酉谷、熊倉尾根、宗屋敷尾根
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■[START]酉谷山避難小屋→酉谷山→熊倉尾根→小黒→檜岳→シラカケ岩→蝉笹山→(3時間40分)熊倉山
熊倉尾根は歩くにつれどんどん風景や雰囲気が変わっていくステキだけれども道迷いなどちょっとデンジャラスな尾根。
おはようございます。寝たような、寝られなかったような。朝食は昨日食べ残したご飯に生卵とウインナーを足して温め直して食べました。食後は菓子パンと紅茶です。
身の回りを片づけて出発します。同宿のカップルはタワ尾根を下るそう。挨拶を交わし、いつかまた、です。
富士山がうっすらと見えました。
酉谷を一瞥し、
アディオス! 酉谷山避難小屋!
チョッピリ登ると酉谷峠で、長沢背稜(ながさわはいりょう)の登山道と合流します。
登山道を横切って、稜線へ。
酉谷山に向かいます。
こんな尾根道を歩きます。
あの朝日に照らされているモッコリした山は小黒(こぐろ)です。
心地よい
朝日を浴びながら、
酉谷山の山頂に到着です。
わたくしはかつてここで生着替えをしたことがあります。酉谷山には二等三角点があり標高は1718.30m、基準点名は小川。小川谷の小川でしょうか。
山頂からの景色。
これも。
さて、あの向こう、熊倉尾根に踏み入ります。
歩き始め。んっ? という感じで道はあるようなないような。
とにかくあの小黒を目指します。すぐそこに見えるんですが、まっすぐ行こうとすればとんでもない急降下とそれに見合った登り返しです。
足の置場がありません。こんなきれいな苔を踏みながら下っていきます。
で、ふと左方向を見ると少なくとも現状より歩きやすそうな尾根があるじゃないですか。ズザリズザリとトラバースします。
尾根に到着。
尾根の上方。おそらく、酉谷山のピークから尾根筋をちょっと西へ移動すればあの上からラクに下りられたんでしょう。ちょっと失敗?
看板を通過します。
これをイイ感じと言わずしてなにをイイ感じと言うんでしょう。
小黒が真正面に見えます。
声にならない声が声になりそうな
こんな尾根が続いて、
小黒の山頂に
到着しました。おもしろいピークです。標高はあの折れた木のてっぺんで測るんでしょうか。
東に延びる尾根にはロープが張られていました。
北に延びる尾根にも。確かにこのあたりの地形はかなり慎重にルートを選択しないと思わぬ尾根に迷い込みそうです。
グッと西に折れて進みます。
左右のロープに挟まれて歩きます。
誘導されまくります。
告知。
大岩を回り込んだり、
広々した林を抜け、
下り、
やけに開けた尾根を下り、
心地よく歩きます。
マーク類はかなりあります。ただ、仕事用だと思われるものもかなり多いです。
苔むした石杭、大小の石杭が尾根筋に埋まっていました。
境界表示兼道標。
あの尾根に移ります。
こんなややヤセや
幅広など、どんどん尾根の雰囲気がダイナミックに変わっていきます。
テキトーに下ります。
穏やかな尾根道です。
1452mの標高点です。
穏やかな尾根道が続きます。
まだまだ
続き、
ヒュッと下り、
穏やかに登り始め、
そこそこの登りが続き、
などと歩いていると、
檜岳(ひのきだけ 1451m)に到着。
山頂のようす。確かにヒノキに覆われたピークです。
先に進みます。
秩父市街でしょうか。
ヤセてきました。
ヤセています。
さらにヤセます。
ヤセ下りです。
ヤセかつやや急登です。
下って、
大岩に向かって登り、右に回りこみます。
回りこみ中。
もう少しで尾根に復帰します。
尾根に復帰し、少し戻ると回り込んだ大岩の上に出ます。400m圏のシラカケ岩です。下調べで知って楽しみにしていたビューポイントです。
シラカケ岩からの眺め。右端のほうに見えている大仏さんの頭みたいな山容は両神山(りょうかみさん)のはずです。
シラカケ岩からの眺め。
シラカケ岩からの眺め。
シラカケ岩からの眺め。
シラカケ岩からの眺め。
シラカケ岩からの眺め。手前から向こうに延びているのは歩いてきた尾根です。奥には長沢背稜が見えているのでしょうか。
さらにシラカケ岩からの眺め。水を飲みながら景色を堪能しましたが、残念ながら山や尾根の名前がさっぱりわかりません。けれども美しい景色は美しいです。
尾根に復帰。ヤセ尾根を先に進みます。
空が大きく見えてきました。
告げることをやめた道標。
蝉笹山に着きました。
ここは宗屋敷尾根への分岐です。
周辺を偵察してみます。ロープに「宗屋敷尾根 道迷い多し」の告知が下げられていました。
あっちが宗屋敷尾根です。手強そうです。水を飲んで熊倉尾根に戻り、蝉笹山と双耳峰をなす熊倉山を目指します。ザックから水を入れた2リットル容器を引きずり出し、デポ(ルートの途中に荷物を置いて身軽になること)しました。
相変わらずのヤセ尾根が続きます。
2つほど小ピークを越えます。
ズンズンズンと進みます。
イイ感じです。
空が広がってきました。
祠が建っていました。
とても長い平地になりました。
やっと熊倉山に到着です。これにて熊倉尾根はおしまいです。蝉笹山の双耳峰にしてはずいぶん離れた耳でした。熊倉山には三等三角点があり標高は1426.50m、基準点名は蝉。熊倉山は日野側では蝉山とも呼ばれるらしいです。また蝉笹山は笹山、2峰を合わせて蝉笹山と呼ばれると『ヤマレコ』に書いていました。
頂上の北端にある道標や案内板。
細長い頂上を水を飲みながらウロウロしました。そろそろ出発します。
樹間からの眺め。
これも。
アディオス! 熊倉山! 蝉笹山に引き返します。