奥多摩尾根歩き
上段歩道、四間小屋尾根、タワ尾根、オロセ尾根

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四間小屋尾根→ウトウの頭→タワ尾根→篶坂ノ丸→オロセ尾根→孫惣谷林道→日原林道→[GOAL]東日原バス停


植生も地形も変化の激しい四間小屋尾根をウトウの頭まで登り詰め、タワ尾根からオロセ尾根への下降は初冬から晩秋のグラデーションを踏みしめながらの尾根歩きでした。

遠くに霞んでいるのは長沢背稜だと思われます。
きれいな紅葉ですが、
行く手はなんの忖度もない急登です。
こちらは歩く予定だった上滝尾根の方向です。雲の向こうに酉谷山避難小屋が薄らと見えています。
これから先しばらく、こんな尾根が続きます。
テキトーに進みます。
1388mのピークだと思われる場所を通過します。
1388mピークを振り返っています。右に見える山肌の凹みは鳥居谷右俣のほうに続いています。
ウトウの頭はすぐそこに見えていますがちっとも近づきません。
ウトウの頭は(以下同文)。道はこれといってないのでテキトーに高みを目指します。
ウトウの頭は(以下同文)。
こんなところを歩いてきましたが、
いきなりちょっと荒々しい雰囲気になって、
急登が
続きます。
登ってきて、
登ります。けっこうバテバテです。
これが最後の急登でした。
ようやくウトウの頭(1587.95m)に到着です。これにて四間小屋尾根はおしまい。上段歩道を離れてから約1時間10分かかりました。
ザックを下ろしてセブンイレブンで買った「くるみパン」と水で休憩しながらの作戦会議です。タワ尾根は前々回そのまま下ったので今回は途中からオロセ尾根を歩くことに決定。ちなみに食卓に使わせていただいたのは三等三角点の柱石で、基準点名は孫曾。
雲が流れていきます。ザックを背負います。

オロセ尾根のてっぺん、篶坂ノ丸(すずさかのまる)までシュッとスライドで歩きます。紅葉はすっかり終わっていて、なんだか硬質な山肌でした。

篶坂ノ丸に到着。オロセ尾根への下降点を探します。
タワ尾根をちょっと先にいったところに短い赤テープがぶら下がっていました。
その近くの木の幹にはこんな赤ペンキ。タワ尾根からはずれて右手(南)へ歩いていくと、
こんな尾根がありました。初っ端はあまり尾根の形ははっきりしませんが、
やがて尾根らしくなり、
右下にヌタ場らしきものが見えたり、
滑りやすい落ち葉に気を取られていて、
ふと視線を上げると鮮やかな朱色に驚かされたりします。
尾根筋を見失わないように下っていきます。
薄曇りのせいでしょうか、
しっとりとした風情の紅葉です。
そろそろ1320mくらいのちょっと進路がはっきりしない場所です。右手にスーッと尾根が伸びていますが、
ちょっと凹んだ方向に進んだ方が後々のメンドーが少なそうです。赤テープもありました。
そのすぐ先でも紅葉が美しい尾根が右に伸びていますが、

やはりちょっと凹んだ方へ進みます。
すぐ尾根らしくなって、
右手に植林でしょうか、常緑樹が見えてきます。
ごく薄い踏み跡は常緑樹から離れるように続いています。
この大きな切り株の向こうにはっきりした道が見えました。写真ではちっともはっきりしていませんが(切り替え画像)。
あちらから下ってきました。
ゆるやかなくの字くの字をテクテクザグザグと下っていきます。
「火気注意」の丸看板が見えてきました。あそこでクッと左に曲がります。
くの字くの字に身をまかせ、うすらぼんやりと歩いていると、
そのうすらぼんやりの奥のほうから「ん、んっ?」みたいな警鐘が聞こえてきます。行く手には通せん坊みたいな丸太がゴロリとしています。さらにその先は暗い植林帯。 なんかヘン、という警鐘は止みません。スマホGPSを取り出しても、進路は判然としません。
でもって、先ほど乗り越した尾根まで戻りました。ちょっと下の木に赤ペンキが見えます。オロセ尾根の下降点にあった赤ペンキと同じ仕事のようですがどうでしょう。この尾根を下ることにしました。地図を見てもほぼ南に下っていけばOKっぽいし。
テキトーな判断ですが、こんな景色が見られてバッチグーです。
1123mピークを通過します。
ピークを通過すると尾根は左右に分岐します。
ビシッとした右か、
どんよりとした左か。こちらの左に進みました。
すぐにしっかりした作業道にぶつかります。そのまま尾根を進んでもよさそうですが、あの先は切れ落ちている雰囲気が漂っています。そこで作業道に従ってグッと右に曲がります。
くの字くの字が始まります。
こんなくの字や
こんなくの字を歩き、
こんなくの字も
こんなくの字も。
炭窯跡を通過。
ズザズザと歩きます。
この尾根をくの字くの字で
ひたすら下ります。
林道(林道孫惣谷線)がちょっぴり見えてきました。
木の階段がちょっぴり見えてきました。
もうあとちょっとです。
林道に降り立ちました。これにてオロセ尾根はおしまいです。水を飲みながら時計を見ると直近のバスに間に合うか間に合わないか、実に微妙な時刻。

谷を吹き抜ける秋風のようにわたくしも林道を駆け(イメージ)、直近のバスを目指すことにしました。スライドはその風のようなわたくしの軌跡です。

風のようなわたくしは間に合いました。一人反省会は電車内でひっそりと行われたと風の便りに聞きました。内容は「コースタイムの読みが相変わらず甘い」といったところだと予想されます。「オロセ尾根の美しい紅葉を見られたのは日頃の行いが良かったから」という意見があったとかなかったとか。