今回は小怒田ノ尾根(こぬたのおね)を登り、馬頭刈尾根(まずかりおね)を経て千足尾根(せんぞくおね)を下りました。小怒田ノ尾根は地形図に記載のない、いわゆるバリエーションルートですが、千足尾根は『山と高原地図』(2012年版)に赤実線で記載されている一般登山道です。
小怒田ノ尾根は馬頭刈尾根上の富士見台からほぼ真南に伸びている尾根です。尾根の上部には高黒岩(たかぐろいわ)と呼ばれる大きな岩というか、岩盤むき出しみたいな場所があり、この岩の西端あたりをよじ登るのが小怒田ノ尾根の特徴です。「小怒田」なんてちょっと恐ろしそうだし、岩登りなんてちょっとどころかかなり恐ろしそうだし、と尻込みしていたのですが、「まっ、ダメなら引き返せばいいや」と出発したのが大間違い。大変な目にあいました。(3年と5カ月たった2021年4月に再訪した記録がこちら。やっぱり大変な目にあっています)
下った千足尾根は鶴脚山(つるあしやま)近くから南西に伸びている尾根です。尾根の下の方で、千足バス停方面と茅倉(集落)方面に分岐します。正直、この尾根を歩く積極的な動機を探すのはちょっと難しいです。エスケープルートとか、エスケープルートとか、エスケープルート。エスケープルートしか思い浮かびません。実際、わたくしもそうでした。下りは馬頭刈山の手前から南に延びる泉沢尾根(いずみさわおね)という尾根を歩く予定だったのですが、小怒田ノ尾根で予定時間を大幅に超えてしまい、早めに下山できる千足尾根を下ることにしたのです。尾根筋を丁寧に縫う道は好感度高し、なんですが、あまりの単調さにビックリして単調さを忘れそうになるくらい単調です。試しに歩いてみるのも一興。「あー、単調だった」と小さなガッツポーズが出るかもしれません。出ないか。

小怒田ノ尾根、千足尾根
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■コース | 武蔵五日市駅→(START)千足バス停→いろいろあって→(30分)小怒田ノ尾根の取り付き→小怒田ノ尾根→いろいろあって→(4時間30分)高黒山→(15分)富士見台→馬頭刈尾根→(1時間20分)鶴脚山→(5分)千足尾根分岐→千足尾根→(1時間)茅倉の集落→(40分)(GOAL)元郷バス停→武蔵五日市駅 |
■歩いた日 | 2017年12月2日(土) |
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■JR五日市線武蔵五日市駅→(START)千足バス停→いろいろあって→小怒田ノ尾根の取り付き→小怒田ノ尾根
高黒岩まではほぼ植林の中の急登。わたくし、高黒岩に恐れをなし、隣の尾根に移ることにしました。












































