奥多摩尾根歩き
バケモノ山南尾根、松生山北尾根

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今回はバケモノ山南尾根を登り、松生山(まつばえやま)北尾根を下りました。どちらの名前もテキトーです。
バケモノ山は檜原村のバケモノ山です。604mの標高点が設定されているんですが、山頂部分は採石されてどこかのビルか橋か道路なんかになっています。尾根の場所は下の地図を参照してください。取付く場所がはっきりしないままの出発でした。
松生山北尾根浅間尾根(せんげんおね)の松生山からほぼ真北に下っている尾根で、こちらは着地点がはっきりしないままの出発です。
こちら方面に野暮用があったので無理やりひねり出した短めのルートです。ではあるんですが、そこそこハードな尾根歩きになってしまいました。
※「標高」は省略しています。
コース JR武蔵野線武蔵五日市駅→[START]笹野バス停→(10分)バケモノ山南尾根取付→バケモノ山南尾根→(1時間30分)バケモノ山→浅間尾根→(40分)払沢ノ峰→(35分)松生山→松生山北尾根→(1時間)時坂古道(峠の茶屋)→浅間林道→(1時間)[GOAL]払沢の滝入口バス停→JR武蔵野線武蔵五日市駅
(4時間55分)
歩いた日 2025年4月12日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR武蔵野線武蔵五日市駅→[START]笹野バス停→(10分)バケモノ山南尾根取付→バケモノ山南尾根→(1時間30分)バケモノ山→浅間尾根


バケモノ山南尾根は取付に苦労するかなと思っていましたが、現場を歩いてみると杞憂でした。民家の裏をかすめ登り、踏み跡をたどる短いトラバース(山腹水平移動)でバケモノ山南尾根に立つことができました。
尾根は予想外に歩きやすく、いい塩梅のヤセ尾根があったりして、「素敵」なんて思ったりもしました。

おはようございます。武蔵五日市駅前から上川乗行きのバスに乗り、笹野バス停で降りました。上川乗で起きた土砂崩れで数馬行きのバスは上川乗までの往復運転になっています。
バスを見送り、振り返ります。
正面がバケモノ山南尾根です。
檜原街道の笹野大橋と並んで山側に架かっている馬道橋という小さな橋を渡ります。取付点として当たりをつけていたあたりです。
この擁壁を登っていけばバケモノ山南尾根に近づけそうです。電柱の根元に鉄の短い梯子が立てかけられています。不安だった取付ですがバッチグーな展開です。
登ってきました。
そこそこしっかりした踏み跡にぶつかりました。たどります。
すぐに踏み跡は下りと直進に分岐。下りは民家の裏にのびているようす。トラバースを選択。
小さな谷を越えるとめざすバケモノ山南尾根です。
取付きます。藪がちです。
かなりキツい
勾配がつづきます。雨がつづいたせいか、足元はいい塩梅に沈んだと思ったらズーールって滑ったりでやっかいです。
370m圏でやや平坦になったけれど
すぐにまた急登です。村内放送(?)が流れてきて「復旧」「片側交互通行」という単語が聞き取れました。どうやら上川乗あたりの通行止めは解除されたようです。
右から急峻な尾根が登ってきます。
右からの尾根と合流したと思ったらすぐにまた右から尾根が登ってきました。かつて歩いたバケモノ山尾根です。
登ってきて
バケモノ山尾根
合流。540m圏です。
合流後に尾根はヤセました。
鞍部からの急登です。ヤセ尾根はつづきます。
ミツバツツジですか?
空に向かってゆるく登っていきます。
空が広がりました。バケモノ山はすぐそこです。
採石場の端っこです。ピークに立ったんですがバケモノ山の山頂ではありません。山頂はあのクレーターあたりです。
604mの標高点あたりがバケモノ山の山頂ですが、がっつり凹んでいます。604mにはとても足りません。
バケモノ山尾根のつづきをめざします。
つづきに取付きます。
振り返って。馬頭刈尾根が見えているはずです。
急登がつづきます。
振り返って。戸倉三山あたりが見えているはずです。
振り返ると植林内の急登です。
登ってきて
登っていくと
檜原城址につづく尾根(吉祥寺尾根)に合流。760m圏です。
途中で採石場で尾根はなくなっているけれど檜原城址はこの先です。
おだやかな
尾根歩きがつづき、
浅間尾根の稜線が見えてきました。
稜線直下の短い急登を登り詰めると
浅間尾根に立ちました。840m圏です。
ザックを降ろして休憩します。「ソイジョイ プラントベース バナナ」をかじってペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みます。