奥多摩尾根歩き
イモリ谷左岸尾根に

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イモリ谷左岸尾根→(2時間)石尾根の1700m圏ピーク→七ツ石小屋→登り尾根東面の登山道→(1時間50分)[GOAL]鴨沢バス停→JR青梅線奥多摩駅


イモリ谷左岸尾根は序盤の手加減なしの急峻な尾根から中盤はおだやかな尾根になり、終盤はダーッと幅広い尾根になって石尾根にぶつかります。出合へのアプローチばかりに気を取られていたんで変化に富む尾根相はうれしい誤算と言うか計算してなかったのでただただうれしく楽しかったです。
尾根上にはそこそこしっかりした踏み跡があります。ヒトがそれほど歩く尾根とは思えないんで、獣の往来がかなりあるんでしょう。倒木が多いのも印象的です。森としては後期高齢者なのかもしれません。

大岩を通過します。
とんでもない急登は標高1280m圏(以降、「標高」は省略)で終わり、おだやかな尾根になりました。
尾根から突き出た岩を回り込むとやや急登なったんですが、
またおだやかになり、
ポカリと開けた場所を通過します。
右から登ってきた小尾根と合流する地点が
1394mの標高点のようです。藪に囲まれています。
ここもポカリと開けています。
これはナメコじゃないでしょうか。試しにひとつ食べてみたんですが、ヌルっとした食感でナメコみたいな味がしました(まだ生きているしお腹も壊していません)。
2本のベシっと折れた大木を通過します。
唐松谷の対岸に野陣尾根が見えました。イモリ谷左岸尾根はほぼ展望がありません。
大木(ツガだと思う)がニョキニョキ立っている尾根を歩きます。
大きな切り株を通過し、
1550m圏で左から登ってきた尾根と合流し、
こんな素敵な尾根道を歩いていくと
すぐにまた左から登ってきた尾根と合流します。
合流し、
明るく開けているんですが倒木だらけの小さなピークを越えます。
次の1620mあたりの小さなピークを越えてあの鞍部からの急登か、と思ったら
そんなことはなく、ゆるやかに登っていくと朽ちて土になりつつある倒木がずっと先までバラバラと尾根を覆っていました。
尾根は広がり、立ち枯れたササ類を弾きながら歩きます。
踏み跡は広い尾根に分散しています。テキトーに歩きます。
右から登ってきた尾根に移ります。1670m圏です。
石尾根の稜線が見えてきました。
石尾根に合流。
千本ツツジ方面。
ちょっと七ツ石山方向に歩くと「5150」の林班界標が立っていました。1700m圏です。右奥から登ってきたと言うか歩いてきました。これにてイモリ谷左岸尾根はおしまいです。
あとは鴨沢バス停に下山するばかりです。七ツ石山方向に歩き、
この道標で石尾根をはなれ、「七ツ石小屋(水場) 鴨沢」方面に下ります。
水場に到着。
スポーツドリンクを飲み干し、ペットボトルに水を汲みました。冷たいのなんのって。
七ツ石小屋を通過します。
堂所(旧? 上のほうに立派な新しい堂所の案内板ができています)を通過します。右は登り尾根
廃屋を通過します。バスに間に合うよう、かなり急いでいます。
登山口まで下ってきました。ここからまだ結構な距離があります。気を抜けません。
16時8分のバスに間に合いました。
途中下車して缶ビールを購入。奥多摩の女(ひと)にイモリ谷出合に立つまでの激闘を語ったんですが、小首をかしげるばかり。まっ、いいです。なんでもかんでも人に伝わると思ったら大間違いですよね。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。ずっと気になっていたイモリ谷左岸尾根をついに歩くことができました。うれしいです。また、よろしくお願いします。