奥多摩尾根歩き
藤小屋窪左岸尾根、タワ尾根、小川谷下段歩道(下流半分)

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四間小屋尾根→(25分)滝谷・二ノ沢出合→(25分)滝谷・藤小屋窪出合→藤小屋窪左岸尾根→(1時間30分)タワ尾根→(30分)ウトウの頭→一石山神社→(2時間)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


藤小屋窪左岸尾根はとんでもない急登やら岩やらでキツーい尾根でしたが日原の懐深くにしみじみと抱かれたのでした。

上段歩道の続きを歩きます。
綾羅錦繍とは言えませんが美しいです。
このあたりの木々は紅葉するのでしょうか。
ザレた谷というか凹みを渡ります。水はチョロチョロ流れています。
滝谷と二ノ沢の出合あたりにグーッと下る尾根に着きました。登ると四間小屋尾根の1450mあたりです。
滝谷が見えてきました。
右奥からの滝谷と左からの二ノ沢が出合います。正面億は以前に登った二ノ沢左岸尾根です。
二ノ沢の上流。
滝谷の上流。奥に下ッ滝が見えています。
二ノ沢を渡り、滝谷を渡ってきました。
前回、ポトリという感じで足が止まって引き返した場所です。休憩してみます。んーー、何も起こりません。スポーツドリンクをグビリと飲みます。んーーーー、やはり何も起こりません。フツーです。
下ッ滝を意味なくグッと睨んで
小さなナメ滝の上流のここを渡り、
二ノ沢左岸尾根のザレた山肌を登り、岩の下の縁から右へ斜上します。
登ってきて滝谷を見下ろします。
下ッ滝の落ち口の上に立ちました。
すぐ上流には両門ノ滝が見えます。右は滝谷、左は藤小屋窪です。その出合が目指す藤小屋窪左岸尾根の下端で、巨大な「ピノ宇治抹茶」みたいなぽっちが載っています。
藤小屋窪を目指して二ノ沢左岸尾根の根の山腹を這い上がります。
滝谷の上流方向です。
山腹をトラバースして藤小屋窪に近づきます。高巻きすぎたようです。下に踏み跡が見えます。
藤小屋窪に下ります。
藤小屋窪の上流方向。
藤小屋窪を渡ります。
「ピノ宇治抹茶」の正体は大きな切り株だと思っていたんですが岩でした。
手前に両門ノ滝の滝壺、その向こうに下ッ滝の落ち口が見えています。
藤小屋窪左岸尾根を登ります。腰が引けるほどの急登です。
左に薄い踏み跡が伸びています。ちょっと惹かれましたが、
木の根っこを探して掴んで尾根を登ります。
這うように登ってきて、
這うように登ります。
下を見ながら万が一滑り落ちても大丈夫そうなルートを登っていきます。
登り始めて20分弱、巨大な岩が立ちふさがりました。1280mあたりです。地形図には記載されていないけれど堂々とした岩です。
人によっては難なく登れる感じです。
右は崖です。
左に道っぽいものがあります。こちらに進みます。
すぐに谷に向かって下り始めた薄い踏み跡をはずれ、できるだけ岩沿いをトラバースします。のっぺり山肌に足首がきしみます。
谷のような崩落地のような場所に出くわしました。
ズーッと続いている岩の基部まで登り、岩に沿って回り込みましたが、
やはりここを這い上がるしかないようです。
左の尖った岩の上を登りました。
這い上がっていきました。
尾根上までもう少しあります。
薄い道に合流。道は崩落でなくなったんじゃないでしょうか。
ようやく尾根に復帰しました。
振り返るとクジャクのような景色でした。
大きなコブのある大木を通過し、
薄く色づいた葉っぱに薄い雲が流れます。
向こうに空が透けて見えます。
グニューとした地形です。テキトーに歩きます。
おいしそうなキノコを通過します。
登ってきて、
登ります。ステキな雰囲気です。
大木を通過します。藤小屋窪左岸尾根には大木がたくさん立っています。
雲の向こうはウトウの頭のはずです。
二又の大木を通過します。
登ってきて、
登ります。
薄らとタワ尾根らしき盛り上がりが見えます。
タワ尾根に合流しました。
あちらから登ってきました。これにて藤小屋窪左岸尾根はおしまいです。
こちらは長沢背稜(ながさわはいりょう)方向。
こちらのウトウの頭に向かって下ります。
モノレールの終点です。
アップダウンを繰り返しながら高度を下げていきます。
美しいと思います。
大京谷ノ峰を通過します。

ここからズーッとスライドショーでタワ尾根を小走りで駆け下り、小川谷橋を渡ります。17時台のバスになんとか間に合いました。

「久しぶり、奥多摩の男(ひと)。そのマスクはいくらなんでも大きすぎないかい? ずり落ちているよ。そんなマスクははずして一緒に尾根歩きしようぜ!」
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。またおじゃまします。