奥多摩尾根歩き
日向沢ノ峰、有間峠、有間山、滝入ノ頭、鳥首峠、冠岩、浦山大日堂

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日向沢ノ峰→オハヤシノ頭→仁田山→(1時間)有間峠→(40分)有間山→(25分)橋小屋ノ頭


日向沢ノ峰からいきなりのルートミス。幸いすぐに気づき、有間山へと続く埼玉県側の尾根に踏み入りました。仁田山有間峠有間山橋小屋ノ頭へと歩き、時折、展望が開ける心地よい尾根道が続きました。

日向沢ノ峰のてっぺんからまずはオハヤシノ頭という分岐をめざします。北へグーッと下ります。
広場に降りてきました。右奥は棒ノ折山(ぼうのおれやま)方面への道です。直進します。
てくてくと歩いていたんですが、すぐ着くはずのオハヤシノ頭に出合いません。
行き過ぎていました。戻ります。
小高い位置に道標が立っていました。オハヤシノ頭です。踊平がフロアならオハヤシノ頭はお立ち台でしょうか。古人はこのあたりで踊りまくったに違いありません(知りません)。お立ち台を越えると埼玉県です。
越えました。いい雰囲気です。右は飯能市、左は秩父市の市市境界尾根です。
建設現場の足場のような橋を渡ったりもします。
鉄塔(新秩父線51号)にぶつかりました。標高1240m圏です(以降、「標高」は略)。
北西がバーンと開けて鉄塔が並んだ向こうに仙元尾根(せんげんおね)が見え、
東はバンと開けて長沢背稜(都県境尾根)の棒ノ折山なんかが見えました。
鉄塔をくぐり、先に進みます。
木の板で土留めされた階段が続きます。
右下の林道(日向沢線)と接します。そのまま尾根道を進みます。
1160mあたりです。林道の擁壁の上から長沢背稜(都県境尾根)が見渡せました。名栗湖(なぐりこ)が白いY字形に見えています。
1211mの標高点です仁田山と書かれた山名板が木にくくりつけられていました。
南東側がちょっぴり開けていました。
おだやかな尾根道が続き、
有間峠が見えてきました。
有間峠に降りました。案内板によると有間峠は歩いてきた尾根道と林道広河原逆川線(ひろがわらさかさがわせん)の交差点で、林道日向沢線の終点でもあるようです。
有間峠からの眺め。名栗湖が白いI字形に見えています。
あちらが林道日向沢線の終点。右上が歩いてきた尾根道。水を飲みながらちょっと休憩し、
振り向いて、このゲートの右の支柱の向こう側から尾根の続きに取付きます。有間峠から有間山(タタラノ頭)の間は逆ルートですが、バラ尾根を登って中尾根を下ったときに歩いたことがあります。が、ほぼ記憶にはありません。
山腹を斜上して尾根の続きに乗りました。
1180mあたり。久々のちょっとした急登です。
登りきると1200m圏のピークです。左から登ってきた尾根と合流し、下ります。
こんなピークを越えたりもして
飯能市も秩父市も仲良く新緑です。
このゴツゴツした尾根を登りきると
地形図に有間山の記載がある山頂です。三等三角点があり、標高は1213.44m、基準点名は有馬。うーむ、言わせてもらいます。「ありまー。なんで字が違うの?」。ここにはタタラノ頭と書かれた山名板もあり、混迷具合に拍車をかけています。
山頂を出発します。快適な尾根道が続きますが、グーッと登りがあったりもして、
登るとグググーッと下ります。
グーッと登ってまたグググーッと下ります。その先でまたグーッと登るみたい。
やっぱり。またです。
で、グーッと登ると
まるーい山頂は1163mの標高点で
「有間山(橋小屋の頭)1163M」のでっかい山名板が立っていました。
名栗村(1889-2004年、2005年から飯能市)と彫られた道標や
県造林と渋い書体で彫られた標石や
山火事注意の看板に有馬尾根と書かれていたりする山頂です。どうやらここから有間峠までが有間山で、有間山は広くて長い山域の総称らしい。ややこしいです。
次はまず鳥首峠を目指し、廃集落となった冠岩を経て浦山大日堂バス停に16時までに着く、という目論見、だったのですが。