『127時間』も挟まれっぱなしでちっとも登らない山映画

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永久駐車観察記 山の本や映画

山の映画なんですが、挟まれちゃう映画です。 徹底的に挟まれちゃいます。実話をもとにした映画だというから驚きです。

挟まれたのはアーロン・リー・ラルストンというアメリカの登山家で、そのとんでもない経験を綴った『奇跡の6日間』(原題 Between a Rock and a Hard Place)が2004年に出版されています。

『127時間』の原題はまんまの『127 Hours』。んっ? 邦題が原題のまんま、か。127時間ずっと挟まれていたのか、遭難から救助までの時間が127時間なのかハッキリしないんですが、とにかくほぼ挟まれっぱなしだったことは確か。

渓谷をトレッキング中に挟まれたアーロン(イケメン俳優ジェームズ・フランコが演じました)は死にグーッと引き込まれていくけれど、生に向かってグググッと攻め寄っていき、ついには自由と生を獲得します。絶体絶命の極限状態のなかで生に向かう力はいったいどこから生まれるんでしょう。

127時間も挟まれっぱなしでちっとも登らない山映画に、わたくしは”死んでも生きて帰る執念”を植えつけられたのでした。

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