奥多摩尾根歩き
バケモノ山南東尾根、浅間尾根840m圏北尾根

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今回はバケモノ山南東尾根を登り、浅間尾根840m圏北尾根を下りました。
バケモノ山南東尾根は前回のバケモノ山南尾根の西隣のごく短い尾根です。なんとも苦しい名付けですがしようがありません。
浅間尾根840m圏北尾根浅間尾根の払沢ノ峰(858mの標高点)と867mの標高点の間にある840m圏の小ピークをてっぺんにして、ほぼ真北に瀬戸沢(せどさわ)という沢になだらかに没している尾根です。こちらの名前もテキトーです。
※「標高」は省略しています。
コース JR五日市線武蔵五日市駅→[START]笹野バス停→(15分)バケモノ山南東尾根取付→バケモノ山南東尾根→(1時間)バケモノ山→吉祥寺尾根→浅間尾根→払沢ノ峰→(1時間)浅間尾根840m圏→浅間尾根840m圏北尾根→(1時間)瀬戸沢→(20分)浅間林道540m圏→(1時間)[GOAL]払沢の滝入口バス停→JR五日市線武蔵五日市駅
(4時間40分)
歩いた日 2025年4月19日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR五日市線武蔵五日市駅→[START]笹野バス停→(15分)バケモノ山南東尾根取付→バケモノ山南東尾根→(1時間)バケモノ山→吉祥寺尾根→浅間尾根→払沢ノ峰→(1時間)浅間尾根840m圏


バケモノ山南東尾根は林道馬道線から取付きました。直線距離で400mの短い尾根ですが標高差は200mあって斜度は26°強。日本山岳会によると快適に登れる斜度は15°までらしいので急登だらけの尾根だと想像できます。気負っての出発だったんですが、ちょっと肩透かしでした。

おはようございます。武蔵五日市駅前から数馬行きのバスに乗り、笹野バス停で降りました。
振り返ると前回に登ったバケモノ山南尾根が左端に見えます。
今回はバスを追いかけるように1分ほど歩き、道路向かいの坂道を登ります。
正面にバケモノ山南尾根が見え、道なりに左にぐっと曲がっていくと
馬道林道です。
コンクリート橋を渡ると右手はバケモノ山南東尾根の下端です。取付くのはキビしそうなので先に進んでみます。
地形図では林道はこのあたりが終点ですがまだ先にのびています。
地形図の林道点からすぐ先のここから取付くことにしました。ガレガレですがゆるい斜面です。ザックを降ろし、ワークマンのヤッケを脱ぎ、杖と軍手と手ぬぐいをザックから引っ張り出して正装に。
一歩ごとにゴロガラと足元をずり滑らせながら登ってくると
な、なんと、荒れてはいるけれどしっかりした林道に出ました。「へっ!?」です。
林道は下の方で左にぐーっと曲がって、取付いた場所につづいているようです。とほほ。茨の道を選んでしまいました。
嘆いてもしようがありません。取付ける場所を探しながら山肌を削った林道を登ります。
ここを登れそうですが、尾根に立ってもすぐにまた林道を横切るハメに陥ることはよくあること。
念のため林道をもう少し先に歩いていくと、林道はぐーっと右に曲がってバケモノ山南東尾根をはなれていくのが見えます。
小尾根を回り込むと崖を斜めに登っていく踏み跡が刻まれていました。ここからバケモノ山南東尾根の横っ腹に取付きます。
登ってきて
登ります。キツい勾配です。
バケモノ山南東尾根に立ちました。下方です。
木をつかんで体を引き上げ押し上げながら登ります。
すっきりした尾根ですが容赦のない勾配です。
右手にバケモノ山南尾根が見えます
急登がつづきます。
キツい傾斜の滑りやすい落ち葉を踏みながら登ってきて
540m圏で右から登ってきた小尾根と合流。
合流点から左へ登っていきます。空が広がってきました。
すんごい障害物です。
くぐったり乗り越えたり引っかかれたり天然ゲートに押し戻されたり押し返したりしながら登ってきて
採石場に出ました。ブル道の向こうの崖に取付いたんですが踏み込んでも踏み込んでも滑り落ちるばかりで断念。
ぐるっと回り込んで崖の上に立ちました。604mの標高点が設定されているバケモノ山の凹んだ山頂を見下ろします。これにてバケモノ山南尾根はおしまいです。そういえば、キツい勾配だらけのはずだったんですがそーでもなかったような。初っ端の林道歩きが長かったせいかな。
などと思いながら山頂「附近」からの景色です。
これも。
ブル道をちょっと歩いて尾根(バケモノ山尾根)のつづきに向かいます。
ブル道のタンポポを愛で
尾根に復帰しました。
振り返って。ゴルフ場に見えなくもないです。コース先端のバンカーみたいなのがバケモノ山の山頂で、その向こうに登ってきたバケモノ山南東尾根が下っています。
振り返って。左手には浅間尾根が横たわっています。
ぐーっと登って振り返って。
振り返ると採石場からはなれて急登です。
700m圏の小ピークで右から登ってきた小尾根と合流し、左に曲がって
登っていきます。頭上で空が稜線でビシッと区切られています。
760m圏で右から登ってきた吉祥寺尾根と合流しました。左へくっと曲がり、
浅間尾根をめざします。おだやかな尾根歩きがつづきます。
鉄鋲が埋め込まれた東京都水道局の標石を通過します。
ちょいヤセ尾根になったりもします。
右手前に払沢ノ峰北尾根が見えます。
浅間尾根への小ピークは登らすに右の巻き道をたどり、
浅間尾根に立ちました。
858mの標高点が設定されている払沢ノ峰を通過します。
右に下っていく浅間尾根840m圏北尾根が見えてきました。
浅間尾根840m圏北尾根の下降点に到着です。ザックを降ろして休憩します。