奥多摩尾根歩き
大羽根山北西尾根、南谷沢二俣中間尾根

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大羽根山→大羽根山尾根→笹ヶタワノ峰(笹尾根)→数馬峠→田和峠→(1時間5分)1178m標高点→南谷沢二俣中間尾根→(55分)南谷沢→(45分)農道南沢線→檜原街道→松坂屋酒店→(25分)[GOAL]檜原温泉センター数馬の湯→温泉センターバス停→JR五日市線武蔵五日市駅


南谷沢二俣中間尾根は迷いました。地形図の破線(徒歩道)に幻惑され自ら混迷し、スマホGPSの奴隷と成り果て、ようやく本筋に立ったのでした。
尾根は急登だらけながらもなかなかの美尾根。南谷沢二俣への降下はザレたキビシい勾配でしたが最下端はおだやかに二俣出合に立つことができました。

大羽根山の山頂を辞し、笹尾根に向かいます。
道中。
笹尾根の登山道に合流。右(西)へ。
笹ヶタワノ峰(1121m標高点)を巻き、数馬峠を通過。
1157mの標高点を巻き、田和峠を通過。かつて歩いた田和尾根のてっぺんです。
道中。おだやかな尾根歩きです。
登山道を離れ、左手の南谷沢二俣中間尾根のてっぺん、1178mの標高点に向かいます。
南谷沢二俣中間尾根のてっぺんには石祠が建っていました。ザックを降ろして靴紐を締め直してちょっと休憩します。
石祠が向いている方向がほぼ南谷沢二俣中間尾根です。
石祠から下り、登山道を横断し、灌木帯に踏み入ります。茶色い防火用水をいっぱい溜めたドラム缶を通過します。
細い木々の間を縫って進みます。
頭をかじられた小さなタマゴタケを通過したのはいいんですが、
たらーんとした地形がつづき、尾根の形がよくわかりません。スマホGPSで確認してみるとめざす南谷沢二俣中間尾根よりかなり左(西)を下っていました。右へ進路修正です。
さらに右へ。
なだらかな山腹をさまよい中。
さまよい中。降下点の目安になる地形図の破線(徒歩道)がこのあたりにあるはずなんですが見つからず、スマホGPSの奴隷になって降下点を探ります。
さまよいゾーン。
ここでいいみたい。ずいぶんうろうろしてようやく南谷沢二俣中間尾根です。
ちょっと下っていくと尾根の形が見えてきました。
1010m圏の地形図ではわからない微妙な分岐は右へ。
ワイヤーロープを通過。
980m圏の分岐です。右へ。
急降下です。
すんごい急降下です。水の音が聞こえてきます。ここが今回のルートでめちゃくちゃ不安だった等高線くっつきゾーンみたい。
左手の小尾根の勾配がまだゆるいようです。なんとかなりそう。
下ってきました。とんでもない岩崖だったらどうしよう、とビビっていたんですが意外とあっさりとクリアできました。めでたし、めでたし、です。
が、尾根はまだつづき、
勾配はかなりキビシくなってじんわりじんわり下っていくと
南谷沢二俣の出合が見えてきました。
下ってきて
南谷沢二俣の出合です。これにて南谷沢二俣中間尾根はおしまいです。
あとは南谷沢を農道南沢線まで沢を歩ければバッチグーです。
歩けるところをテキトーに歩きます。
南谷沢にもワサビ田跡が何枚も残っています。
下ってきて
下ります。歩けなくなると対岸に渡る、を何度となく繰り返します。
ワサビ田跡を歩き、
相変わらずの右岸から左岸へ、左岸から右岸へ、のテキトー歩きです。
滝を高巻いたりもします。
微妙な踏み跡は沢に降りずに高さを保ちます。
荒れ放題の踏み跡(?)をたどってきて
農道南沢線はすぐそこです。
農道に立ちました。一路、松坂屋酒店をめざします。

南谷沢二俣中間尾根を下り、農道南沢線まで南谷沢を歩いた映像です。
どこからドア。
農道南沢線を終え、温泉施設を過ぎ、南秋川に架かる南橋を渡り、
666mの標高点から松坂屋酒店に立ち寄って
「檜原温泉センター数馬の湯」です。風呂上がりに瓶ビールと檜原豆腐を喫食します。秋空、なのでしょうか。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。6週連続の笹尾根絡みの沢歩きから尾根歩き、尾根歩きから沢歩き、を見守っていただきありがとうございます。はてさて、次回はどこを歩きましょ。また、よろしくお願いします。