奥多摩尾根歩き
妙法ヶ岳北東尾根

(前半)


今回は秩父への遠征です。てっぺんに三峯神社の奥宮が建つ妙法ヶ岳の北東尾根を登りました。頂上直下の岩がキビシいことでそこそこ有名らしいですが、そんな核心部を死物狂いで巻いててっぺんに立った記録です。はたして妙法ヶ岳北東尾根を登ったと言っていいのか微妙ですが、まっ、許します。
拝殿には立ち寄らず奥宮遙拝所から表参道をスタート地点の大輪(おおわ)バス停まで下りました。

コース 西武鉄道西武秩父線西武秩父駅→[START]大輪バス停→登竜橋→(20分)妙法ヶ岳北東尾根取付→妙法ヶ岳北東尾根→(4時間30分)三峯神社奥宮(妙法ヶ岳)→(50分)奥宮遙拝所→薬師堂跡→(1時間10分)[GOAL]大輪バス停→三峰口バス停→西武秩父駅
(6時間50分)
歩いた日 2023年4月22日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ~、そ~、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

西武鉄道西武秩父線西武秩父駅→[START]大輪バス停→登竜橋→(20分)妙法ヶ岳北東尾根取付→妙法ヶ岳北東尾根(1072.3mの三角点まで)


大輪バス停から出発。妙法ヶ岳北東尾根へのアプローチは、荒川の右岸沿いを下流に向かって歩きます。尾根の勾配はキツめをベースにして時々ゆるむという、まあふつーといえばふつーなんですが、岩がちになったりヤセ尾根になったり広がったり伐採地跡に出たりめちゃくちゃ見晴らしのいい岩があったり、シンドいけれど楽しい尾根歩きが三角点まで続きます。

おはようございます。大輪バス停です。西武バスが三峯神社に向かって走り去っていきます。
バスを追いかけるように彩甲斐街道(さいかいのみち 国道140号)少し歩くと三峯神社表参道の鳥居です。
鳥居をくぐるとすぐに荒川に架かる登竜橋を渡ります。
荒川の上流方向。
橋を渡って右は表参道。妙法ヶ岳北東尾根へは左の小道を下っていきます。
遊歩道な(だった?)のでしょうか。手すりが設置されています。途中、ロープが張られ「この先 行止り」と書かれたポスターが下がっていたり、
めちゃくちゃ傾いた巨木を過ぎ、
滝の落ちる小さな沢を渡り、炭窯跡を過ぎ、
立派な道をてくてく歩いていくんですが
崖崩れを乗り越えたりもします(振り返って撮影)。
そんなこんなのアプローチで妙法ヶ岳北東尾根の取付に到着。
赤帽黒杭が刺さっています。
尾根の下方。川まで降りられそうです。途中に標高379m(以降「標高」は省略)の標高点があります。
遊歩道(?)の先。地形図では発電所近くの道路につながっているようなんですがどうなんでしょう。
妙法ヶ岳北東尾根の初っ端です。
すぐに岩ゴツの尾根になりました。浮石だらけで登りづらいです。
480m圏で左手が植林になり、
登ってきて
登ります。きれいな黄緑色です。
勾配がゆるみ、快適な尾根歩きです。
また岩ゴツの尾根になりました。そこそこの急登です。
登ってきて
岩はなくなり、急登が残りました。あのてっぺんで左から登ってきた尾根と合流しそうです。
左から登ってきた尾根です。合流しました。いい感じの尾根ですが、地形図で尾根を下ると採石場にぶつかります。歩くのは無理っぽいです。
合流してすぐに729mの標高点あたりを通過します。
快適な尾根歩き
だったんですが、じんわりじんわり勾配がキツくなってきました。
長ーい
ほぼ一直線の登りがあのてっぺんで終わりそうです。
てっぺんは明るい広場になっていました。900mあたりです。
左手は伐採後の植林が育った雰囲気です。左から妙法ヶ岳、1253m、1329mのピークだと思います。
「ちちぶみるく」のコンテナを通過します。
熊倉尾根酉谷、熊倉尾根、宗屋敷尾根]や聖尾根聖尾根、小幡尾根]が見えているはずなんですが、熊倉山がどれなのかわかりません。
伐採地のてっぺんを歩きます。
伐採地を過ぎるとまた岩がちになり、
登ってきて
登ります。
また岩です。
手前の岩を登っていくと左手にもうひとつのポコリとした岩が見えました。多分、下調べで眺めがいいとあった岩です。岩の根元にザックをデポ(残置)し、カメラだけを持ってよじ登りました。
岩のてっぺんに立ちました。いい眺めです。熊倉尾根聖尾根がはっきり見えます。右のピークは酉谷山でしょうか。岩のてっぺんは1030mあたりです。
聖尾根の下方。
岩から降り、尾根に復帰。
三等三角点です。標高は1072.26m、基準点名は大滝。「埼玉県」の標石が挙手のようでした。
三角点からの展望はほぼなし。これはおそらくスタートした大輪の方向だと思います。大血川の対岸、大滝は反対方向です。ペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みながら休憩します。
いよいよ後半戦です。