余生を送る車の観察記です。余生を送る車はいろいろな場所にいます。
放置自動車と呼ばれるときは厄介者あつかいです。放置自転車の何倍ものスペースをとるし、トラックの荷台に積み上げてどこかに運び去ることもで簡単ではありません。
一方、庭先で物置として静かに余生を送っている車もいます。畑の片隅で肥料や資材をたくさん積み込んでじっとしている車もいます。ナンバープレートをつけたまま1ミリの轍をつくることなくたたずんでいる姿は即身仏のようでもあります。いま、まさに土に還っていこうとしている車もいれば、ただそこにいるだけの車もいます。
そんなこんなの永久的に駐車中の車たちの観察記です。
永久駐車観察記
