奥多摩尾根歩き
笹畑川尾根、井戸入尾根

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三頭山(西峰)→ムシカリ峠→(25分)ハチザス沢ノ頭→深山の路(ハチザス沢ノ頭東尾根)→1334m標高点→1149m標高点→井戸入尾根→(1時間40分)奥多摩周遊道路→(25分)[GOAL]檜原温泉センター数馬の湯 →温泉センターバス停→JR五日市線五日市駅


井戸入尾根 井戸入尾根はハチザス沢ノ頭東尾根の1149m標高点から北東に井戸入という谷の左岸を下る尾根です。1149m標高点からキビシい下りをしのいだと思ったら、いきなり広大な伐採地のてっぺんに飛び出したというか放り出されました。唖然、呆然、陶然、大展望とさらにキッツい急降下を見下ろして「アゲッ」って変な声が出てしまいました。

棒ほうじ茶を一口飲んで出発します。
ちょっとした渋滞が起きていました。
ムシカリ峠を通過し、
三頭山避難小屋を過ぎてから振り返って撮影し、
大沢ノ頭を通過し、
深山の路の案内板を通過し、
道標だらけのハチザス沢ノ頭に到着。
ここから左(東)へ。ハチザス沢ノ頭東尾根です(テキトーな名付けですが)。道標の「深山の路 至三頭大滝」方向です。
ハチザス沢ノ頭東尾根を下ります。
1334mの標高点あたりを通過します。
そして1310m圏。深山の路は尾根を越えて左にカーブしていきますが(地形図の濃い破線)ハチザス沢の頭東尾根はこの映画『七人の侍』のバリケードの向こうに続きます。
バリケードの向こうは地形図では薄い破線です。廃路状態かといえばそうでもなく、案内板はしっかり立っています。ややヤセ尾根が続きます。
通せん坊みたいな木の向こうは急降下です。
下ってきて
下ります。
往時をしのぶ朽ちた丸太階段が続きます。
1190m圏で尾根から左にトラバース(山腹水平移動)するそこそこしっかりした道がのびていました。現役の深山の路につながるんじゃないでしょうか。
1130m圏です。地形図の薄い破線は左(北)に下る伐採地上の尾根をたどっています。
あちらへ直進し、
井戸入尾根のてっぺんと決めた1149mの標高点あたりに踏み入って(この先はハチザス沢ノ頭東尾根の続きです)、
ちょっと戻って
いよいよ、薄い破線の右(東)隣の井戸入尾根を下ります。バイクや車の音が聞こえてきます。
隣の伐採地と深い谷を隔てた尾根は激しく下っていきます。
伐採地を見ながら下りに
下って
下ってきました。
ナスカの地上絵みたいな伐採地に刻まれたくの字くの字の作業道。
いきなりの小山です。左の伐採地側はとても歩けませんが、
直登ルートと右になんとなく踏み跡があります。右をチョイス。
小山のてっぺんから。うーん、思ったほど展望はありません。
小山から急降下し、小籔を抜けると唖然、呆然、陶然。目の前に大展望が開けていました。
北方向。
東方向。ゴールの「檜原温泉センター 数馬の湯」が見えています肉眼では青梅市らしい市街地も見えていました。
で、これが正面の井戸入尾根です。伐採地の急降下です。浅間尾根(せんげんおね)の下腹部に奥多摩周遊道路がうねっています。
ザレにザレた尾根を下ります。切り株から切り株へズリズリと、飛び方を覚えたばかりの可愛い小鳥みたい、なわけないか。
右下に青い屋根の小屋が見えてきました。あそこまで下れば奥多摩周遊道路につながる道があるはずです。
下ってきて
下ります。
あのてっぺんから下ってきて
もうすぐ小屋ですが、急降下にもほどがあります。
ようやく小屋に続く道をとらえました。
もう一度。あのてっぺんから下ってきました。井戸入は二俣になっていてその中間尾根を下ってきたようです。左岸尾根とはちょっとズレてしまいましたが、まっ、いまとなってはしょうがありません。
小屋横の道を下ります。奥多摩周遊道路が見えてきました。左手には水道施設らしきものが建っていました。
奥多摩周遊道路の向こう側から井戸入。これにて大伐採地に驚かされた井戸入尾根はおしまいです。
檜原温泉センターに向かいます。ちょっと育ちすぎていますが道端のフキノトウを摘みながら九頭龍神社を通過します。
檜原温泉センターで風呂に入り、秋川の地酒「喜正」(550円)と舞茸の天ぷら(2個200円)をいただきました。
バス停に向かう前になんとなく檜原温泉センターの裏山に寄ってみました。何度か大変な目をして下ってきた場所です。びっくり仰天。道が整備されています。「笹尾根」「数馬の湯」という道標まで立っていました。
さようなら檜原温泉センター。また来ます。
五日市駅行きバスが来ました。1時間足らずで駅です。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。突然の林道や大伐採地の出現に驚かされましたが無事に下山することができました。こういうことがあるから尾根歩きはやめられません。さて、次はどこを歩きましょうか。