大栗尾根、カロー谷

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ハンギョウ尾根→(25分)東面の巡視道→(40分)カロー大滝→ヨコスズ尾根西面水平道→煙窪→谷沿いの巡視道→(1時間50分)かろう橋→小川谷林道→(45分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


カロー谷 ハンギョウ尾根からカロー大滝まで整備された歩きやすい道が続きました。カロー大滝からしばらくヨコスズ尾根西面水平道を歩きましたが、しばらく過ぎました。途中でカロー谷に降りられそうな分岐があったんですが、まっ、いいかと通過。えんえんと水平道を歩き、以前にカロー大滝を見たときと同じルートでいいや、と思っていたらいきなりの大崩落地で水平道の先が判然としなくなりました。そこからカロー谷に降りたんですが「大変なこと」になっていました。

ハンギョウ尾根と言えばモノレール、モノレールと言えば 北九州モノレール、かどうかは知りませんが
ハンギョウ尾根にはずっとずっとずっとモノレールが通っていて、このままモノレールと添い遂げるんじゃないかと思い始めたころ、
モノレールから左(東)へハンギョウ尾根を離れていくはっきりした踏み跡がありました。1280m圏です。
下りだとわかりづらいんですが、木に「17|16」の林班界票がくくりつけられていました。
落ち葉が足首くらいまで積もった道です。
小尾根に乗るかと思えば右にグッと曲がり、
大きなくの字くの字で下っていきます。
小尾根を乗り越すと水の流れる音が聞こえてくるようになり、
木橋を渡り、
小屋を通過すると
大ダツ窪という谷が崩落していました。歩いてみるとデンジャラス感はありませんが、ハッとする光景です。
大ダツ窪の急峻な上流方向。
下流方向。
1220mあたりからカロー谷右岸の尾根を下ります。
岩ゴツのヤセ尾根です。
カロー谷が見えてきました。
さらに下ると左手上にカロー大滝がちょこっと見えました。
カロー谷を渡り、対(左)岸に這い上がり、上流に向かいます。
カロー大滝。静かです。ただ落ちているだけ、そんな風情です。
から
下へ。落差は30m、らしい。ほうじ茶を飲みながら足元が悪い滝壺の周りをつまづきつまづきブラブラしたり岩に座ったり。さて、とカロー大滝を出発しました。
左岸の踏み跡をたどります。
橋が架かっていたらしい場所です。そこそこ水量のある小さな谷に降り対岸に登り返します。
えっ、ここ歩くの? みたいな場所もあるんですが、
こんな巡視道らしい道になると
あっという間にカロー谷はずーっと下です。
ヨコスズ尾根に向かう支尾根に踏み跡がありました。かつてヨコスズ尾根からカロー大滝に行ったときに下っ尾根だと思います。
右後方に下っていく道を見送ります。カロー谷に降りる道かもしれませんが、まっ、いいか、このままヨコスズ尾根西面水平道を歩いてもそれはそれで面白いかも、と日和りました。だってカロー谷まではそーとー下らないといけませんから。
がっしりした桟道を渡ります。
荒れていたり
石垣が残っているけど荒れていたり(ここはヨコスズ窪という谷だと思います)(2022.4.18追記:『詳細図』による同定ですが、次の煙窪をヨコスズ窪とする声が優勢のようです。ただ、わたくしはその根拠となる地図などの資料を持ち合わせていないので、そういう説もある、と書くにとどめておきます)、
激しくく崩れている谷に降り、谷をちょっと下り、
あちらから谷を渡ってきました。ここは煙窪(けむりくぼ?)という谷のようです。
水平道は復活しましたが、
すぐに通せん坊のように横たわった倒木と赤テープがあって、その向こうはのっぺりしていて道の形ははっきりしません。
通せん坊から先の様子。あの尾根まで行けば道は復活するのでしょうか。けれどもそもそも水平道を歩くつもりじゃなかったんで煙窪を
カロー谷まで下ることにしました。赤テープが点々と続いていますが他に歩きようがありません。そこそこの急降下です。
下ってきて、
さらに下ってきて、
煙窪左岸の大崩落を見上げます。おそらくこれまで見た土砂崩れでいちばん大規模だと思います。ゴッソリ山がなくなって
えぐれて
カロー谷に落ち込んでいます。
踏み跡をたどって右の小尾根に乗ったんですが踏み跡を見失い、
テキトーに煙窪に降りてくると、
上流から薄い踏み跡が下っていました。
水平道ははるか上になりました。横切る稜線はヨコスズ尾根です。
透明な水が染み出して細い流れになっています。いつか新しい谷川ができるのでしょう。
うず高く積もった土砂の向こうにカロー谷の流れる音は聞こえますが水面はよく見えません。
カロー谷の上流方向。どんな風景だったのか想像できません。奥に橋が見えます。
下流方向。
もう一度、下ってきた煙窪。
出合からカロー谷左岸沿いの道に這い上がり、
たどります。
カロー谷の上流方向を振り返って。
きれいな滝を通過します。
もうひとつ。ここでようやく日付を解除。
とんでもない急傾斜でカロー谷に向かって降下します。
根っこをつかんで脚をいっぱいいっぱい伸ばしながらカロー谷に降り、
あちらから右岸に渡ってきました。
こんな道をちょっと緊張しながら歩き、
小尾根を下り、グッと右へ折れたり、
そこそこしっかりした道だと思いながらあの子尾根を回り込んだら
崩れていました。振り返って撮影。切り替え画像は少し先から振り返って。崩落が続くととんでもない高巻きを強いられると思われます。
花を通過します。
くの字くの字の急降下でしばらく音だけだったカロー谷がまた見えてきました。
なんとなく渓相がやわらくなりました。
堰堤なんかが見えてきて
小川谷との出合はもうすぐです。
小川谷林道のかろう橋に降ります。
出合に落ちるカロー谷の滝。林道から。カロー谷はこれにておしまいです。確かに「大変なこと」が起きていました。
屹立する梵天岩(ぼんてんいわ)と燕岩。いつか崩れるんでしょうね。
東日原バス停から奥多摩駅行きに乗り、途中下車。缶ビールを購入。
はい、カメラ目線いただきました。にこやかな奥多摩の女(ひと)。たしかに大変なことなんだけれども大変なことかな?
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。尾根歩き後のビールがおいしい季節になりました。移ろい移ろいまた移ろい、ビールの泡のごとし。また、よろしくお願いします。