奥多摩尾根歩き
モクボ谷白仁田谷中間尾根、赤指尾根(留浦ルート)

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赤指尾根(1364m標高点)→赤指尾根→(2時間30分)1104m標高点


モクボ谷白仁田谷中間尾根のピークに立つと霰が雪になり、ほうじ茶をごくりと飲んで赤指尾根をズンズン下りました。いつの間にか雪はやみ、尾根上は強くて冷たい風がフユダゾーフユダゾーと吹きつけたけれど長くて開放的で起伏の少ない尾根歩きは素敵でした。

登ってきた道を下ります。
左前方に見えた日蔭名栗山。
下ってきて
下ります。等高線がマテガイの足のようにニョッキリと描かれた部分です。
下ると
「81|82」の林班界標が立っていて。
1290m圏のピークを通過します。
鷹ノ巣山と右へ糸を張ったように下っていく浅間尾根。
1290m圏の道標。「赤指山・峰谷(バス停)林道終点を経る」方向と「峰谷バス停」方向を示しています。尾根上の「赤指山・峰谷(バス停)林道終点を経る」方向へ。
数字の消えた林班界標を通過します。『詳細図』に小さな文字で「コブ 赤指山」と書かれている1320m圏のピークです。
東に下るとてもおだやかな尾根。気になります。
赤指尾根もおだやかな尾根ですが、きょうは右(西)からの風が強烈です。雪はいつの間にかやんでいましたが、風の冷たさが我慢できなくなりました。ザックにしまっていた防寒着兼雨合羽を引っ張り出して着ました。
「赤指山 最高所 1340m」と書かれた山名版を通過し、
動物観察用のカメラを通過し、
赤指山に到着です。
三等三角点があります。標高は 1332.51m、基準点名は葺岩。葺岩ってなんなんでしょう。
かろうじて西方向に展望がありました。小袖川(こそでがわ)対岸の七ツ石尾根が見えているはずですがよくわかりません。ほうじ茶を飲んで出発します。
すぐに石の祠が建っていました。
左下に林道の終点が見えました。本日、3つめの林道終点を目にしました。「本日、林道終点をたくさん見た大賞」のベスト100には入っているのではないでしょうか。「林道を経て峰谷へ」と書かれた道標が木にくくりつけられていました。
尾根道を進みます。
1300mあたりのにぎやかな場所を通過します。
遠くの尾根。
急降下で林道と合流します。
林道に降り、ちょっと左に行けば向かいの尾根の続きを歩けるんですが、
尾根に登ってもどうせすぐに林道にぶつかるはず、と林道を歩きますが、
ちっとも尾根が途切れないのでここから尾根に這い上がりました。1230mあたりです。
幅広のなんともおだやかな尾根です。林道からすぐに尾根に戻っておけばよかったです。
こんな尾根をてくてくと歩きます。
遠くの山並み。
どちらも葉を落とした左のカラマツと右の名前のわからない自然林の境界を歩きます。
尾根がうねってきました。地形図にはところどころ凹んだいびつな円形の等高線が4本、描かれています。どうしてこんな地形になったのでしょう。1190m圏から1220m圏です。
1228mの標高点を目指して右の尾根に移ります。
1228mの標高点だと思われる地点です。赤い杭が立っていました。
すぐ先の分岐。いま歩いているいかにも尾根らしい尾根は歩きたい尾根ではありません。左の幅広い尾根が歩きたい赤指尾根です。
写真ではわかりづらいですがここも左右に分岐しています。先ほどの分岐からすぐです。左へ進みます。
林道の上に出ました。
林道に降りました。振り返って見上げた尾根。
林道はあちらからやって来て
あちらに行きます。
林道を横切り、尾根筋をそのまま下っていきます。
文字の消えた赤い看板を通過します。
左ヒノキ右自然林から左カラマツ右自然林に。1070m圏です。
左下に長大な凹みを見ながら歩きます。人工的な地形なのか自然な地形なのか謎です。
祠を通過します。
左から登ってきた尾根と急登のてっぺんで合流しそうです。
登ってきて
左からの尾根と合流しました。1104mの標高点です。
「大(尾)平山北峰 1104m」と書かれた山名版がぶら下がっていました。
北方向の景色。
東方向の景色。
南方向の景色。
西方向の景色。ほうじ茶を飲みながらちょっと思案。ほぼ記憶にはないけれど峰谷橋に向かう尾根は以前に歩いたことがあるので、ここから南西に下る尾根を歩いてみてはどうだろうか。反対意見なし、満場一致で南西に留浦集落を目指して下ることに決定。これにて赤指尾根はおしまいということにあいなりました。