奥多摩尾根歩き
尾根通、湯久保山南西尾根、藤倉分岐尾根

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藤倉バス停→藤倉分岐尾根→(1時間20分)藤倉分岐→(15分)数馬分岐→(45分)檜原街道→(1時間)[GOAL]西川橋バス停→JR武蔵野線武蔵五日市駅


藤倉分岐尾根は階段階段また階段の後、ヤセてキツめの勾配のまま浅間尾根にぶつかります。

「北秋川 上流端」の杭が立っていました。
その上流端に架かる上除毛橋(かみよけばし)を渡ります。
上流側の白岩沢(しろいろさわ?)。
下流側の北秋川。
橋を渡ってすぐ右手のこの階段が藤倉分岐尾根の取り付きです。登ります。
登ってきて
登ります。
障害物のない擁壁の広がりが高度を増します。地形図の点線は土砂崩れの修復前の登山道なのでしょう 。
登ってきました。
フツーの階段からコンクリート丸太で土留めされた階段になりました。
だからといって容赦はありません。グーッと見上げても階段は続いていたんですが、
ようやくこんなトラバース(山腹横歩き)道になりました。
下の方は手前の山で隠れていますがいちばん奥が登った尾根通で左のピークが870m圏峰です。
870m圏峰から左に曲がってから手前にダーッと下っているのが湯久保山南西尾根です。
登山道が尾根をはずれたので尾根上に登ってみると階段横に何本か見かけた立派な杭が立っていました。この地域の現状を変更するには都知事の許可が必要ですよ、みたいなことが書かれています。この杭を最後に見なくなりました。
小ピークに立ちました。何もありません。先に進むと
巻いてきた登山道とすぐに合流。
ヤセ尾根になり、そこそこの急登です。
ちょっとなだらかなところに朽ちたベンチがありました。
道はしっかりしているんですがヤセて急登です。階段地獄のあとはこたえます。
678mの標高点を通過します。
グーッと登ります。
さらにグーッと登ります。
尾根の右、シンナソー側も
尾根の左、日向ムコウ沢側も滑り落ちてははいけない雰囲気です。
尾根通の方角です。
登ってきて
奥から馬頭刈尾根、湯久保尾根、尾根通が見えていると思います、多分。
歯切れの悪さを奥歯で噛みしめながら登ります。
急登から
あそこからなだらかになりそう、
と思ったんですが、あまりなりません。
なだらかになりました。が、またもやあの先でかなりの急登が見えています。
登ってきました。浅間尾根はもうすぐのはずです。この道標から地形がちょっと複雑になります。
右が本筋だと思うんですが、
登山道は尾根上をはずれてあのポコリとしたピークの左を巻くように続いています。
ちょっと迷ったんですが登山道をたどって浅間尾根に合流することにして、こんな道を歩きます。
道標が見えてきました。
浅間尾根に合流です。左奥から登ってきました。
浅間嶺(せんげんれい)の方向。
反対のこちらへ進みますが、すぐ右の尾根上に登り
藤倉分岐尾根を見下ろしました。これにて藤倉分岐尾根はおしまいです。登山道には戻らずそのまま尾根上を歩き、数馬分岐を目指します。
あれは大岳山(おおたけさん)ですよね。
929mの標高点あたりを通過します。何もありません。
素敵な尾根歩きです。けれどちょっとヘン。そろそろ登山道と合流するはずです。方向を確認します。間違っていました。登山道に合流するには少し手前の小さな尾根を下らなくてはいけません。残念。素敵な尾根を引き返します。
ちょっと戻って
ここを下ります。急降下です。
ズザザザと滑りながら下っていきます。
左下に登山道が見えました。合流します。
サルの手形があるというサル石を通過します。
いにしえの道らしい切通しっぽいところを通過します。
入間沢(いりまさわ)都行造林地の看板と消火用水のドラム缶を通過します。
馬頭観音を通過します。
こんな道を歩き、
馬頭観音の隣に
数馬分岐の道標が立っています。右の階段を登ったあたりが906mの標高点です、だからどーした、と言われればそのとーりです。
なので階段は登らずにほうじ茶を飲んで浅間尾根登山口バス停を目指します。
浅間尾根登山口は漢字が多いバス停だなあ、と思って調べてみたら「曲金静岡視覚特別支援学校静鉄不動産静岡南店前(まがりかねしずおかしかくとくべつしえんがっこうしずてつふどうさんしずおかみなみてんまえ)」なんていうバス停もあるそう。車内アナウンスの間にバス停を過ぎちゃうんじゃないかと心配です。正面に笹尾根を見ながら歩きます。
道標を通過します。
ベンチと道標を通過します。
古い道標(道の左側)と
新しい道標(道の右側)が立った曲がり角を右折します。
スギの大木に守られた祠を右に見上げながら通過すると
舗装道路に出ました。道路のはす向かいに道標が立っています。
道標に従って下ります。
正面奥の山は神奈川県の大山(おおやま)だと思います。
浅間坂木庵(せんげんざかもくあん)というそば屋なんかを通過し、下ってきました。
正面の舗装道路は風張尾根、浅間尾根、オンバコ平東尾根を歩いたときに下ってきた道です。ふと思いつき、そのときに気になっていた左の大きな木の向こう側の道を歩いてみることにしました。地形図に点線があります。
しっかりした道です。
馬頭観音を通過します。
秋川(南秋川)の左岸を上流に向かって歩いています。畑が見えてきました。
大きな廃屋を過ぎると
秋川に上一枚石橋(かみいちまいいしはし)という頑丈なのかもろいのか判断のつきかねる名前の橋が架かっていました。
頑丈でした。
橋を渡り坂道を登ると檜原街道です。
檜原街道を右へ、条件反射的に温泉センターに向かっていたんですが、んっ? どーしても温泉入りたい? 途中から引き返えすことしました。バスの発車時刻のタイミングをみながら武蔵五日市駅に向けて歩けるところまで歩くことにしました。まずはトイレのある浅間尾根登山口バス停を通過します。
舗装道路を歩いてくるとここに出ます。写真の右上、写っていないあたりが数馬分岐です。
数馬下バス停を通過します。
数馬手リポートを通過します。立体的なヘリコプターが飛翔している手の込んだ看板が立っていました。
手打前(てうちまえ)バス停を通過します。「手打ちにいたす!」前なのでしょうか、和解前なのでしょうか。
森沢橋(もりさわばし)バス停を通過します。残念です。ここまでバス停の標識に車が写り込むように狙ってきたんですが、待っても待っても車は来ませんでした。
笛吹入口(うずしきいりぐち)バス停を通過します。
戸貫久保(とづらくぼ)バス停を通過します。
あわよくば缶ビールゲット! と思ったんですがシャッターが閉まっていました。
西川橋(にしかわばし)バス停です。ここでバスを待つことにしました。
バス到着です。気のせいか、乗客の皆さん一風呂浴びてさっぱりしている風です。やっぱり温泉センターに行けばよかったなあ、などとグズグズ思いながら武蔵五日市駅までバスに揺られたのでした。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。