奥多摩尾根歩き
大寺山、鹿倉山、鞠子橋

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鹿倉山→(30分)大丹波峠分岐→(1時間45分)鞠子橋→(30分?)[GOAL]丹波バス停→JR青梅線奥多摩駅


鹿倉山からは蛇行する林道が続きます。林道を歩いたり尾根上を下ってショートカットしたり、テキトーになんとなく尾根をたどり、肝心の分岐で間違えて修正したり、地形図ではわからない崩落と崩落ででできた小尾根が何本かあって、目指す鞠子橋に近づくにしたがって尾根歩きはかなり厳しくなりました。

鹿倉山から下ってきました。林道を歩きます。
「遊歩道」の案内に誘われて木立の中へ。
ほぼ尾根上の道をてくてく歩き、
10分ちょっとで林道に出てしまいました。ルート間違ったかな?
木立の中に入ったり、林道に出たり、テキトーに歩き、
大丹波峠(おおたばとうげ)への分岐を通過します。ひっそりととしてあまり目立たない分岐です。
引き続きテキトーに歩きます。
以前、このあたりから丹波山村と小菅村の村界を下りました。とんでもなくガレた急降下だった記憶があります。
引き続きテキトーに歩きます。
テキトーすぎました。このあたりから左にカーブする林道を離れて直進、尾根を下るはずでしたが方向が90度違います。ここを直進する尾根は丹波川沿いの甲武キャンプ場あたりに下ります(切り替え画像参照)。今回のルート案のひとつだったんですが、キャンプ場に裏山から降りていくのは許可を取っておいたほうがいいかな、と思って却下しました。下る方向を修正します。林道をたどって左に大きく曲がり、
目指すあちらの尾根に向かってトラバース(山腹水平移動)します。記憶にありませんが、ここで日付に気付いたようです。
まだ向こうです。
930m圏で目指す尾根に乗りました。下ります。
下のほうで左の尾根と合体しそうです。
下ってきて
尾根は合体しました。
尾根はヤセて細い木々に覆われてきました。
下ってきて
下ります。かなりの急降下ですが、つかまる木には不自由しません。と言うかゴツゴツと体にぶつかり少々やっかいです。
地形図ではわからない、窪と言うのでしょうか谷地形があって、スマホGPSの助けを借りないときっちりした現在地はわかりません。右に方向を修正します。
右の尾根に取付けそうな場所を探しながら下ります。
こんなところをトラバースし、
こんなところもトラバースしたりもします。
小規模なものから中規模なものまでいくつかの崩落があって谷地形をつくっています。谷があるということは尾根があるわけで、小尾根が何本もあって本筋が分かりづらいったらありゃしません。あの尾根が目指す尾根っぽいです。ここが最後のトラバースでしょうか。
尾根に乗りました。左側が崩れてヤセ尾根になっています。下ります。
道中の景色。
崩落でできたヤセ尾根です。
尾根の左向こうは切れ落ちています。近寄らないように右下を歩きます。
このあたり、小尾根があちらこちらに突き出ていて下る方向が定まりません。
680m圏です。地形図ではわかりませんが尾根はビシッと左右に分岐しています。より傾斜のゆるそうな左の尾根を選択。
が、この先はどうも切れ落ちている雰囲気ぷんぷんです。右の尾根に移ります。水の流れる音が大きく聞こえてきます。
幸い、そこそこしっかりした獣道が何本もあります。
右の尾根に移りましたが、こちらもこの先で切れ落ちている雰囲気ぷんぷんです。
尾根を乗り越して右の窪を下ることにします。
獣道をテキトーにたどると乗り越した尾根に戻っていきます。なんじゃ? 切れ落ちた崖を回り込んだ、ということでしょうか。
川が見えてきました。マリコ川でしょう。道らしいものも見えます。無事、着地できるか、ドキドキします。
ザッグザッグと下ってきて
下り、
なんなく河原に降りられました。でも、へっ? 道はありません。あそこに倒れている擁壁が道に見えたのでしょうか。あの崖の上に道路があるはずです。
マリコ川を渡り、倒れた擁壁の上に乗りました。振り返っての撮影です。
上流側に橋が見えます。あれが鞠子橋に違いありません。
石垣を登り、
鞠子橋に立ちました。これにて大寺山と鹿倉山を東端から西端に結ぶ尾根歩きはおしまいです。
ザックを降ろして橋向こうの犬に吠えながらしばらくぶらぶらして出発。
押垣外(おしがいと)地区を歩きます。北には丹波山村の背骨のような天平尾根(でんでいろおね)。
丹波川を渡ります。
大菩薩ライン(青梅街道)に合流。ログはここまで。神社によったり船木商店で缶ビールを買ってお寺で飲んだり、バスの時刻までぶらぶらしました。
丹波バス停に奥多摩駅行きのバスがやってきました。右は丹波山村の新庁舎建設が進む工事現場です。
山の神様、地権者の皆様、きょうも無事に下山できました。ありがとうございます。また、よろしくお願いします。