急峻な尾根に立つミズナラの根元にマイタケ発見!
マイタケです。まごうことなきマイタケです。うれしくて思わずなんとなくイメージしていた振付でマイタケの舞を舞いかけたんですが、こんなところで踊ったら急斜面を転げ落ちてしまいます。命あっての物種です。ココロの中の小躍りにとどめておきました。

マイタケ。ベリベリベリッとゆっくりゆっくり株の根元をはがしました。
そんなこんなのマイタケ狩りが終わりました。収穫は全部で2株半で約4kgほど。半は傷みが激しかったので取り残しました。ほぼ空にして背負ってきたザックが満杯になりました。
以下、ただの3回ですがマイタケを見つけたときの条件を書いておきます。
- 壮年期から老年期にかけてのミズナラの大木
- 木の谷側
- 急峻な地形
- 山の南面だけれども半日陰
- 毎年、同じ木に生えるとは限らない
- 10月中旬から11月中旬
これだけです。

自宅に持ち帰ったマイタケ。上の写真とは別の株。
舞茸丼がおいしかった

マイタケの炊き込みご飯。味、食感ともにバッチグー。
具はマイタケのみ。醤油、酒、みりん、ほんだし、塩をテキトーに入れて裂いたマイタケといっしょに炊飯。文句なしのおいしさ。マイタケのシャキシャキした食感をより残すなら味をつけて炊きあがったご飯に軽く炒めたマイタケを混ぜるといいかも。

マイタケのガーリックバター醤油炒め。定番のおいしさです。定番ってよくわかりませんが、多分、きっとそんなおいしさです。
マイタケをバターで炒めてドライガーリックスライスをバサッと振りかけて醤油をちょっと垂らして完成です。キノコにバターと醤油はほぼ鉄板の組み合わせだと思います。

マイタケとナツメの中華スープ鶏むね肉の燻製入り。あまりおいしそうに見えない写真ですが、そうでもなく、漢方の煎じ薬みたいなクセがほんのちょっとある旨味たっぷりのスープでした。
裂いたマイタケ、生のナツメ、細ぎりにした鶏むね肉の燻製を中華スープにしてみました。味付けはウェイパーに塩コショウ。ちっともおいしそうに見えませんがマイタケの出汁と燻製のかすかな薫香、ナツメのほのかな甘味が相まってちょっと高貴(?)で滋養に富む(多分)おいしいスープになりました。

マイタケの天ぷらラーメン。そばでなく、ラーメンでもなかなかイケます。
煮干しを丸ごと粉砕した粉を煮出した出汁と、鶏ガラスープの素と醤油を混ぜたタレのスープに茹でた中華乾麺で煮干しラーメンをつくり、マイタケの天ぷらをトッピング。のりと生卵も。蕎麦だとフツーなのでラーメンにマイタケの天ぷらを入れてみました。かなりおいしかったです。マイタケとのりの相性はいいと思います。マイタケのり巻き天ぷらなんておいしそうです。

舞茸丼。ネギとの相性はとってもいいと思います。数日間、毎日喫食しました。
鶏もも肉の代わりにマイタケ、玉ねぎの代わりに長ネギでつくった丼。私製のかえしに白だしと水でマイタケをを煮て時間差で斜め切りしたネギを投入。溶き卵を2回に分けて入れ、テキトーに煮てご飯にかけて完成。煮汁にマイタケの旨味が出てかなりおいしいです。マイタケは天ぷらがいちばん好きなんですが舞茸丼が肩を並べました。