奥多摩尾根歩き
峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)、栗ノ木沢ノ頭南尾根

(1/2)


今回は峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)を登り、栗ノ木沢ノ頭南尾根を下り、峰見通り710m圏南尾根(ナロー沢右岸尾根)を登り、弾左衛門ノ峰南東尾根(ニシゲイト沢右岸尾根)を下りました。いずれも戸倉三山(臼杵山、市道山、刈寄山)の1座、市道山から東にのびる峰見通りの南面に派生して醍醐川に没している尾根です。名前はテキトーです。
「短い尾根をゴニョゴニョとシリーズ」第11弾です。[(第8弾までのリスト) (第9弾)(第10弾)]前編「峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)栗ノ木沢ノ頭南尾根」、後編「峰見通り710m圏南東尾根(ナロー沢右岸尾根)弾左衛門ノ峰南尾根(ニシゲイト沢右岸尾根)」に分けます。 このページは前編「峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)栗ノ木沢ノ頭南尾根」です。
※沢の名前はほぼ『奥多摩』(宮内敏雄 昭和刊行会 昭和19 国立国会図書館デジタルコレクション)の119ページ「戸倉三山附近その一」と127ページ「戸倉三山附近その二」に掲載されてる地図によります。
※「標高」は省略しています。
コース 高尾駅北口→[START]関場バス停→醍醐林道→(50分)峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)取付→峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)→(1時間25分)峰見通り730m圏→トヤド→(20分)栗ノ木沢ノ頭→栗ノ木沢ノ頭南尾根→(40分)道路→(10分)峰見通り710m圏南東尾根(ナロー沢右岸尾根)取付→峰見通り710m圏南東尾根(ナロー沢右岸尾根)→(1時間25分)峰見通り710m圏→(20分)弾左衛門ノ峰→弾左衛門ノ峰南東尾根(ニシゲイト沢右岸尾根)→(1時間)醍醐川ニシゲイト沢出合あたり→道路→湧水に寄り道→陣馬街道→(55分)[GOAL]夕焼小焼バス停
(7時間5分)
歩いた日 2025年3月22日(土)
峰見通り730m圏南東尾根
栗ノ木沢ノ頭南尾根
峰見通り710m圏南東尾根
弾左衛門ノ峰南尾根
ミョウガ平窪
ロッカゲ沢
ナロー沢
(ニタコロガシ沢)
ニニク沢
ヨメトリ坂
篠八窪尾根
栗ノ木沢ノ頭
市道山北西尾根
カナバ沢
猪畑尾根
トッキリ場
刈寄山北東尾根
チガ沢
石立ノ頭
今熊山
古愛宕山
鈴川
西沢
日蔭本田山南西尾根
刈寄山南西尾根
舟子尾根
豆佐嵐山
舟子尾根ノ頭
ウスギ沢
ヤニラ沢
臼杵山東尾根
臼杵山北西尾根
730m圏
石仁田橋
伝名沢林道
千ヶ沢林道
680m圏
穴ノ谷
石仁田沢
日蔭本田山
グミ尾根
棡葉窪
松株沢
九郎兵衛谷
オリソコナイ沢
日向沢
弾左衛門ノ沢
三郎ノ岩道窪
ナメイリ沢
ナメイリ沢右岸尾根
石津窪左岸尾根
刈寄山南尾根
刈寄山北西尾根
石津窪山
高萱
高萱尾根
通り尾根
市道沢
石津窪
千ヶ沢
伝名沢
市道沢右岸尾根
石津窪右岸尾根
盆堀林道
盆堀林道
金堀沢
栗ノ木尾沢
日蔭本田山北東尾根
峰見通り
(栗ノ木尾根)
トヤド
弾左衛門ノ峰
ニシゲイト沢
(森久保沢)
300 m
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

高尾駅北口→[START]関場バス停→醍醐林道→(50分)峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)取付→峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)→(1時間25分)峰見通り730m圏


峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)は地形図を見るとほぼ針葉樹なんですが、歩いてみるとほぼ雑木の明るい尾根でした。とんでもない急登もなく、崖登りもなく、危なっかしいヤセ尾根もなく、暑いぐらいの陽気のなか、のんびりとした尾根歩きができました。

