奥多摩尾根歩き
黒山西尾根、タカサス沢右岸尾根、惣岳山東尾根

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奥茶屋キャンプ場(跡)→(5分)大丹波浄水場→惣岳山東尾根→(1時間)惣岳山(青木山 真名井北稜)→真名井北稜→(40分)真名井橋→(50分)[GOAL]JR青梅線川井駅


惣岳山東尾根は急登でできた尾根です。初っ端は植林内の急登です。枝打ちされた枝葉を踏み、間伐された木をまたぎ、ヒーヒーとしのぐとさっぱりと明るい尾根が広がるんですが急登のまま。ミズナラの大きな木がたくさん立っていて、キツい傾斜を覆った落ち葉やどんぐりに滑りながら眞名井北稜直下の急登が終わると、真名井北稜を少し歩いて惣岳山(青木山)の山頂に到着です。

大丹波川を渡り、道路を右へ。
すぐに惣岳山東尾根の下端部に立っている大丹波浄水場に着きます。少し下流に新しい浄水場ができているんですが、大量の水が流れるような音がゴーゴーと聞こえます。
擁壁を乗り越えやすい浄水場の右側から惣岳山東尾根に取付きました。
登ってきて
登ります。かなりキツい勾配です。
そこそこしっかりした踏み跡にぶつかったんで思わずたどってみたんですが、どんどん尾根をはなれそうなので
惣岳山東尾根の本筋に戻って登ってきて
登り、あのてっぺんで左から登ってくる尾根と合流します。
ずっと植林に囲まれていたんですが、尾根と合流し、520m圏で左手が雑木になりました。
540m圏でがらりと尾根相が変わり、雑木に覆われた明るい尾根になりました。
キツい急登が続いています。あのてっぺんで左から登ってくる尾根と合流します。
580m圏で左からの尾根と合流すると尾根は植林に囲まれてなだらかになりましたが
すぐにまた急登が始まりました。てっぺんで右から登ってくる尾根と合流します。
えっちらおっちら登ってきて
いつのまにか右から登ってきた尾根と合流していてそのままえっちらおっちら登ります。
登ってきて
真名井北稜に立ちました。真名井北稜を右(西)へ。
すぐに惣岳山(青木山)の山頂(710mの標高点)に到着。これにて惣岳山東尾根はおしまいです。大丹波川に架かる北川橋(きたがわばし)近くの青木神社はかつてここに建っていた神社が引っ越ししたものらしい。高水三山の一座である惣岳山の山頂には青渭神社(あおいじんじゃ)が建っていますがなにか関係があるのでしょうか。
惣岳山山頂から北の眺め。
東の眺め。
南の眺め。
西の眺め。微妙な展望です。
ほうじ茶を飲んで真名井北稜を下ります。
赤杭尾根の支尾根である赤杭東尾根がドンと見え、奥には蝉沢左岸尾根(せみざわさがんおね)が見えているはず。私見ですが真名井北稜の醍醐味は惣岳山より上に凝集されています。惣岳山より下でいちばんのココロ躍るポイントはここじゃないでしょうか。もちろん、尾根は線ですから1点で語るのは無理があるとは思います。
新秩父線No.41鉄塔を通過します。
新秩父線No.40を通過します。
新秩父線No.39の手前で尾根をはなれ、右に下ります。
この巡視道は「奥多摩くの字くの字に曲がらない取付から尾根上までの道で賞」で優勝です。尾根上から林道(林道真名井線)まで500数十mにわたって一度もくの字に曲がりませんでした。
真名井沢や林道が見えてきました。
林道に降ります。
真名井橋を渡り、振り返って真名井北稜です。川井駅に向かいます。
川井駅への階段と飛行機雲。
赤杭尾根を背景に青梅行きの電車がやってきました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。2回目の「短い尾根をゴニョゴニョとシリーズ」を無事に終えることができました。短時間に登り下りを繰り返すのは体力的にちょっとしんどいけれど長大な尾根を走破するのとは違った達成感があって楽しいです。大振りなガッツポーズ1回ではなく、小さなガッツポーズを何回もするような感じ、って、ちょっと何言ってんのかわかんないです。とにかく、またよろしくお願いします。