奥多摩尾根歩き
倉戸山南西尾根、大麦尾根

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今回は倉戸山南西尾根(くらどやまなんせいおね)を登り、大麦尾根(おおむぎおね)を下り、奥多摩むかし道を歩きました。
倉戸山南西尾根は手持ちの『山と高原地図 2012年版』では「登山コース(難路)」となっています。難路扱いなのは、一般的な登山コースよりは急登が多いからでしょうか。登山口は奥多摩湖沿いの「女の湯」バス停。オンナの湯ではありません。メの湯ですから。奥多摩駅前から小菅の湯行きに乗り約20分で着きます。
倉戸山からほぼ東に伸びているのが大麦尾根です。途中までは熱海や倉戸口のバス停に下りる一般登山コースを歩きますが、950mあたりからいわゆるバリエーションルートに入ります。だだっ広い尾根をテキトーに歩きました。
大麦尾根から大麦代(おおむぎしろ)の上にある見晴らしのいい場所に下りると、水根を経由して奥多摩むかし道を歩いて奥多摩駅まで戻りました。奥多摩むかし道を歩いたのは柚子の購入が目的です。というか、実は今回の尾根歩きは奥多摩むかし道にどうつなげるかを考えた末のルートです。結論から言うと、売っていませんでした。1個も。ただ、捨てる神あれば拾う神あり。立ち寄ったもえぎの湯で段ボール箱に入れて販売されていました。傷がちょっと多く小ぶりですが4個で100円でした。4袋購入。これでこの冬も奥多摩産の柚子で作った柚子胡椒で鍋を食べられます。
ところでみなさん。というか、備忘録的に始めたこのサイトでみなさんって呼びかけるのもおかしなものですが、数少ない読者の方、ちょっと聞いてください。初めに言っときますが長くなります。
「チワワズ」ってググると、おそらくアメリカのマイナーリーグに関する項目が並ぶと思います。チワワがマスコットキャラクター(日本のプロ野球だと例えばジャイアンツの涙目のウサギ)で、そのチワワの顔をでっかくデザインした超ダサいと評されるユニホームなんかのことを知ることができます。
それはそれでいいとして、どうもグーグル先生は日本にも「チワワズ」というチームがあることをちゃんと知らないようです。こちらは自転車のチームで、わたくしの古くからの仲間が部長。ブルベを中心にした活動や、それにまつわったりまつわらなかったりする部員の生態なんかを紹介しているサイトです。もちろん、自転車そのものに関する記事もあります。ブルベって何? そういう方はサイト内の「用語集」で調べてみてください。登山でDNFはないけれどDNSはそこそこある、なんて使い方もマスターできるます。こちらです『チワワズ』。
コース JR青梅線奥多摩駅→(START)女の湯バス停→倉戸山南西尾根→(2時間10分)倉戸山→大麦尾根→(1時間20分)水根→奥多摩むかし道→(GOAL)(2時間50分)もえぎの湯→奥多摩駅
歩いた日 2017年12月10日(日)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]女の湯バス停→倉戸山南西尾根→倉戸山


倉戸山南西尾根は急坂の連続ですが、冬のこの季節、開放感たっぷりで心地よい尾根歩きでした。<

おはようございます。女の湯バス停です。バスを降りたりたのは道路の反対側。標識のあるこちらに渡ってきました。で、標識の右に見える小道が登山口です。
「奥多摩町自然文化百選 94 鶴の湯温泉源泉」がバス停のすぐ近くにあるんですが、残念ながら湯は流れていなくて石桶には枯れ葉がたまっていました。
トンネルに向かって右側の小道を進みます 。
奥多摩湖に沿って歩きます。
湖畔に沿う道と尾根筋に向かう道が分かれます。
道標と注意書き。
謎の建造物跡で左へ折れます。
そこそこ急な坂が始まります。
めっちゃ急な坂が先に見えたんですが、
右に巻き道がありました。ありがたく歩かせていただきます。
お手製の道標。この後も煩わしくない程度にポツリポツリと見かけました。
心地よい尾根歩きです。
770mあたりから右手に見えた倉戸山。
白く飛んじゃっていますが倒木の先には急坂が見えます。
こちらにも右に巻き道があって、ちょっと拍子抜けです。写真は780mあたりから南南西を見たところ。三頭山(みとうさん)が見えているのでしょうか。わかりません。
落ち葉歩きは気持ちいいといえば気持ちいいんですが、気を許すとスズルッスズルッみたいな感じで滑ります。
道中。
左は尾根筋、右は巻き道。どうせすぐ合流するはずなので巻き道を選択。
870mあたりでほぼ西の方角を眺めたところ。
こんな尾根を登ってきて、
こんな尾根を登ります。
なんだか周囲の雰囲気が変わってきました。
いつ降ったんでしょう。雪が残っていました。
サルの群れに遭遇。20匹はいました。このサルはヒトでいうと保育園児か小学校生あたりでしょうか。
ボスっぽいサル。攻撃されるかもしれないのでサルと目を合わせちゃいけないと聞いたことがあるけれど、このサルとは何度か目が合っちゃいました。だって今も横目でこっちを見てるし、横を通り過ぎた後、どこに行ったかなと見下ろすと彼(?)が見上げていたりするんですもの。
山ザールと別れると、なんとなく坂はゆるやかになって尾根は広がってきました。
1120mあたりでほぼ南方向を眺めたところ。左のピークは三頭山ですよね。ね、ね。
尾根が空にぶつかっています。
倉戸山に到着。倉戸山南西尾根を登りきりました。
二等三角点があります。基準点名は「留浦村」。ちなみに富士山頂(剣ヶ峰)も二等三角点らしいです。
平らな山頂の様子。左下の影ですけど、埴輪にこんなのがあったような気がします。
北方面から時計回り(1)
北方面から時計回り(2)。
北方面から時計回り(3)。
北方面から時計回り(4)。
北方面から時計回り(5)。
北方面から時計回り(6)。
これは奥多摩湖南岸の御堂指尾根(みどうざすおね)を下り、山のふるさと村遊歩道を歩いたときの写真。正面に倉戸山、倉戸山南西尾根、これから歩く大麦尾根も見えます。