奥多摩尾根歩き
神楽入尾根

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神楽入尾根の取り付き→神楽入尾根→登山道に合流


取り付きは、急登というか崖を這々の体でよじ登り、後半の急登はクライマーズ・ハイで乗り切りました。

「音無の滝・古観音」の道標に従って、写真中央上のトンネルみたいな暗がりに進みます。
正面に見えているのが神楽入尾根。下端から登るには民家の裏に回り込まなくてはなりません。敷地に入らずに尾根に取り付くのは無理そう。
で、緑の小さな橋を渡り、沢の左岸を先に進みます。何とか対岸の尾根に取り付けないかと探っていると、すぐにこんな橋が見つかりました。右の頑丈そうな方を渡りました。
正面は尾根が被さってくるような威圧感があるので、右へトラバースしながら尾根歩きの開始です。
ザレザレでグズグズの急斜面を四つん這いで進み、やっと尾根に乗りました。向こう側を除いてみると眼下にブルーシートが見えました。
崖状の尾根をよじ登ります。この時、正直、このルートを選んだことを後悔しています。左右は鋭く切れ落ちていて、体はすくみ、思うように動きません。
登ってきた尾根を見下ろしたところ
崖ではなくなりましたが、まだまだ急登は続きます。テレビアンテナの残骸が横たわっていました。右斜面のうすーい踏み跡から運び上げられたのでしょうか。
こんな感じを登ってきて、
こんな感じを登ります。
左(西)方向から尾根が近づいてきました。
860m付近の平らな場所に出ました。
こちら、南南西から登ってきました。
右(東)にいつか歩きたい牛飼尾根(うしかいおね)が見えています。
朽ちた枝に巻かれた色あせた赤テープが落ちていました。神楽入尾根で見たマーキングはこれだけ。
ヤセ尾根を歩きます。
勾配が緩んで、
また急登です。
920mあたりのピーク。
写っていませんが、右手下から突然、沢の流れる大きな音が聞こえてきました。
左奥から歩いてきました。尾根が激しく崩落していました。
その下方。
もっと下方。股間がキュッとなります。
左側を見ないように尾根筋の右下を歩きます。
普通の尾根に戻ったと思ったら、
今度は右側が崩落。油断なりません。
神楽入沢の上流部分だと思いますが、激しく水が流れているのが見えました。
相変わらずの急登です。
人工のように見える石積み。
登ってみました。
木につかまりながらジグザグに登っていきます。
道中。
急です。
まだまだ急です。
1120mあたりの平らな場所。水を飲み、休憩をとります。
アセビの畑みたいな場所。
ほぼ南方向。牛飼尾根が見えています。
道中。
右が伐採された場所を通過します。
1220mあたり。地形図通り、尾根は北東に向かって曲がります。
いつまでも急登です。
そして藪です。
こんなところを登ってきました。
ちょっぴり傾斜が緩みました。
なだらかになりました。
いよいよ鶴峠(左方向)からの登山道に合流します。神楽入尾根を登りきりました。
神楽入尾根の下降点にはレジ袋の切れ端が巻きつけられていました(右の細い木)。