2025年秋。弩マイナーな尾根でマイタケにぶつかった。

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ごはん
2025年秋。弩マイナーな尾根でぶつかったマイタケ。
2025年10月某日、そこそこメジャーな尾根のまーまーマイナーな支尾根のマイナーな支尾根のヘソを擦り付けんばかりの急登に喘いでいると、ふと見上げたその先にミズナラの大木の根元にマイタケが生えていました。
マイタケ

傘の色は濃い茶色というかちょっと薄い黒色。天然の舞茸は白色から黒色までの色合いでランクづけされていて、黒が最高位。黒は香りや旨味が強く、採れる量は少なく、市場で高値で取引きされるらしい。

ミズナラの根元から剥がしたマイタケ。

「据え膳食わぬわ、、、」などと書くとどこからか叱られそうですが、見て見ぬふりはできません。ちゃんと収穫させていただきました。大きな株を2つ慎重に宿主からはがしてみたらとんでもない重さ(帰宅後に量ると約4kgでした)です。非力なわたくしはこの荷を担いで計画していた尾根歩きを続行できそうにありません。まだ株はあったんですが、それは食わぬことにしてちょっと思案。もうちょっと思案。初めて歩く弩マイナーな支尾根はほぼ終わりでこの先のまーまーマイナーな支尾根もそこそこメジャーな尾根もかつて歩いたことがあります。どうしてもなにがなんでも万難を排して歩いてみたい、という尾根ではありません。おまけに、急いで下山すれば早めのバスに間に合いそうです。「よし! 下山!」と決定。ザックに無理やり押し込んだマイタケの重さに落とされるように山を下り、バスに間に合うことができました。
弩マイナーな尾根を登った記録は『奥多摩尾根歩き』に掲載しないことにしました。場所をはっきりさせてしまうと紅葉期の涸沢カールみたいに大混雑(行ったことないけど)して急勾配の山肌をハイカーたちがぽろぽろと転げ落ちてしまうかもしれません。まっ、そんな数の読者はいらっしゃらないんですが念の為です。
以下、マイタケ料理のごく一部です(2024年のマイタケ料理はこちら)。とくに酒、しょう油、みりんで煮たものはすこぶるおいしゅうございました。マイタケそのものの味を堪能するなら素焼きに塩ハラリがいちばんだと思います。

黒い傘と断面。とんでもなく肉厚です。

マイタケ料理

マイタケを細く裂き、適当な長さにちぎり、酒と醤油とみりんで煮ました。これだけでかなりおいしいんですが、マヨネーズと唐辛子で和えてきんぴら風、卵とじにして丼、こんにゃくを足して煮付け(「檜原温泉センター数馬の湯」風)、などなど夢は広がります。1株の4分の3ほどを煮て直径20cm、深さ9cmのボウルいっぱいになりました。

焼きマイタケ。フライパンにごま油をちょっとて焼きました。しょう油をたらして七味をハラリ。おいしいです。オーブントースターで素焼きしたものは塩コショウで喫食。マイタケの旨味をダイレクトに強烈に味わえました。弩マイナー尾根の息遣いを感じます。ビールから日本酒へ、お酒がすすみます。

酔っ払った勢いで天ぷらもつくったんだけれども食べきれず。翌日、舞茸天玉うどんでいただきました。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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