奥多摩尾根歩き
ゴンエ窪右岸尾根、ウトウ沢右岸尾根、タワ尾根南面水源巡視道

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今回はゴンエ窪右岸尾根を登り、ウトウ沢右岸尾根を下りました。
ゴンエ窪右岸尾根はテキトーな名前です。タワ尾根のウトウの頭の北にある大京谷ノ峰(だいきょうだにのみね)というピークあたり(1600m圏)をてっぺんにして西に下り、アララギ谷とゴンエ窪の出合に落ち込んでいる尾根です。アララギ谷は岩下谷右岸尾根を登ったときに取付まで遡上した谷で、左岸にゴンエ窪が流れ込んでいます。
ウトウ沢右岸尾根は登ったことはあるんですが下るのは初めてです。てっぺんは大京谷ノ峰。ウトウ沢と孫惣谷(まごそだに)の出合に向かって南に下っています。
日原林道から孫惣谷林道のどん詰まりの御供所(ごくうしょ と思われる場所)から鉱山施設を高巻いてアララギ谷に降り、ゴンエ谷との出合からゴンエ窪右岸尾根を登ってタワ尾根へ。タワ尾根を大京谷ノ峰までちょっと南下してウトウ沢右岸尾根をドシャドシャとタワ尾根南面水源巡視道まで下って巡視道を東へたどりオロセ尾根の登り口まで、というのが今回のルートです。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→日原林道→(45分)八丁橋の手前の橋→孫惣谷林道→(1時間10分)御供所→タワ尾根南面水源巡視道→(30分)アララギ谷→(10分)ゴンエ窪右岸尾根取付→ゴンエ窪右岸尾根→(1時間40分)タワ尾根→(10分)大京谷の峰→ウトウ沢右岸尾根→(50分)タワ尾根南面水源巡視道→(1時間30分)オロセ尾根→タワ尾根南面水源巡視道→(20分)孫惣谷林道→(15分)八丁橋の手前の橋→日原林道起点→(40分)[START]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
(8時間)
歩いた日 2021年11月13日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→日原林道→(45分)八丁橋の手前の橋→孫惣谷林道→(1時間10分)御供所→タワ尾根南面水源巡視道→(30分)アララギ谷→(10分)ゴンエ窪右岸尾根取付→ゴンエ窪右岸尾根→(1時間40分)タワ尾根


ゴンエ窪右岸尾根の初っ端はザレたとんでもない急登、タワ尾根直下は急登、そのほかはそこそこの急登。ちょっとキツかったけれどミズナラの巨木をたくさん背負った明るく開放感のある尾根でした。

おはようございます。東日原バス停を出発し、日原街道を歩いてきました。八丁橋(はっちょうばし)手前の橋のゲートをくぐり、日原川を渡って孫惣谷林道に進みます。
ウトウ沢を通過します。ゴンエ窪右岸尾根を登った後、タワ尾根からウトウ沢右岸尾根の上方を下る予定です。
孫惣谷林道のどん詰まり、鉱山施設のゲートに到着。先週の土曜日はゲートは開いていて重機のエンジン音や岩が砕ける音、岩が転がる音なんかが聞こえていたんですが、きょうはひっそりとしています。施設内を歩けばおそらく20分以上の時間短縮になるはずです。ペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みながらちょっと迷います。ゲートをくぐるかくぐるまいか。
先週と同じくゲート右の高巻きを選択。この高巻き(タワ尾根南面水源巡視道の一部)はシンドいんですが景色がよく、嫌いではありません。
まあ、景色といってもガリガリ削られた山肌を間近に見られたり、施設内の青緑色の池を見下ろせたりするくらいなんですが。
高巻きからアララギ谷に降りていくこの雰囲気も好きです。孫惣谷林道からここまでの行程は前回の「岩下谷右岸尾根、三ツ又窪尾根」のほうが詳しいです。
アララギ谷の右岸に渡り、ひとつ目の桟道を渡ったところ。左からのアララギ谷と対岸からのゴンエ窪の出合です。
この正面からゆるやかに左にカーブしながらせり上がっているのがゴンエ窪右岸尾根です。
2つ目の桟道を渡り、
アララギ谷に降りゴンエ窪右岸尾根側に渡り、
よじ登り、ゴンエ窪側の尾根上に進みます。奥の尾根はゴンエ窪の左岸尾根です。
尾根上には林班界標が立っていました。ゴンエ窪右岸尾根をグッと見上げます。岩がちなかなりの急登です。
とんでもない急登を這いながら登ってきて
登ります。ルートファインディングではなくルーツファインディングに苦労し、おニューの軍手がたちまち土まみれになってしまいました。
登ってきて
登ります。急登はやみません。
左の尾根。ゴンエ窪右岸尾根は岩下谷右岸尾根と同じように小さな谷地形で尾根が分割されています。
右にはウトウ沢右岸尾根がどーんという感じで見えていました。
登ってきて
1240m圏でようやく手を使わなくても登れるようになりました。
左から登ってきた尾根がこちらの尾根に覆いかぶさるように合流します。
振り向くと要塞のような天祖山(てんそさん)が見えました。
1350m圏で左からの「分割」尾根と合流。とくになにがあるわけでもなく、
アセビが目立つようになり、1400mあたりで尾根の雰囲気が変わりました。また左からの尾根と合流しそうです。
岩とパリンパリンに乾いた倒木地帯を通過します。
登ってきて
1450mあたりで左から登ってきた尾根と合流。
ミズナラと思われるでっかい木。軍手をのせた杖を立て掛けています。ここでほうじ茶を飲みながら休憩しました。
ぶらぶらしていると雲取山が見えました。
出発してすぐ、尾根は左からの尾根と合流して右にカーブします。
カーブすると今度は右から登ってきた尾根と合流します。
登ってきて
合流。尾根上に立ちました。
これから下るウトウ沢右岸尾根がすぐそこに見えます。
タワ尾根を目指して登ります。
かなりの急登になりました。
的のようにポカリと青空が見えています。
登ってきて
タワ尾根に合流しました。これにてゴンエ窪右岸尾根はおしまいです。
こちらは長沢背稜の方向。
長沢背稜。立木の向こうになだらかなピークの坊主山(ぼうずやま)、その右に1559mのピークが見えてその右の七跳山(ななはねやま)は木の陰になって見えていません、ってどうでもいいか。