奥多摩尾根歩き
丸山北東尾根、丸山南尾根、アッチ沢右岸尾根

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小棡(中尾 なごう)→西原古道→(1時間)アッチ沢右岸尾根取り付き→アッチ沢右岸尾根→(2時間40分)数馬峠→[GOAL](1時間)檜原村温泉センター 数馬の湯→JR五日市線武蔵五日市駅


山里と山里を結ぶ西原古道をテクテク歩き、アッチ沢右岸尾根はできるだけ下端からチャレンジ。

ここは山梨県立ゆずりはら青少年自然の里が11月11日に実施した「長寿の里健康ウォーク」のコースになっていたようです。「ウォークラリーコース」は常設でしょうか。
さようなら! 丸山南尾根! 中尾!
西原古道を歩きます。
クイズ。
多分、クマよけの一斗缶。杖で2回、いや3回だったかな、叩きました。
小尾根を乗越します。
尾根に碑や石仏が並んでいました。
この尾根は919mの標高点を通る尾根で、地形図に登山道の記載があります。
小棡地区。
尾根に登る道との分岐。古道は左下へ進みます。
人様んちの真ん前を通ります。だれも住んでいないのでしょうか。
人様んちを通過しました。
道中。
正面の赤い屋根は慈昌庵という寺です。右に登ります。あの黄色いおばあさんとちょっと立ち話。
突き当たりから左上に道が続いています。
山肌の小さな墓地。
古道らしい雰囲気です。
ちょっと迷って右上への道をチョイス。
ここは左上への道をチョイス。
んー、なんだか道選びに失敗したかも。
道はまだ先に延びているんですが、地図を見ると古道は尾根の上です。
この石垣あたりからテキトーに尾根上に這い上がります。
短いですがとんでもない勾配です。
登ってきて、
なんとか尾根に乗りました。最初の分岐で素直にまっすぐ歩けば苦労なくここに来られたはずです。
標高点641mからの眺め。
641mには「帳塚原」という看板が立っていました。
こんな原っぱです。
原っぱの端っこの木立の中に石仏らしいものが立っていました。全体像が入ってなくて頭部がちょん切れて写っていますが、実物もちょん切れています。
水を飲んで帳塚原を出発します。
んー、多分、右の尾根筋を歩いたはず。
古そうな石垣と謎の発泡スチロールを通過します。
下の道を「藤尾」方面に進みます。
ここで右上にグググと登り、
尾根を乗り越すこの峠は、
笠松峠(かさまつとうげ)です。前回、丸山南西尾根を歩いたときに通過しています。
尾根の右は丸山方向。
左はふんどし山方向。
先に進みます。
植林帯の中を歩きます。
こんなところも歩き、
民家の上で大きく展望が開けました。
民家の横を通り、
舗装道路へ。
沢を通過。
前回下ってきた藤尾分岐南尾根を通過します。
道中。
前回登った藤尾分岐南西尾根を通過します。
ここは左へ。
あの稜線がこれから歩くアッチ沢右岸尾根です。
アッチ沢を渡ります。アッチ沢は『詳細地図』記載の名称で、『復刻版 奥多摩』(宮内敏雄 百水社 81ページ)では六ツ藤沢と書かれています。この正面から取り付いてもいいんですが、左へ下りもう少し尾根の様子を見てみます。
尾根を見上げたところ。
県道が見えました。
手前の民家の裏がアッチ沢右岸尾根の下端のようです。
取り付きを探しながらゆっくり引き返していると、尾根に続いていそうな小道を発見。写真ほぼ中央の暗がりです。
こんな道です。杖を突くと枯れ葉の下はコンクリートでした。
藪に覆われた道が続きます。
花。
コンクリート道は続きます。
この藪を抜けると、
潰れた小屋があり、そのちょっと先には
そこそこ大きな建物があったような痕跡があって、さらに進むと
民家跡にぶつかりました。ここでコンクリート道はおしまいです。
洗濯機やストーブらしきものなんかがうち捨てられていました。
空っぽの配電盤。
敷地の奥に尾根に続く道がありました。
すぐにこんなしっかりした道になりました。
左下からの道と合流。前方に水道施設らしきタンクが見えます。
右の蛇口をひねってみると水が出ました。
タンクからの眺め。
先に進みます。
平らな土地の奥に垂直に削られた岩、という謎な場所を通過します。
道はあるんですが、
ちょっと荒んだ感じです。
祠がありました。660m圏です。切り替え画像は転がっていた花瓶を添えて撮影。2本の柱は太く、ガッシリと屋根を支えています。
先に進みます。
かなりの急登です。
風呂みたいなコンクリートの枡が出現。
すぐ傍には炭焼き窯跡。遺構が多い尾根です。
登ってきて、
登ります。
なだらかになったりもするんですが、
基本はこんな感じ。かなりの急登です。
登ってきて、
910mあたりでこの右からの尾根と合流すると、
尾根はなだらかになります。
できるだけ尾根筋を歩きます。
登山道を横断。
943mの標高点。とくになにがあるわけではありません。
まーまーのヤセ尾根です。
花。
登ってきて、
なんとなく空が大きく見えるようになりました。
登ってきて、
笹尾根に乗りました。1450m圏です。合流点には切り替え画像のような杭がありました。
あちらから登ってきました。これにてアッチ沢右岸尾根はおしまいです。
笹尾根を東へ、数馬峠を目指します。
道中。
道中。
5分ほどで数馬峠に到着。
南面が大きく開けています。
富士山が見えました。

「仲の平バス停」方向へ進みます。3回連続なので分岐までスライドショーでサーッと歩きます。

分岐は右へ、初めて歩くルートです。
丸く抉れた道です。
「下平」と書かれた道標がありました。が、これは右に戻るように折れる道を指すのか、そのまま尾根を回り込むように進む道を指すのか判然としません。スマホGPSで確認してみようと思ったところ、初期画面からピクリとも反応しません。故障です。
方向は大きく異なりますが、まーどちらも檜原街道のどこかには着くだろうと、なんとなく右に曲がる道へ。すぐに枝が積み上げられていて通せん坊? みたいになっています。引き返します。
尾根を回り込んでズンズン進みます。
イイ雰囲気です。
ここも。
フツー。
尾根筋の直進か尾根を回り込むか、まーどちらも檜原街道のどこかには着くだろうと、尾根を回り込みます。
また尾根を回り込む(左)か尾根筋かの分岐です。
馬頭観音が立っていました。ここでも、まーどちらも檜原街道のどこかには着くだろうと、なんとなく尾根筋へ。
ズンズンズンズン下ります。
突然の柵。トマソン。
ズンズンズンズン下ります。
人家が見えました。
ホオノキの葉だらけの道を下ると
下平バス停近くの集落に到着。あの舗装道路は檜原街道より山側の道です。
あちらから下りてきました。後は檜原街道に出て、温泉センターを目指すだけです。
ビールと舞茸の天ぷらで一人反省会です。スマホGPSが使えなくなったとき、そこそこ動揺してしまったことに非難が集中。さらにあの場面ではテキトーに歩くのではなく、メンドーがらずに地図を出して進路を確認すべきだった、という意見が多くの賛同を得ました。
温泉センターバス停のポスター。きょうは「へんぼり もみじ祭り」の当日でした。
武蔵五日市駅行きのバスがやって来ました。
山の神様(とくに大山祇命)、地権者の皆様、きょうも楽しく遊ばせていただきました。ありがとうございます。また、よろしくお願いいたします。