奥多摩尾根歩き
篶坂ノ丸東尾根下半分、金袋山東作業道

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上段歩道→(30分)小屋跡近く→作業道→(50分)金袋山(の下)→上段歩道→林道小川谷線→(1時間30分)[GOAL]東日原バス停


金袋山の東面に作業道をビシッとはいえませんが、見極めました。雷鳴にビビってタワ尾根に登らずに引き返しました。

次なるターゲットへはこちらの左へ進みます。ねじれ桟道のねじれ具合はそのままで、高巻きを選択。崩落跡のトラローフを過ぎると目指す作業道の登り口です。30分ほどで着きました。スライドショーで劇歩します。

わかりづらいですが、右上にしっかりした道が伸びています。左の木の幹に以前はなかった赤テープが巻かれていました。すぐ先に小屋跡があります。
登り始めてすぐ、炭窯跡がありました。イチヂク形の基礎部がきれいに残っています。
しっかりした道が続きます。
この先で道はちょっとあやふやになります。
涸れ沢の向こうに続いているようにも見えますが、これまでの作業道とはあまりに異質です。
薄い踏み跡を先に進んでみます。
微妙な踏み跡は続いています。
ちょっと道形が復活しました。
先ほどの赤リボンと同じものが曲がり角にぶら下がっていました。この道で合っているのでしょうか。
こんな道が続き、
大きなくの字でちょっとずつ高度を上げていきます。
歩きやすい道です。
こんな草花が群生していました。帰宅後、調べたところどうやらハシリドコロという毒草らしいです。キチガイイモ、キチガイナスビなんていう別名もあります。まっ、ほとんどの毒草がそうであるようにこのハシリドコロも鎮痛薬なんかの薬に利用されています。
走らず歩きます。
ズンズン進みます。
こんな看板を通過。
直進方向は通せん坊のように枝が並べられていて、右にグッと曲がったほうの道はこんなに立派です。この曲がり角はなんだか記憶にあります
どうやらかつて歩いた道のようです。
この先はどんなだったかなと思いながら歩きます。
この林班界標も見覚えあります。
朝は晴れていたのに空は暗くなり雷鳴も聞こえてきました。
獣の巣穴のようです。ノウサギでしょうか。ノウサギはこのあたりにいるのでしょうか。わかりません。
なんとなく道が荒っぽくなってきました。
ここはかなり滑り落ちます。
ノッペリな道です。かなり怖いです。
ノッペリな道が続いて、崩落地の手前で左へグッと曲がっていきます。雷鳴は止みません。このまま金袋山の下まで歩いたとして、雷鳴に脅かされながらタワ尾根を下るのは勘弁です。もう、作業道の始まりと終わりはつながったのでここで引き返すことにしました。
前回いったいどこで道を見失ったのかわかりました。ここです。丸太の通せん坊でグッと左へ曲がってすぐです。正解は右にグッと曲がるしっかりした道ですが、前回は直進してあの倒木を乗り越えて道なき道へと迷い込んでいったのでした。
上段歩道まで戻ってきました。
まだ雷鳴が聞こえています。雨が強くなってきました。
小屋跡。すぐ右上に炭窯跡があるので、おそらく炭焼きのための資材を置いたり寝泊まりするための小屋だったと思います。

上段歩道の端っこ、人形山東尾根との合流地点までスライドで歩きます。雨が降ったり止んだり、と思っていたんですが、雨はずっと降っていて、雨があたる所を歩いたりあたらない所を歩いたりしているだけだったようです。どうでもいいことですが。雷鳴は止みませんが、近づいているようでもないです。

あそこです。あのV字形の底が、
ここ、上段歩道の端っこです。
右のトラバース道が上段歩道です。正面の尾根は人形山東尾根です。

こちらは人形山東尾根の下方向。きょうは尾根を辿らず巻き道を歩きます。小川谷林道まで湿った落ち葉で滑らないように慎重に下ります。

巨大な切り株が林道への下り口を完全に塞いでいました。向こうの小さな橋からヨイショッと這い上がりました。
ではまた! 篶坂ノ丸東尾根の下半分! 金袋山東作業道! 上段歩道! 
梵天岩(ぼんてんいわ)を通過します。
霧雨に煙る稲村岩。
「英勲」は京都・伏見の齊藤酒造のお酒。大正天皇の即位を記念してそれまでの商標を「英勲」にしたそう。令和になってすぐのきょう、初めて知りました。だからどうした、というのは無粋な人の言うこと。
東日原バス停は長蛇の列でした。先頭の位置が違っていたので何人かが大移動する事件が起きたりもしました。臨時バスが定刻のかなり前に出発し、わたくしは最後の座席に座ることができました。
帰りの電車で一人反省会です。これといった発言なし。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。