奥多摩尾根歩き
酉谷、熊倉尾根、宗屋敷尾根

(3/3)


熊倉山→(25分)蝉笹山→宗屋敷尾根→(3時間30分)林道→[GOAL](45分)秩父鉄道秩父本線武州日野駅


宗屋敷尾根は急降下しながら大岩を巻いて尾根復帰にアタフタするとっても骨太な尾根でした。

いきなり目に付く「Uターン」の文字。
厳しい登り返しです。
蝉笹山に戻ってきました。
セブンイレブンの「こんがりチーズブレッド」と水でちょっと休憩。
デポしていた水を回収していよいよ宗屋敷尾根に踏み入ります。アディオス! 蝉笹山!
あちらに進みます。
尾根の右下にはっきりした道が延びています。
急降下が始まりました。
下ってきて、
岩を登って、
下ります。
とんでもない急降下です。
どーしょーもない急降下です。
下ってきて、
荒々しいヤセ尾根を通過します。
急降下がやっと落ち着いたと思ったら前方にとんでもなく大きな岩が立ちふさがります。
ドッバーンという感じです。まっ、下調べでわかってはいたんですが「事件はパソコン内で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」というわけでかなりの迫力です。
左へ巻くこともできなくはなさそうですが、
予習通りに踏み跡がしっかりしている右へ進みます。
道は幾筋かあり、大岩の基底部からできるだけ離れないルートを選びます。
回り込み中。
回り込み中。
尾根に乗りました。見上げたところ。
見下ろしたところ。うっすらと踏み跡もあります。念のため方角を調べます。全然違います。テープも見えますが、これは宗屋敷尾根ではありません。トラバースを続けます。
尾根に乗りました。見上げたところ。
見下ろしたところ。念のため方角を調べます。これまた全然違います。宗屋敷尾根ではありません。この小尾根は地形図に表現できないスケールっぽいです。さらにトラバースを続けます
デンジャラスなトラバースがしばらく続きます。
巻いた岩を見上げたところ。
あれです。
これです。ようやく宗屋敷尾根に復帰しました。北西に延びる尾根に出会うまでしつこくトラバースしないと思わぬ尾根を下るハメになります。
大岩を見上げます。なんだかもっとラクなルートがありそうなんですが、どうなんでしょう。
また大岩です。空を見上げるクマみたいです。喉を回り込みます。
この角度だと雄叫びを上げるタイガーマスクのようでもあります。
あちらから下ってきて、
大岩を回り込みました。が、ここでこの岩をトラバースして向こうに見える尾根に復帰するか、
足元にポッカリと開いた井戸の途中まで下りて尾根に復帰するか、選択を迫られます。もちろん、どちらもイヤです。
呻吟の末、井戸を選択。通過中です。意外と落ちてもたいしたことはなさそうです。
無事、尾根に復帰。相変わらずの急降下です。
不思議な木杭を通過します。手の込んだ鉄製の数字が打ち付けられていました。「シニ」って何よ。
下ってきたんだか登ったんだか忘れてしまった岩と岩に鎮座する木。
1300m圏のピークに到着。とくになにがあるわけではありませんが、
樹間から両神山が見えました。
穏やかになって、
グッと登って、
クッと登って、
三角のピークが見えたり、
また両神山が見えたりしました。
1284mの標高点です。
ここもとくになにがあるわけではなく、眺望もこんな感じの地味ーなピークです。
先に進んですぐ、尾根が分岐しています。
赤テープには「南NG 北東OK」と書かれ、南に延びる尾根には通せん坊が置かれていました。
左に折れます。
やっぱり急降下です。
下ってきて、
下ります。
下ってきて、
下ります。
クッと登ります。ホントーに岩が多いです。
1190m圏のピークを通過します。
すぐに尾根は分岐します。右へ。
しようと思えばスキップもできます。
真っ平らです。
いつかは下らなくてはなりません。仕方がありません。
ドーッと下ります。
そしてグーーっと登ると、
1003mの標高点です。
すぐそばに祠が建っていました。南東にある安谷川(あんやがわ)沿いの集落を向いているようです。
祠からヤセ尾根をちょっと歩くと、
尾根が分岐しています。
右の尾根に進みます。
テキトーに歩いていると、
ヌタ場に出会ったりして
またここで尾根が分岐します。
ここは左をチョイス。
尾根筋で防獣ネットに遭遇。
急降下アンド網の支持ロープで厳しい尾根歩きです。できるだけロープから離れて歩きたいんですが踏み跡はなく、網と付かず離れずで下ります。
そーとーな急降下が続きます。
十数分間にわたる網との鞘当てはここで終了。
そこそこの急降下が続きます。
下ります。
街の音が大きく聞こえてきます。下ります。
ダーッと下り、
ズザーッと下り、
あちらから下ってきました。
スキップできる尾根道です。が、わたくしはもう体力的に無理。
下ってきて、
下ります。
林道が見えてきました。
林道に安全に下りられるかどうか、不安です。
樹間から見えた街並み。
数歩先は尾根の末端で、林道はザンッと切れ落ちたその下です。
末端からちょっと戻ったところにはっきりした道が右下へ戻るように延びていました。僥倖です。下調べでは林道への着地に関する情報は見つけられませんでした。これは林道に下りる道に違いありません。
慎重に進みます。
貼り紙がありました。平成28年10月9日、聖尾根から熊倉山へ、宗屋敷尾根を下る予定の男性登山者に関する情報を求める内容です。
ここをズリズリリと下りてきました。
宗屋敷尾根の下端です。これにて宗屋敷尾根はおしまいです。アディオス! 宗屋敷尾根!

林道をテクテクと武州日野駅に向かいます。

「死体」以外はちょっと微妙。自信がありません。
御花畑駅(副駅名「芝桜駅」)で下車。西武秩父駅まで歩きます。
西武秩父駅前のセブンイレブンで買った缶ビールを駅前広場で飲みました。「祭の湯」に入るか入らないか大いに迷った末、入ることにしました。
2日にわたる山行にしてはなんとも締まりのない写真で終わります。
山の神様、地権者の皆様、ありがとうございました。