おはようございます。高尾駅北口から陣馬高原下行きのバスに乗り、関場バス停で降りました。バスはすぐ先の醍醐川に架かる落合橋を渡っていきます。道路反対側の空き地でザックから杖と軍手を引っ張り出し、防寒着兼雨合羽を押し込みました。
出発します。バスを追いかけるように進むんですが落合橋は渡らずそのまま醍醐川沿いに歩きます。
「ふかまるばし」と読むらしい。最初の文字が謎。「ふ」と「下」がくっついた字なのかな。そんな橋を渡り、
「イノシシ注意」の看板を通過します。「■もし、出会ってしまったら」のいの一番は「何もせず放おっておきましょう」でした。
馬頭観音像を見上げたりもします。
右手は醍醐川とニシゲイト沢の出合にかかるにしげいと沢橋です。橋を渡ると盆堀林道です。正面はきょうの最後に下ってくる予定の弾左衛門ノ峰南東尾根(ニシゲイト沢右岸尾根)が迫っています。下端部に人家が見えます。
にしげいと沢橋を渡ってみるとニシゲイト沢に小さな橋が架かっていました。ここに降りて来られればバッチグーなんですが立入禁止です。
引き返して醍醐川上流に向かって歩きます。「あの小尾根から醍醐川に降りればなんとかなるかなあ」などと思いながら先に進みます。そういえば林道醍醐線の起点がわかりしません。もう醍醐林道なのでしょうか。帰宅後、調べましたがやっぱりよくわかりません。
「マムシ注意」の看板が立つしっかりした道が登っています。地形図の破線(徒歩道)のようです。
そこから数歩、Googleマップに掲載されている「恩方の湧き水」です。楽しみにしていた湧き水です。軍手をぬぎ、手に受けて一口。「おいちー」。思わず声が出てしまいました。帰りに汲んで帰ることにします。
醍醐川の蛇行部分に架かる真峯嶺橋を渡ります。「まみねはし」って読むみたい。不思議です。
醍醐川の対岸に立派な神社が見えました。Googleマップによると龍蔵神社住吉神社合社です。立ち寄りたかった。ちょっと心残り。
さらに上流に向かい、
めざす峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)の取付に到着しました。
ロッカゲ沢と碑と石仏。
ロッカゲ沢。
二十三夜塔(左)と馬頭観音像(たぶん)。大切にされているに違いありません。そういえば、醍醐川沿いの道中、道路にはゴミは落ちていないし、ちょっとした空き地でも草ボーボーでほったらかしの場所はなくてビシッと草刈りがされていました。空き家は多そうなんですが、清々しい雰囲気に包まれた地区です。地域ぐるみの活動があるように思います。
草地から峰見通り730m圏南東尾根に取付きました。かなりの勾配です。
急登がつづき、頭上に空がぽかりと広がり、
登り詰めると平坦なヤセ尾根になりましたが倒木のバリケードです。
快適なヤセ尾根は長くはつづかず、
尾根は広がり、短めの急登です。
大木が天井になった小さな洞穴を通過します。
430m圏のピークで左から登ってきた尾根と合流し、
植林に囲まれた尾根になりました。
ちょっぴりキツい急登から平坦な尾根道に。
おだやかです。高度は稼げませんが距離は荒稼ぎです。
500m圏でたらーんとした尾根になり、
急登がはじまり、急登の途中で植林を抜けました。
ちょっと休憩。
登ってきて
650m圏で勾配はゆるみ、広々とした尾根になりました。
謎のテントを通過します。
右手はこれから下る栗ノ木沢ノ頭南尾根です。
快適な尾根歩きがつづきます。
残雪を通過します。
てっぺん直下の急登、なんてものはなくこのまま平穏な尾根歩きがつづきそうです。
ゆるーく登ってきて
峰見通りの730m圏のピークに立ちました。これにて峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)はおしまいです。
は栗ノ木沢ノ頭南尾根です。ザックを降ろして休憩します。

峰見通り730m圏南東尾根(ロッカゲ沢右岸尾根)のダイジェスト動画です。
※YouTubeにいただいたコメントはすべて目を通しています。ありがとうございます。返信はなんというか、テキトーです。すみません。