豆菓子の燻製をつくりました

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炒り豆に花が咲く ごはん
この諺を選んだことに特に意味はありません。

一般的に、燻製づくりには煙ののりを良くするために素材の表面を乾燥させる工程があります。この乾燥を外気にあてて行う「風乾」が素材が腐りやすい暑い季節には危険です。夏場は燻製に不向きの季節とされている理由ですが、素材をなにかに包んだりしないで裸のまま冷蔵庫に入れておいても乾燥の工程は可能です。けれどもやはり風乾のほうが燻製をつくっている感が大きいのは確か。寒風にさらされて素材の表面がサラッとしてくるとニンマリしてしまいます。

という事情があるんですが、乾燥の必要のない素材もあります。最初から乾燥している素材ならそのまま煙をかければ燻製ができあがります。そんな素材の代表格が豆類です。アーモンドやクルミ、カシューナッツなど数種類の豆を混ぜたミックスナッツの燻製はこじゃれたバーなんかで供されていたりします。これまでアーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツに、カボチャの種を加えたミックスナッツの燻製を何度かつくってきたんですが、ナッツを購入していた東京・アメ横の店に昨今の諸般の事情で足を向けづらくなっています。

そこで近所(とは言っても歩いて15分ほど)の業務スーパーで売っている燻製にできそうな豆菓子を買い込んできました。購入したのは以下の通り。各1袋を燻煙したんですが、「わさび風味 柿ピー」は6パックのうち3パックを使いました。
●グリーン豆
●わさび風味 柿ピー
●バターピーナッツ
●いかピーナ
●うすピー
●黒胡椒そら豆
●いか姿フライ(ゲスト)

6種類ものナッツに「いか姿フライ」を加えた豪華なラインナップです。けれども価格はいちばん高価な「黒胡椒そら豆」でも税込みで100円位(だったかな)。駄菓子界からゲストに迎えた「いか姿フライ」は70円くらいでかなり安価。総額はバー仕様に比べて7分の1です。

燻煙前。

燻煙前。ボウルに豆菓子を入れ、ざっくりと混ぜ合わせます。「いか姿フライ」は燻煙前にテキトーに割りました。

完成。

金ザルに豆を入れてサクラで1時間ほど燻煙。完成です。

肝心のお味はと言うと、手前味噌ながらバッチグーです。燻煙の香りをまとった豆たちは香ばしく、カリッカリッって歯の間で弾けます。1種類をつまんだり数種類をつまんだり、思い切ってガサッてすくったり、無限の味の変化を楽しめます。

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