今回は大寺山(おおでらやま)・鹿倉山(ししくらやま)縦走ルートの山梨県北都留郡(きたつるぐん)丹波山村(たばやまむら)と小菅村(こすげむら)の村村境界線上を歩きました。
深山橋,丹波山村,小菅村(みやまばし)という奥多摩湖の西端に架かる橋からスタートです。
大寺山・鹿倉山縦走ルート
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■コース | JR青梅線奥多摩駅→[START]深山橋バス停→(5分)登山口(陣屋)→大寺山・鹿倉山縦走ルート→(1時間)大寺山→タナグチ山→(2時間)鹿倉山→シロヨシ山→(50分)村村境界線下降開始→(40分)峠道→(30分)→大丹波峠→山梨県道18号上野原丹波山線→(1時間)[GOAL]田元橋バス停→JR青梅線奥多摩駅 |
■歩いた日 | 2021年1月30日(土) |
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ~、そ~、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■JR青梅線奥多摩駅→[START]深山橋バス停→(5分)登山口(陣屋)→大寺山・鹿倉山縦走ルート→(1時間)大寺山→タナグチ山→(2時間)鹿倉山
やや急登に始まり、白い大きな仏舎利塔の建つ大寺山からは穏やかな尾根歩き。鹿倉山の手前あたりから登山道と林道が絡みます。
おはようございます。深山橋バス停で降りました。バスを追いかけるように進み、
深山橋を渡ります。左奥は奥多摩周遊道路の奥多摩側入口に架かる三頭橋(みとうばし)。いずれの橋も『駐在刑事』で水根駐在所の江波敦史警察官が警ら自転車の立ちこぎで激走したことでよく知られています。正面がこれから歩く大寺山・鹿倉山縦走ルートです。
「陣屋」という大きなそば屋の手前を
右に入ります。
グーッと回り込むと
登山口です。タイヤ階段から始まります。
そこそこ急なくの字くの字の坂が続きます。太いロープが設置されていたりもします。
尾根に乗りました。
登ってきて
快適な道です。
奥多摩湖の上流、丹波川の方向です。留浦(とずら)の浮橋が見えます。
登ってきて
穏やかな道になって
またそこそこの急登でした。右から登ってきたんですが、左には伐採した木を滑り落としたんじゃないかと思われる凹みが奥多摩湖に下っていました。
すぐに雪の残るこんな道になりました。
あの稜線が本筋です。テキトーに登ります。
尾根に乗りました。これからほぼ西に向かってズーッと尾根上を歩きます。防寒用に着ていた雨合羽とダウンジャケットをザックに押し込んで、ペットボトルに詰めてきた玄米茶を飲んで出発します。
日蔭はかなり雪が残っています。
844mの標高点と思われる場所。『奥多摩 登山詳細図(西編)』(吉備人出版 以後、詳細図)には馬場浅間と記載されています。
先に進みます。
ヤセ尾根というかとんがっています。左下の道を歩きます。
860m圏で登る道と下る道に分岐。下る理由はないので登る道を選択。
尾根上に祠の屋根が見えたので登ってみました。
登ってきて
登ると真っ白い仏舎利塔のてっぺんが見えました。
仏舎利塔の建つ大寺山の山頂に到着。
釈迦の誕生。天上天下唯我独尊。右回りに歩きます。
成道。
初転法輪。
涅槃。だと思います。塔の関係者だと思いますがお二人が熱心に雪かきをしていました。
鹿倉山に向かいます。
塔のてっぺんの次に高いところを目指して登ってみると
大寺山の山名板がありました。
大寺山を過ぎると雪が深くなってきました。
登ってきて
道標を通過します。「丹波山村鴨沢」方面は『詳細図』に「仏舎利遊歩道ルート(道標なし。熟達者向き)」と掲載されています。
この尾根には「東京都水道局用地境界」の標石が埋設されています。山梨県なんですが都有地なのか借用地なのかを歩いていることになります。
遠くの石尾根。
1071mの標高点を通過します。なにもありません。
道標を通過します。
ザクザクと歩いていくと
1178mの標高点あたりに道標が立っていて
近くの木にタナグチ山と書かれた山名板がねじ留めされていました。
右後方から林道がやってきました。尾根筋と林道それぞれに一人分のトレースが続いています。
前方が大きく開けています。
防獣ネットに囲まれた伐採地の縁を歩きます。
伐採地のてっぺんにはオオヤマト山という山名板がありました。
てっぺんからの眺め。仏舎利塔や奥多摩湖、デンとした御前山(ごぜんやま)。
ちょっと左へ。
ちょっと左へ。
もうちょっと左は木立でよく見えません。
もう一度、仏舎利塔、奥多摩湖、御前山。
伐採地のてっぺんから先は下ります。ちょっとヘンな地形です。右下に見える道標を目指します。
読めませんが鹿倉山はもうすぐのはず。
尾根筋と林道はすぐ近くで高低差もほとんどないんですが、まっ、一応、尾根の上を歩きます。
尾根の左側では伐採が行われていました。何台かの黄色い重機や積み上げられた材木が見えました。
「徐行 ご迷惑をおかけします」の看板を通過します。
鹿倉山の道標を通過します。
シカやタヌキやヒトの足跡で尾根道は賑やかです。
鹿倉山の山頂に到着。三等三角点があって標高は 1288.24m、基準点名は獅子倉。
道標が2基に山名板も2つ。賑やかですが、
山頂の様子は
こんな感じで
地味です。
玄米茶を飲んで出発します。