奥多摩尾根歩き
鍋割山西尾根、琴沢二俣中間尾根

(2/3)


不動の滝→(15分)鍋割山西尾根取付→鍋割山西尾根→(1時間40分)鍋割山


不動の滝を小尾根で巻いて鍋割山西尾根の横っ腹に取付きました。岩場を乗り越え、840mの標高点から下って鞍部でモノレールを横断し、キツい急登を我慢して、梯子があったりもして、短いけれどなんやかんやが起こります。

小さな龍なら棲めそうです。
小尾根まで這い上がってくるとモノレールと合流しました。鍋割山西尾根の方向にのびています。モノレール沿いの道をたどります。
ふっつりと音が聞こえそうなくらいいきなり滝の音が消えました。鉄橋(?)を渡ります。
鍋割山西尾根のビシッとした稜線が見えてきました。テキトーに山腹に取付くことにします。
小屋の残骸がありました。朽ちて倒れた建材や錆びたトタン板が散らばっています。
残骸横の小さな谷にワサビ田跡が下流側にも上流側にもつらなっていました。
ワサビ田跡を越え、登ってきて、稜線に立った、と思ったんですが本筋はもうひとつ向こうでした。
枝打ちされた枝葉を踏みながらあちらかやってきて
鍋割山西尾根に乗りました。とてつもなく長ーいアプローチの終わりです。尾根はあの先で谷に向かって切れ落ちているはずです。
登ります。
かなりの急登です。
岩が尾根をふさいでいます。
右はチャレンジャー仕様のようです。
左に回り込んで岩の上に立ちました。
岩がちな尾根が続きます。
ザレた急登です。
右下にやけにしっかりした道が見えました。巻き道っぽいです。
登ってきて
岩からひょいと顔を出すと目の前にタヌキの溜め糞がありました。これからの成長が期待されます。
平坦なピークを進んで840mの標高点あたりに到着。赤帽黒杭が刺さっていました。
そのまま落ちるような急降下に踏み出します。
下ってくると鞍部でモノレールを横断します。
振り返ると840m標高点のある山はゴッツい岩山でした。
鞍部からの登りは左植林、右雑木の尾根になり、がらりと雰囲気が変わりました。
急登が続きます。尾根に浮き出た岩に梯子が架かっています。
この梯子を使う理由は何ひとつ思い浮かばないので岩に手をかけ足をかけて登ります。
キツい急登が
続きます。
大岳山が見えました。
行く手の青空が大きくなってきました。
空のところまで登ってきましたがまだ先がありました。
なにかのサインみたいに並んだシカの糞を通過します。
標高1000m(以降、「標高」は省略)あたりで尾根は左にくっと曲がり、鍋割山の山頂直下で急登に拍車がかかります。
再び大岳山。
登ってきて
鍋割山のちょっと北の鍋割山北尾根に立ちました。
すぐに鍋割山の山頂です。これにて鍋割山西尾根はおしまいです。
山頂は10数人のパーティでいっぱいでした。チェーンスパイクを脱ぎ、琴沢二俣中間尾根に向かいます。