奥多摩尾根歩き
日向谷右岸尾根

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日向谷出合→日向谷右岸尾根→(1時間30分)日向谷ノ頭→長沢背稜→(1時間40分)一杯水避難小屋→ヨコスズ尾根→(1時間30分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


日向谷右岸尾根は短い尾根ですが地形図通りの急登が続きました。取付はほぼ岩登り。大きめの石でも手がかり足がかりにするのは危険でした。ほぼ浮き石です。バスケットボールより一回り大きな石というか岩でもグガッという感じで動きます。懸命に登りに登って目を上げればミズナラの林立です。最上部でカラマツが優勢になるまではずっとずっと大小のミズナラが立っています。

酉谷の上流方向。登山道の石垣が残っています。
で、こちらが日向谷の上流方向。と、撮影しようとして左足を別の岩にのせたとたんにスルッと滑っちゃいました。左足と左手に持って胸の高さに構えていたカメラと軍手、顔から沢に突っ込むのを防ぐために付きだした右手の軍手が完全に水没。首にかけていたタオルの両端も水没。鏡筒が出たままになって動かなくなってしまいました。どうすればいいのかわからず。とりあえずカメラから電池とSDカードを抜いて岩の上に放置(奇妙な水の跡は濡れた軍手をなすりつけたもの)。
ここからはスマホでの撮影です。日向谷の上流方向。右は石楠花尾根です。放置していたカメラを回収。撮影データは大丈夫かな(ご覧になってきたように大丈夫でした)? 直るかな(不明)? 気分も消沈です。マホービンの保温用に使っているタオルでカメラを包んでザックに入れました。
さて、日向谷右岸尾根に取り付きます。ほぼ岩登りです。冒頭に書いた通り、大きな石でも手がかり足がかりにするのは危険でした。木の根や大岩の角を手がかり足がかりにしてよじ登っていきます。
登ってきて
登ります。これは右側の日向谷。
左側の酉谷。
ちょっと登ると酉谷側の登山道から尾根上近くまで踏み跡が登ってきていました。緩ーい坂です。見なかったことにします。
登ってきて
登るんですが。ずっとザレザレにザレています。
酉谷側を見下ろすと旧酉谷山避難小屋が見えました。もう雨露をしのぐこともできません。
急登から
急登です。
右に見えるのは石楠花尾根です。
左はコツ谷左岸尾根です。
あの奥に見えるピークが日向谷右岸尾根のてっぺんでしょう。
ちょっと勾配が緩やかになったと思ったらまた急登です。
足元の土がガラリと変わりました。乾いたザレから湿り気のあるフカフカしたカラマツの落ち葉になり、かなり歩きやすいです。
登ってきて
長沢背稜の登山道にぶつかりました。そのまま尾根筋を登ります。
登ってきて
長沢背稜に合流です。
あちらのポコリとしたピークが日向谷右岸尾根のてっぺん、日向谷ノ頭でしょうか。
日向谷ノ頭(1702m)に到着。これにて日向谷右岸尾根はおしまいです。曇っていて展望はありません。ほうじ茶を飲んで出発します。
『奥多摩 登山詳細図(西編)』(吉備人出版 2014)にはこの場所が日向沢ノ頭と記載されていますが、『復刻版 奥多摩』(宮内敏雄 著 百水社 刊)の地図(20ページ)には日向谷ノ頭と記載されています。「沢」と「谷」の違いです。日向谷ノ頭のほうが自然だと思うのでこの記事では日向谷ノ頭としました。
長沢背稜を東へ進み、
登山道と合流。そういえば石楠花尾根を乗り越していた、と振り向いて撮った写真なんですが、なぜか動画になっていました。これ動画のキャプチャです。
先週歩いた悪谷右又窪右岸尾根を乗り越します。
埼玉県側に陽が差していました。
七跳尾根に到着。当初は七跳尾根を下る予定だったんですが、消防庁のヘリコプターが終点広場で訓練を続けています。ヘリコプターに向かって下っていくのはどうにも気が進みません。ちょっと思案の末、先週と同じルートでヨコスズ尾根で下山することにしました。
ハナド岩に到着。西(右)方向です。登った日向谷右岸尾根は見えていないと思います。
少し左へ。
少し左へ。
少し左へ。これも動画になっていました。
終点広場の上空でホバリングしているヘリコプターが見えました(写真のほぼ真ん中です)。右下にくねっている道が小川谷林道です。
旧日原小学校のサクラは満開をちょっと過ぎたくらいでした。
東日原バス停に到着しました。ちょっぴり青空が見えてきました。カメラ水没、意気消沈の尾根歩きでしたが、まっ、怪我をしなくて良かったです。ずっと気になっていた日向谷右岸尾根を歩けたし。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。あっ、水の神様も。