奥多摩尾根歩き
キワダクボ左俣左岸尾根、大岩沢左岸尾根、大岩沢右岸尾根、柳ガマ沢左岸尾根

(大岩沢右岸尾根、柳ガマ沢左岸尾根 2/2)


キワダクボ→(5分)大岩沢右岸尾根取付→大岩沢右岸尾根→(50分)鋸尾根1200m圏→柳ガマ沢左岸尾根→(50分)作業道→(5分)853m標高点→登山道→(50分)大根ノ山ノ神→(1時間10分)[GOAL]JR青梅線古里駅


大岩沢右岸尾根はキワダクボから横っ腹に取付きました。上部で登山道と絡みます。当初は予定していなかった鋸尾根の1200m圏まで登ってきっちりてっぺんに立ちました。
柳ガマ沢左岸尾根の上部は大岩沢右岸尾根と重なっています。かつては登山道の一部だったと思われる幅広の尾根道をゆるやかに下っていくといつのまにか方向の定まらない尾根になって着地点が近づくにしたがって急勾配になって岩が出てきたり藪っぽくなったりしてすんなりとは下れませんでした。

右の尾根が大岩沢右岸尾根です。取付けそうな場所を探しながらキワダクボをゆっくり下ります。というか、ゆっくりとしか下れません。
大岩沢出合まで下ってきました。大岩沢から左上へゆるやかに登れそうです。
ここです。ここから大岩沢右岸尾根に取付きます。
登ってきて
登り、大岩沢右岸尾根をめざします。
大岩沢右岸尾根に立ちました。尾根の下方です。
振り返り、登ります。そこそこの急登です。
2、3分で作業道にぶつかりました。右にも
左にもしっかりのびています。970m圏です。横切ります。
そこそこの急登はすぐに終わり、おだやかな尾根道がつづきます。
右手下には深く切れ込んだ大岩沢が見えます。水量は多くなさそう。
登ってきて
熊鈴の音やハイカーの話し声が聞こえてきまました。
登山道に接しました。
かまわず尾根上を歩きます。
ぼーよーとした地形になりました。左手上にも尾根が見えます。登山道はあの尾根の向こうを巻いています。
登ってきて
向こうに見えていた尾根に乗ると道が通っていました。でん、とした幅広の道なんですがなんだか覇気が感じられません。ほとんど歩かれてないんでしょうか。このあたりは柳ガマ沢左岸尾根と重なっています。
ゆるやかに登っていくと尾根の右下を歩くようになって
覇気のある登山道と合流しました。当初、この登山道との合流点で大岩沢右岸尾根はおしまいにしようと思っていたんですが正面奥に尾根のてっぺんが見えます。大沢岩左岸尾根のてっぺん(1240mの標高点)に登らなかったことの忸怩たる気分(ごくちょっぴりですが)を払拭するチャンスです。あのてっぺんをめざすことにしました。 
あちらから覇気のない尾根道を登ってきました。道標はあちらを指してはいません。右下は鳩ノ巣駅、背後は川苔山を指しています。振り向いてちょっと歩き、
登山道をはなれて尾根のつづきに取付きます。「5|3」の林班界標が立っています。
登ってきて
鋸尾根の登山道を横切り
大岩沢右岸尾根のてっぺんに立ちました。鋸尾根の1200m圏です。これにて大岩沢右岸尾根はおしまいです。草ボーボーのピークに立ち、忸怩たる気分は青空の下でヒュッと消えたような。
大岩沢右岸尾根のてっぺんは柳ガマ沢左岸尾根のてっぺんでもあります。登ってきた大岩沢右岸尾根柳ガマ沢左岸尾根として下ります。いよいよ最後の4つめの尾根です。
たくさんのハイカーが下山していきます。
道標が指さない道へ。
覇気の感じられない幅広の尾根道を下っていきます。
少し前に左手奥に見える大岩沢右岸尾根との重なりからはなれました。やがて幅広の道はなんとなく
登山道ににじむように消えました。
登山道を横切ってそのまま尾根を下ります。
尾根を回り込んで下ってきた登山道にベンチが設置されています。若い男性ハイカー2人組と挨拶を交わして登山道を横切って
尾根を下ります。
植林と雑木の混在から植林のみの尾根に。1040m圏です。
急降下というほどでもないんですがそこそこの勾配を下ってきて
下ります。幅広の尾根になって進路が定まりません。
1000mあたりで作業道らしき道を横断しますがこれまで見てきたようなしっかりした道ではありません。
おだやかな尾根を下っていきます。
930m圏の微妙な分岐です。右へ。
デンジャラスな雰囲気がただよう急降下です。あの先で尾根のつづきが見えません。
ちょっとした崖になりました。右の大きな岩と左の小さな岩の間を下ります。910m圏です。
下ってきました。もう少しで着地点に考えている作業道のはずです。
下ります。下草ボーボーになってきました。
作業道です。スッと現れました。
ずざざざざと下ってきて柳ガマ沢左岸尾根はおしまいです。
あちらに柳ガマ沢左岸尾根が柳ガマ沢と入川谷の出合に向かって下っているのが見えます。
これで4つの尾根を歩き終えました。下山します。
柳ガマ沢を渡り、
ひと登りで
管理番号「17-200」の道標の立つ853m標高点あたりです。登山道に合流します。
登山道をてくてく歩き、姥岩沢を渡り、登山道をてくてく歩き、
西川林道に降ります。
すぐに3本の大木に守られた大根ノ山ノ神です。登山道を下ります。
棚澤の集落が見えてきました。登山道脇に柚子と里芋の無人販売がありました。どちらも1袋100円。里芋を1袋購入。焼いて食べます。柚子は11月下旬から12月上旬に入手するつもり。
なんとなく鳩ノ巣駅から電車に乗る気になれなくてかといって古里駅まで青梅街道を歩く気になれなくて、集落の古老に教えてもらった古里駅につづくという道を歩くことにしました。多摩川対岸に坂下の集落が見えます。
左は古そうな石積や削られた岩、右はJR青梅線を落石から守るネット。西日に背を照らされながらのんびり歩きます。
将門神社の入口に着きました。右下からは青梅街道の音が大きく聞こえてきます。将門神社はかつて杉ノ尾根将門尾根を歩いたときに立ち寄ったはずですがほぼ記憶はありません。ですがこの道はなんとなく覚えがあります。この先に歩いても古里駅には行けないはずです。
青梅街道に降りることにしました。今さらですが、歩いてきたのは古老に教わった道じゃなかったような気がします。
青梅街道を歩きます。落石事故の工事現場で誘導員に先導してもらったりもしながら古里駅に向かったんですが、
青梅街道を渡り、一段低い多摩川側の道を歩くことにしました。裏道から裏道です。民家を縫いながらてくてく歩き、青梅街道に復帰して古里駅前のコンビニで缶ビールを購入。
駅舎の時刻表を見るといいタイミングです。跨線橋を渡ると立川行きの電車がやってきました。超満員で驚きました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。今回で入川谷(上流のキワダクボ含め)流域の山歩きは終わりかな、と思っていたんですが気になる作業道が見つかりました。はて、どうしたものでしょう。また、よろしくお願いします。