真名井沢ノ峰南尾根(キワダクボノ峰南尾根)、キワダクボ左岸尾根
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■真名井沢ノ峰(キワダクボノ峰)→赤杭尾根尾根1170m圏→キワダクボ左岸尾根→(1時間)作業道→キワダクボ→作業道→(20分)853m標高点→(40分)峰集落跡→(1時間50分)入川谷右岸の道路→(20分)[GOAL]JR青梅線古里駅
キワダクボ左岸尾根は赤杭尾根の1170m圏からほぼ南に下ってキワダクボと名前のわからない谷の出合に落ち込んでいるごく短い尾根です。
尾根はほぼ植林の中の急降下です。上部の尾根の形は曖昧模糊としていて方向がなかなか定まらず、作業道への着地はめちゃくちゃキツい傾斜とザレザレの山肌に難儀させられました。
峰集落跡からの「難路」はたしかに難路でした。難路かつ長路で消路もありました。ちょっぴり怖い思いをしたりもしました。
赤杭尾根を南へ下ります。
キワダクボ左岸尾根の下降点はこのあたりです。
登山道のすぐ上の小ピークに
登ってキワダクボ左岸尾根あたりを見下ろします。よくわかりません。
とりあえず下ります。茫とした広々とした急傾斜です。尾根らしい形は見あたりません。
テキトーに下ってきて
下ります。
1130m圏で作業道にぶつかりました。真名井沢ノ峰南尾根(キワダクボノ峰南尾根)で横切った作業道のひとつだと思うんですが。うーむ、気が向いたらいつか歩いてみようと思います。
作業道を横断すると下のほうにようやく尾根の形が見えてきました。
たんたんと下っています。かすかに水の音が聞こえてきます。
1010m圏で作業道を横断します。左に
右に立派な道です。
かなりキツい勾配を下ってきて
下ります。左手から名前のわかならない谷の水の音が大きく聞こえてきます。右手のキワダクボはしんとして静かです。
ますます傾斜がキツくなってきました。
着地点に想定した作業道はもうすぐのはずですがザレた急傾斜のせいで脳内イメージのスピードで下れません。
じんわりずりずりじわじわと下ってきて
ようやく作業道に着地しました。これにてキワダクボ左岸尾根はおしまいです。下降点と着地点がやっかいな尾根でした。
次は峰集落跡からの「難路」です。
次は峰集落跡からの「難路」です。
作業道を右(西)へ2、3分でキワダクボです。
来た道を引き返し、853m標高点から登山道へ。
峰集落跡へのルートを登山口まで下って西川林道から、と思っていたんですが、登山道の途中から作業道へ下って西川林道から、にすることにしました。ちょっとなに言ってるかわかりませんが、まあ、そういうことで作業道をはなれて小尾根を下ります。
短い急勾配からごくなだらかな尾根になりました。
道中。などと写真を撮っていると
作業道から10分ほどで作業道にぶつかりました。
この2か月ほどで7、8回目の作業道と西川林道を区切るゲートを通過します。もちろん顔パスですが、そのうち感謝状の1枚でもいただけるんじゃないでしょうか。
ゲートから5分ほどで峰集落跡の日天神社が見えてきました。林道から神社まで降り、神社前からのびている道をたどります。[「難路」ではなく、峰集落跡から入川林道の終点広場を見下ろす地点までの道の記録はこちら]
道中。かつては植林はなかったはず。どんな集落だったんでしょう。
道中。畑跡なのか住居跡なのか、平坦な広場をぶらぶらしたりもしました。
『バリエーションハイキング』(前出)のノーマルと「難路」の分岐(37ページの地図ではD地点)だと思われる場所です。左へ下っていく道は以前に歩いた入川谷への道です。今回は通せん坊の枝がある直進する道を歩きます。
通せん坊を越えてちょっとはフツーの道だったんですが、すぐに土砂や石に覆われた難路っぽい風情の道になりました。
ここは難路というよりは消路。狭い幅ですがそこそこ深く道が削り取られてなくなっています。その先の道も判然としません。
削られた山肌に降りて登ってきました。
薄ーい踏み跡が上下にありました。より濃い上を選択。
トラバース(山腹水平移動)してきて
道が復活、と思ったけれどすぐに曖昧模糊に。
左下の道みたいなものに下ってくるとしっかりした道でした。先ほどの上下の踏み跡は下が吉だったみたい。
谷ごとに
道はいろんな荒れ方をしていて、
ちょっとデンジャラスな道中がつづきます。たしかに「難路」です。
道中。
「難路」は数多くの谷を越えます。ここなんかは落ちると岩の角にゴッツゴツぶつかってそーとー痛い目にあうはずです。
のっぺりトラバースもあります。今回のルートでいちばん肝を冷やしました。
平穏な道がつづいたりもします。
道は消えそうで消えません。
青い大きな屋根が見えました。青梅街道と入川林道をつなぐ道路は見えませんがときどきトラックの音が聞こえてきます。
平穏な道です。
ぐいーんと右手に深く谷に切れ込んでいきます。
苔むした石積に守られたかつての道は消路です。手前の踏み跡をたどって谷に降り、渡り、登ります。
すぐに道路に下れそうですが、
道は幅広になって快適です。
けれどもやがてかなりあやふやになって
丸太でできた古そうな落石防止壁の先で上下に分岐。
根拠なく上を選択。
ビニール紐で囲まれた謎ゾーンを通過し、
進退窮まり、下へ進路変更。
写真ではよくわかりませんが道と言われれば道です。たどります。
ごく狭い広場みたいな場所に着きました。左へ道路に向かう踏み跡が下っています。
広場から先は10歩足らずで小さいけれど深い谷でした。道は谷を渡らずに薄ーい踏み跡になって左岸(こちら側)の小尾根を登っていきます。
谷の対岸。道は見つかりません。引き返して
道路へ向かう道を下ります。
擁壁の端から道路に降りてきました。これにて長かった「難路」はおしまいです。
入川谷を跨ぐJR青梅線の鉄道橋はすぐそこに見えます。
鉄道橋の手前です。「難路」の着地点によく似ていますがここは「杉ノ尾根、平石尾根、妙指尾根」を登ったときの取付です。
鉄道橋をくぐり青梅街道を左へ、古里駅に向かいます。案山子のみなさんです。顔なじみになりたいんですが人数が多すぎます。かといって1人、2人に絞ればなんだか関係がこじれそうで。
古里駅前のコンビニで缶ビールを買って駅に着くとすぐに上り電車が来るタイミングでした。跨線橋から上り電車を撮影。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。真名井沢ノ峰南尾根(キワダクボノ峰南尾根)もキワダクボ左岸尾根も峰集落跡からの「難路」もなかなかのつわ者でした。楽しかったです。また、よろしくお願いします。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。真名井沢ノ峰南尾根(キワダクボノ峰南尾根)もキワダクボ左岸尾根も峰集落跡からの「難路」もなかなかのつわ者でした。楽しかったです。また、よろしくお願いします。