シャクナン尾根
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■尾根分断地点→(1時間20分)林道→県道→(1時間15分)[GOAL]浦山大日堂バス停→浦山ダムバス停→ダム見学→国道と秩父線の間の道→西武鉄道西武秩父駅
シャクナン尾根の後半です。前半のような派手な岩ゴツヤセ尾根の急登なんかはありませんが、前回とは異なるこちらが本尾根じゃないかと思われる尾根を下ってみました。地形図に記載のない林道のカーブが何度か尾根に接しながら高度を下げていきます。
尾根の続きに取付きます。
尾根の突端に立ちました。林道を見下ろし、
振り返って尾根を進みます。
1260mの標高点を通過します。倒木やら枯れ枝に覆われています。
標高点を過ぎたあたりから前回とは違うルート取りをします。地形図にない狭い林道にぶつかりました。横断します。
ほぼ北に下っていきます。
先ほどの林道の続きでしょうか、横断し、
天目山林道に出ます。尾根を分断した林道を歩いてくればここに着くはずです。
林道の分断地点方向に少し戻り、
尾根の続きと思われるポイントを下り、
すぐ下の林道の向こう側の
ここから尾根の続きを下ります。
とは言っても尾根の形ははっきりしません。右下に尾根の形があるような。目指します。
下ってきて
スマホGPSで確認し、左に進路修正したりもして、なかなか進路が定まりません。
この先は崖です。1100mの崖記号の場所だと思います。さらに左に進路変更し、
尾根らしい尾根に乗りました。
下ってきて
1080m圏で尾根はギュッとヤセました。
幅広の林道が見えてきました。右後方から下ってきて尾根に接して右へカーブを切って下っています。
右の尾根を下ってきて
そのまま下ります。
また林道のカーブに接します。下にも林道が見えています。
何度も林道のカーブに接します。
踏み跡はあるんですが急降下でザレていてかなり歩きづらいです。
左は激しく切れ落ちています。眼下に舗装された道が見えます。天目山林道です。
ヤセ尾根が崩れないように金網で覆われています。金網に乗ると滑ります。すんなりと林道に降りられるのか不安です。
金網は途切れました。さらに尾根を進みます。右側は緩斜面です。
さらに尾根を進みます。正面下にも林道が見えてきました。
ちょっと左に石垣の端の土砂が崩れた場所がありました。ラッキーです。ここから
林道に降りられました。
あちらが尾根の突端です。これにてシャクナン尾根はおしまいです。前回は尾根筋のわかりづらさや終盤のヤブがちょっとやっかいでしたが、今回のルートはスッキリ感があります。欲を言えば林道とのタッチ・アンド・ゴーがもう少し控えめだとありがたいんですが。
林道の向こうのシャクナン尾根の続きです。細久保谷右俣(ほそくぼだにみぎまた ホンセン)にガクッと切れ落ちているはずです。見えませんが地形図はそんな感じです。ほうじ茶を一口飲んで浦山大日堂(うらやまだいにちどう)バス停を目指して林道を下ります。
「足くくりわな設置中」の警告がありました。くくられたくはありませんが「万が一わなにくくられてしまった場合は、ネジを手で緩めることで簡単に外すことができ」るそうです。
ぐにゃぐにゃした林道をてくてく歩き、前回にシャクナン尾根を下ったときの階段を通過し、
すぐに棒杭ノ頭(ぼうくいのあたま)で長沢背稜またぎをしてグミの滝から下ってきた道を分け、
茂った草の向こうの細久保谷左俣の滝をちょっぴり眺め、
高い場所に祀られた祠や森林管理事務所の建物が建っているシゴー平を通過し、
細久保橋のゲートを抜け、
浦山川に架かるのわまた橋を渡った先の県道を右へ。
すぐに浦山大日堂バス停です。奥から歩いてきました。トイレとベンチがあります。雷鳴は聞こえませんが雨はまだ止まず、細い糸を引いています。
浦山ダムバス停で下車。「あたまを雲の上に出し」と『ふじの山』を奏でながら秩父市営バスぬくもり号は去っていきます。曲はいくつか用意されていて選択は運転手さんにまかされているとのこと。夏向きは『われは海の子』『ふじの山』があってこの日は『ふじの山』をチョイスしたけれど『虫のこえ』なんかを流しても別にかまわないらしい。2019年8月に仙元尾根を下って乗ったときは『われは海の子』でした。そこそこキツい山歩きを終え、山深い地で海の歌を聞きながらバスに揺られるのは不思議な気分でした。
浦山ダムバス停で途中下車したのは、ダムに設置されている階段を歩くためです。歩けるのは17時まで。これまでチャンスはありませんでした。向こう岸のコンクリート壁と樹木の境目に階段が設置されています。
浦山ダムでできた秩父さくら湖の上流。長沢背稜方面、と言ったら大ざっぱすぎるかな。
ダムの下流、浦山川の下流側。秩父市街が見えます。
階段を見下ろします。
下りてきて
下ります。
ダムの壁を見上げたりしながら
約500段の階段はおしまいです。うーん、正直なところ、じいさん一人で歩いてもとくに面白いものではないかもしれません。カップルやグループでなんやかんや言いながら上り下りするのが吉じゃないでしょうか。
浦山川に架かる諸上橋(もろかみばし)からダムを見上げ、
浦山口駅近道の案内板に誘われ、秩父線の鉄橋を見上げ、
駅は通過し、不動名水で水をいただき、
昭和な久保商店やきとりハウスで缶ビールを購入し、武甲山(ぶこうざん)を背景に秩父線影森(かげもり)駅に減速しながら入線する電車を通過し、すぐに通過され、
西武秩父駅から特急ラビューに乗りました。途中のコンビニで缶レモンサワーを購入し、久保商店でいただいたゼリー菓子と山中で摘んだサンショウの葉っぱを肴に家路についたのでした。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。大雨に降られましたが雷が近づくことはなく無事に下山できました。また、よろしくお願いします。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。大雨に降られましたが雷が近づくことはなく無事に下山できました。また、よろしくお願いします。