奥多摩尾根歩き
日蔭本田山北東尾根(西沢左岸尾根)、日蔭本田山南西尾根

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日蔭本田山→日影山本田山南西尾根→盆堀林道


日蔭本田山南西尾根はほぼ雑木に囲まれた明るい尾根です。断続的にやってくるザレた急降下がやっかいですが、下端部は急降下が連続し、さらにやっかいになります。
林道への着地は擁壁の切れ目からズリズルッと2m弱、滑らないように落ちないようにと思ったんですが、残念ながら滑るように落ちるように林道に降りました。

日蔭本田山の山頂を後にし、
日蔭本田山北西尾根に向かってちょっと引き返します。パイプが立っているちょうどここから日蔭本田山南西尾根を下ります。
ザレた雑木の尾根です。無地のパイプが朱塗りパイプになりました。上3分の1くらいが塗られています。
臼杵山をほぼ正面にして下ります。前回登った臼杵山東尾根が先週のように思い出されます。伐採地を縁取るナメイリ沢右岸尾根もはっきり見えます。
かなりの勾配を下ってきて
さらにキツい下降です。
岩があるとほっとします。
滑ってイナバウアーみたいになるのでたまらずチェーンスパイクを履きました。
440m圏のビシッとした左右の分岐です。
より急降下度の高い右へ。しようがありません。
かなりシンドい思いをしながら下ってきて
下ります。どーにもこーにも急降下です。
朱塗りパイプはまだつづいています。
つかめるものはなんでもつかんで下ってきて
盆堀林道が見えてきました。
朱塗りパイプに引き寄せられましたが、ここは擁壁が高くて降りられません。左へ移動し、
擁壁の切れ間からずりずりずると林道に降りました。これにて日蔭本田山南西尾根はおしまいです。
金堀沢の下流方向に少し歩いて菅山橋(すがやまばし)という橋から日蔭本田山南西尾根の横っ腹を見ています。下端部で右に進路をとれば林道に降りるのは楽ちんだったみたい。まっ、今更ですが。
次は刈寄山南西尾根の取付に向かいます。といってもココ、というポイントはわかっていないんですが、とにかく金堀沢の上流に向かって盆堀林道を歩きます。チェーンスパイクを脱ぐとチェーンの1か所が伸びてはずれていました。ぶらぶら状態です。すでに2か所を修理しています。歯も丸まってきたしそろそろ買い替えどきでしょうか。
金堀沢と石仁田沢の出合に架かる石仁田橋から刈寄山北西尾根の出合を眺め、
ナメイリ沢右岸尾根の横っ腹を眺め、
松株沢を眺め、
謎のゲートを横目に
金堀沢と千ヶ沢の出合に落ち込む市道沢右岸尾根の下端を眺め、盆堀林道をてくてく歩きます。刈寄山南西尾根はもうすぐです。後編につづきます。