奥多摩尾根歩き
日向谷右岸尾根

(1/2)


今回は日向谷右岸尾根(ひなただにうがんおね)を登り、ヨコスズ尾根を下りました。
日向谷右岸尾根は長沢背稜(ながさわはいりょう)の酉谷山(とりだにやま)の東にある日向谷ノ頭というピークから南西に下って酉谷と日向谷の出合に落ち込んでいます。前回(先週)歩いた悪谷右又窪右岸尾根(わるたにみぎまたくぼうがんおね)の奥(北)が石楠花尾根(しゃくなげおね)で、そのまた奥にあるのが日向谷右岸尾根です。
アプローチに時間がかかるので足を向けかねていましたが、日が長くなったこともあり先週の余勢を駆って出かけることにしました。
下山は先週とまったく同じルートです。日向谷ノ頭から長沢背稜の登山道を一杯水避難小屋(いっぱいみずひなんごや)まで歩き、ヨコスズ尾根を東日原バス停まで下りました。
途中、カメラを水没させて使えなくなってしまい、スマホで撮影を続けたんですが、スマホのカメラの扱いは慣れていません。いきなり自分の顔が液晶に出たりしてとってもメンドー。下山時の撮影はハナド岩のほかは一切しませんでした。

コース
JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→(2時間)小川谷林道・終点広場→(40分)三又→酉谷→(1時間)日向谷出合→日向谷右岸尾根→(1時間30分)日向谷ノ頭→長沢背稜→(1時間40分)一杯水避難小屋→ヨコスズ尾根→(1時間30分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
(8時間20分)
歩いた日 2021年4月3日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→(2時間)小川谷林道・終点広場→(40分)三又→酉谷→(1時間)日向谷出合


日向谷右岸尾根は取付にたどり着くまでが難儀。最初は三又(みまた)から酉谷の左岸を岩や倒木を乗り越えながらゴニョゴニョと歩き、やがて右岸の山肌に移ってグンと高度を上げた下げたりしながら上流へ上流へと踏み入っていきます。

おはようございます。奥多摩駅から川乗橋行きの臨時便が出ました。東日原行きは空席チラホラで出発し、東日原に到着です。
天気予報は晴れだったはずですが曇っています。曇天に霞む稲村岩とサクラを通過します。
小川谷橋(おがわだにばし)を渡って右折。一石山神社(いっせきやまじんじゃ)、日原鍾乳洞、日原燕岩洞門(にっぱらつばめいわどうもん)を通過し、林道小川谷線へ。
きょうは小川谷の水量は多いようです。
犬麦谷橋で測量が行われていました。
終点広場に到着です。
ちょっと休憩。実は正面の七跳尾根(ななはねおね)を下ってくる予定だったのでこの写真を撮ったんですが、使い道がなくなりました。
小川谷左岸登山道に踏み入ります。
第一崩落地を通過します。
第二崩落地を通過します。
第三崩落地を通過します。
落ち葉たっぷりです。
三又(みまた)に到着しました。
ご飯にします。メニューはおにぎらずとおやつラーメン。おにぎらずの具は卵に薄切りの三枚肉と塩とコショウとしょう油を入れて激しくかき混ぜて焼いた卵焼きです。先週と同じ岩をテーブルにしました。
食後はペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲んだり白湯を飲んだり、20分ほどゆっくりして出発です。左は上滝尾根(1 2)、右はゴンパ尾根。正面の石楠花尾根(しゃくなげおね)に向かって酉谷を遡上します。
消防庁のヘリコプターがバリバリとゆっくり飛んできました。終点広場での訓練だと思うんですが、ちょっとドキドキします。
悪谷を渡ります。
歩きやすそうなところを探すのは疲れますが面白いです。
右岸に移り、グーッと登ってきました。
喜右衛門小屋窪(きえもんこやくぼ)の出合が見えてきました。
喜右衛門小屋窪を渡ります。対岸は以前に登った喜右衛門小屋窪左岸尾根です。喜右衛門小屋窪を渡るとくの字くの字の急登が始まります。ここは喜右衛門坂と呼ばれているようです。
喜右衛門坂を登ってきて
登ります。
喜右衛門小屋窪左岸尾根を乗り越すとややのっぺりしたトラバース(山腹横歩き)です。
小尾根を乗り越しながらのトラバースが続きます。
小川谷よりずいぶん高いところを歩いています。
酉谷随一の巨岩地帯を通過します。
再び酉谷に降りてきました。
左から中沢(なかさわ)が流れ込んでいます。
中沢の細い流れを渡ります。
すぐに左奥から手前に流れるコツ谷との出合です。正面はかつて登ったコツ谷左岸尾根です。
コツ谷の上流方向。古い道標が立っています。
ちょっと登ってコツ谷左岸尾根を乗り越します。
また酉谷に下ります。
日向谷の出合に到着しました。正面が目指す日向谷左岸尾根です。