奥多摩尾根歩き
大羽根山北西尾根、南谷沢二俣中間尾根

(1/2)


今回は大楢沢左岸尾根東支尾根を登り、大楢沢二俣中間尾根を下り、大羽根山北西尾根を登り、南谷沢二俣中間尾根を下りました。
いずれも笹尾根の東に面した数馬地区の尾根です。詳しい場所は下の地図を参照してください。名前はテキトーです。大楢沢左岸尾根東支尾根なんて名前は苦し紛れもいいところです。
今回も沢歩きから尾根歩き、尾根歩きから沢歩きです。沢は大楢沢と南谷沢を歩きます。大楢沢は歩いたことがあるんですが南谷沢は初めてです。南沢という沢が上流域で二俣に分岐している右俣が南谷沢ですが、その南谷沢の二俣分岐点に降下する少し手前の等高線の1か所がほぼくっついています。嫌な予感しかしないんですが、「まっ、現場は現場、出たとこ勝負」とゆるく腹をくくって出かけたのでした。
長い記録になったので前編「大楢沢左岸尾根東支尾根大楢沢二俣中間尾根と後編「大羽根山北西尾根南谷沢二俣中間尾根」に分けました。
このページは後編「大羽根山北西尾根南谷沢二俣中間尾根」です。
※「標高」は省略しています。
コース JR五日市線武蔵五日市駅→[START]浅間尾根登山口バス停→(すぐ)大楢沢→(50分)大楢沢左岸尾根東支尾根取付→大楢沢左岸尾根東支尾根→(45分)大楢沢左岸尾根→数馬峠北尾根→(30分)大楢沢二俣中間尾根下降点→大楢沢二俣中間尾根→(35分)大楢沢→(20分)大羽根山北西尾根取付→大羽根山北西尾根→(1時間5分)大羽根山→大羽根山尾根→笹ヶタワノ峰(笹尾根)→数馬峠→田和峠→(1時間5分)1178m標高点→南谷沢二俣中間尾根→(55分)南谷沢→(45分)農道南沢線→檜原街道→松坂屋酒店→(25分)[GOAL]檜原温泉センター数馬の湯→温泉センターバス停→JR五日市線武蔵五日市駅
(7時間15分)
歩いた日 2025年9月28日(日)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

大楢沢→(20分)大羽根山北西尾根取付→大羽根山北西尾根→(1時間5分)大羽根山


前編の大楢沢二俣中間尾根を下った大楢沢二俣からの沢歩きはこれといった踏み跡はなく、テキトーに下るしかありませんでした。ただ、ワサビ田跡が何枚も残っていて踏み跡はなくても平坦の田の跡や石積の上を楽ちんに歩くこともできました。
大羽根山北西尾根はビシッとした取付を見つけられず「これっ」とテキトーに取付きました。ずーっと雑木に囲まれたそこそこの急登がつづき、上部はトゲトゲの藪がちな草原みたいた明るい茫洋とした尾根になってなんとなく大羽根山尾根の登山道に合流。大羽根山に到達しました。

大楢沢二俣中間尾根を下って大楢沢二俣です。大楢沢を下って大羽根山北西尾根をめざします。左岸、右岸ともにとくに道や踏み跡はございません。テキトーに水際を歩きます。
獣かヒトか、そこそこ踏み固められた踏み跡がワサビ田跡の縁を通ります。
ここなんかはテキトーに歩くしかありません。
苔むした石積が残っています。ワサビ田跡は歩きやすいんですが、
のっぺりした山腹をこわごわトラバース(山腹水平移動)しながら大羽根山北西尾根の取付を探します。
下ってきて
取付がどうにもこうにもはっきりしません。ここからいかにも獣道みたいな踏み跡をたどってテキトーに大羽根山北西尾根に取付くことにします。
尾根に乗りました。そこそこの急登です。
美尾根です。
820m圏でしっかりした作業道を横断すると
立木がまばらになり空が開けました。幅広のたらーんと地形になり、尾根の形は茫洋としてきました。
ヒトも歩いていそうな踏み跡の左を見て
右を見て、横断します。
トゲトゲ藪です。ルートを吟味して進みます。けれどヤラれます。痛いです。
右手に尾根らしい地形が現れました。
尾根地形を進むとまたたらーんとした地形になりました。
そしてトゲトゲ藪です。道なんかありゃしません。テキトーに高みをめざします。
小ピークを越えたらまだ先がありました。
登ってきて
勘弁してよ、のトゲトゲ藪の再来です。
左手に登山道に建っているらしい道標が見えました。もう少しがまんして尾根筋をたどっていくと
大羽根山尾根の登山道に合流しました。970m圏です。大羽根山の山頂はもうすぐです。
着きました。大羽根山の山頂です。992mの標高点が設定されています。これにて大羽根山北西尾根はおしまいです。
ベッドみたいなベンチにザックを降ろして休憩します。
正面に御前山をみながらペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みます。水分摂取量ががくんと減りました。「いよいよ紅葉の季節、にはまだ早いか」などと独りごちて次の南谷沢二俣中間尾根を眺めようと思ったんですが方角がわかりません。