奥多摩尾根歩き
離岩尾根、蕎麦粒山北東尾根

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蕎麦粒山→蕎麦粒山北東尾根→(2時間15分)広河原逆川林道(一工場谷と三工場谷の出合)→(1時間)[GOAL]浦山大日堂バス停→西武秩父線西武秩父駅


蕎麦粒山北東尾根は雑木に囲まれています。ヤセて左(西)側が切れ落ちていて、分岐が多く、尾根の形がはっきりしなかったり歩きやすそうな尾根に誘いこまれそうになったり、かなりわかりずらい分岐もありました。けれどもさらにやっかいなのは下降点でした。岩(大)の地図記号が互い違いに並んでいる810m圏から730m圏にかけてのルート取り、そして岩の突端で進退きわまってからのガレ場の降下で林道が見えてくるまで緊張が続きました。

蕎麦粒山北東尾根はあちら。まーるい尾根で方向が定まりません。スマホGPSで進路をチェック。
なだらかな下りはじめです。
下ってきて
下ると尾根はヤセてきました。
1400m圏の小ピークに乗ると微妙な分岐は右へ。
下ってくると地形図からはわからないグニャリとした地形に出くわしました。1380m圏です。左手奥に岩が突き出ています。気になります。
倒木をまたいだりくぐったり、
岩に立ちました。
はるか遠くに秩父さくら湖や荒川沿いの市街地が見えます。手前は仙元尾根(せんげんおね)です。稜線を左上にたどると
長沢背稜の仙元峠がポコリとしています。
蕎麦粒山北東尾根に戻るとすぐに分岐です。左へ。
左側はバシッと切れ落ちています。
1320mあたりの分岐はとってもわかりづらいです。尾根筋をはなれるように左へ。
尾根の形は見えてきません。
下ってきて
下ると
また、左が切れ落ちたヤセ尾根になりました。
1270m圏の分岐は右へ。
1240m圏の分岐は右へ。
アップダウンを繰り返しながらヤセ尾根が続きます。
1155mの標高点あたりを通過します。とくになにもありません。
1130m圏で白い網タイツをはいたヒノキが出現。黒い網タイツはこちら[七跳尾根、ハンギョウ尾根 2018/11]。
1120mあたりの分岐は右の網タイツではなく左へ。網タイツ側がとても歩きやすそうで魅力的なんですが左へ。
すぐに急降下が始まりました。
ダーッと下ってきて
1070mあたりの広場。尾根は右に曲がり、
新秩父線54号の鉄塔をくぐります。
展望はちょっとだけ。
左奥の脚の先に尾根は続いていました。
どんどん下り、
872mの標高点あたりを通過します。岩ゴツです。
810mあたりです。地形図に岩(大)記号が記載されたエリアにさしかかりました。デンジャラスなにおいがぷんぷんします。下に見えている大岩を避けるために右に進路変更します。
水の流れる音が大きく聞こえてくるようになりました。
写真ではさっぱりわかりませんが、ごく短い距離のトラバース(山腹水平移動)です。左は激しく切れ落ちていて踏み跡はのっぺり。かなり緊張しました。
大岩を巻くように下ってきて
尾根に復帰です。とんでもない急降下です。
下ってきて
あの先に尾根が見えません。

んーーーー。
一歩も進めません。引き返します。
尾根右手の薄い踏み跡をたどって下ってきました。
踏み跡は隣の小尾根に向かっていますが、
林道が下に見えます。ここを下ります。ガレガレのザレザレで歩きづらいことこのうえないです。
引き返さなければあの崖を下るというか落っこちることになったはずです。

蕎麦粒山北東尾根の末端部。林道が見えてきました。
下ってきて
藪を突っ切って
林道に立ちました。これにて蕎麦粒山北東尾根はおしまいです。
近くに立っていた林道標識。よーく見ると「林道 広河原線 起点 埼玉県」と書かれています。広河原線は広河原逆川線(左の舗装道路)から分岐した短い林道のようです。広河原逆川線を下り、浦山大日堂バス停をめざします。
一工場谷(上)と三工場谷がここで合流。広河原谷になります。
蕎麦粒山北東尾根
広河原谷の対岸に見えた「ウエロッポー谷」などと書かれた看板。明らかに廃道です。
その廃道に架かった渡れそうもない橋。
広河原谷対岸の「秩父 彩の国キャンプ場」を過ぎ、「浦山渓流フィッシングセンター」を過ぎ、
てくてくてくてく歩きます。
どうしたらこんなことになるのか不思議な岩を眺めながらてくてく歩きます。
広河原谷にかかる広河原橋を渡ります。確かに、道中に見えた広河原谷の川原はどこも広かったです。
冠岩川に掛かる冠岩橋を渡ると広河原逆川線はおしまい(振り返って)で、
右手から合流する道は[日向沢ノ峰、有間峠、有間山、滝入ノ頭、鳥首峠、冠岩、浦山大日堂]を歩いたときに下ってきた道です。
すぐに浦山大日堂バス停に着きました。16時発のバスまで1時間ほどあります。西武秩父駅まで歩くことにしました(ログはここまで)。
サルに胡散臭そうな目で見られたり
寄国土(ゆすくど)トンネルからガオーッと吐き出されたりしながら
浦山ダムを
エレベーターで降り
てくてく歩き続けます。
浦山口駅近くの不動尊不動名水で水を汲み、ちょっと休憩。
「やきとりハウス 久保田商店」で缶ビールを買って
「影森今井屋」は通過して
路傍の黒電話をしげしげと眺めたりもします。西武秩父駅まではまだまだあります。
書いておきます。蕎麦粒山北東尾根の木の幹や枝に塗られた赤ペンキはヒドイです(もちろん地権者の手によるものであればなんの問題もありません。わたくしがとやかく言うことではありません)。尾根そのものはとても気に入ったんですが、塗られたのか吹き付けられたのか、赤ペンキの多さに愕然とさせられました。ほんの数mおきに塗られているのはあたりまえで、3本連続して立木に塗られていたり、ところかまわず塗りたくられています。そこになんらかの意図や意味は感じられず、センスはなくて下品、否、無品です。汚らしいだけです。下手したら器物損壊で訴えられるレベルだと思います。まっ、不法侵入のわたくしが言うのもなんですが。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。また、よろしくお願いします。