奥多摩尾根歩き
市道沢右岸尾根、通り尾根

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トヤド(峰見通り720m圏)→(20分)通り尾根下降点(峰見通り730m圏)→通り尾根→(55分)千ヶ沢石津窪出合(千ヶ沢林道)


通り尾根は名前の通りの尾根でした。「どうぞお通りください」みたいに歩きやすく、岩場の急降下があったりもしたけれど名詮自性の通勤路みたいな(言いすぎか)尾根です。

トヤドから峰見通りを西へ、通り尾根の下降点をめざします。地形図を見るとこんな(多分)ピークを2つ越えて3つめが下降点です。
通り尾根が見えてきました。
730m圏に立つ道標の横にはっきりくっきりした踏み跡が下っています。登ってきた市道沢右岸尾根から想像すると通り尾根もそこそこの傾斜と落ち葉の厚さのはず。チェーンスパイクを履きました。
ややキツい傾斜を下ってくると
ほぼ平坦な尾根になって
すぐに分岐です。右へ。急降下です。
ほぼ平坦な尾根になって
670m圏のピークの分岐です。右へ。
植林を抜け、640m圏のピークの分岐は右へ。
左手の木間から広大な伐採地が見えました。登る予定の石津窪右岸尾根は伐採地の右上の縁のはず。
いよいよチェーンスパイクの威力発揮です。
こそこその勾配がつづきますがちっともストレスはありません。スススーと下っています。
590m圏の分岐です。どうみても右の尾根がおだやかそうですが歩きたい通り尾根は左です。
下ってきました。通り尾根でちょっぴりやっかいだったのはこの岩場だけです。
そこそこの急降下です。
右手に登ってきた市道沢右岸尾根がばっちりり見えます。
下ってきて
伐採地跡に出ました。
560mの標高点あたりを通過します。
伐採地の縁を下っていきます。
市道沢が千ヶ沢に向かって手前から奥に下っています。
510mあたりで伐採地跡が終わり、植林の中に入ります。
とくになにも起こることなくずんずんずんずん下っていきます。
ピンクテープがあちらこちらでやけに目立つようになって近寄ってみると「花粉対策室」と書かれていました。花粉を飛散させるスギやヒノキを伐採して花粉の少ない品種のスギやヒノキを植栽するらしい。
460m圏の分岐は左へ。
ずんずん
ずんずん下っていくと
尾根の下端に林道(千ヶ沢林道)が見えてきました。
なんなく林道に着地。
これにて通り尾根はおしまいです。少々の分岐とちょっとした岩場とささやかな急降下で1時間たらずの快適な尾根歩きは終了しました。
次は後編の「石津窪右岸尾根高萱尾根」です。まずは着地した林道の足元の千ヶ沢と石津窪の出合から石津窪右岸尾根(後編へ)に取付きます。