。