今までに登った最高峰は2281mの剣ヶ峰でした【中編】

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奥多摩じゃない山など
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石尊山から剣ヶ峰を目指します。初めて歩いたときは完全に迷いました。ルートを外した地点の風景はなぜかハッキリ覚えています。草ボーボーの斜面からわずかに水が流れ出ているところで、脇には背の低い木が1本。あたりには獣の足跡が錯綜していました。この水場からグーッと高みを目指さないといけないところをそのままトラバースし、原生林(多分)の中をさ迷ってしまいました。

以下は、さ迷ったときの写真です。

熊がいても文句の言えない岩室を見上げながらさ迷います。
赤い花が咲いた急斜面を登ります。向こうに見えるのは浅間山の稜線。
浅間山の火口から噴出する噴気(火山灰や火山礫などの個体を含むものを噴煙、含まないものを噴気と呼ぶらしい)。
下の動画は迷ったルートから眺めた浅間山の弥陀ヶ城岩(あみだがじょういわ)とワラビ。

ここからは、石尊山直下の石尊平から剣ヶ峰にたどり着いたときのルートです。初夏から初秋の季節が混在しています。

石尊平。「警戒区域」の「警戒」するのは浅間山の噴火です。火山活動の状況に応じて「噴火警戒レベル」が1から5の5
段階で発表されます。レベル1は「活火山であることを留意」、レベル5は「避難」。浅間山の場合「レベル2」で火口から2kmほどが立入禁止、「レベル3」で火口から4kmほどが立入禁止などと決められています。ちなみに石尊山は火口から約3.3km、剣ヶ峰は約2.2kmです。
石尊平の地面は噴火物が砕けて砂のようになっています。
剣ヶ峰です。あの右側のカクカクしたところが厄介です。
獣の足跡がたくさんあった水場。画面右からやって来ました。ここを画面左にそのまま直進すると後がツラいです。薄い踏み跡を登って行くのが吉。少し上にはヒトの水場「一杯水」があります。
下の動画は一杯水のようす。コッヘル1個がなんとか入るくらいの窪みです。味は忘れました。
一杯水からの景色。
古そうな碑。
「御代田駅9.7km 浅間山頂1.3km」の道標。
直進は「天狗の露地」という平原みたいな場所へ。左方向が剣ヶ峰です。右方向にも薄い踏み跡があって、浅間山に向かっています。
斜面に取り付きます。黄テープがありました。
牙山(ぎっぱやま)という尖った山のピークが見えています。
振り向くと浅間山(前掛山)です。風向きでしょうか、噴気が見えません。
ほぼ中央の椀を伏せたような山は離山(はなれやま)。離山も火山で、浅間山の主火口から離れた場所の噴火でできたらしい。その右上の白い筋は軽井沢プリンスホテルスキー場。その向こうのギザギザの妙義山のその向こう、グーッと右手の方に雲取山があるはずです。
下の動画は剣ヶ峰の中腹(北東側)からの眺め。
あそこが剣ヶ峰のてっぺんです。確か最後の2mほどはほぼ垂直ですが、何度目かに左に回り込むルートを見つけました。

今までに登った最高峰は2281mの剣ヶ峰でした【後編】
今までに登った最高峰は2281mの剣ヶ峰でした【前編】

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