奥多摩尾根歩き
日蔭名栗山南尾根、赤指尾根

(4/5)


林道→赤指尾根→林道→ルート間違い→赤指尾根→ハチコク平→尾平山→ハチコク峠→雨乞山


派手な赤テープについ釣られてしまいました。

再び尾根に突入です。
道中。
歩きやすい道が続きます。
ところが平らな場所で踏み跡を見失いました。右手を見ると小高く尾根のようになっているじゃありませんか。
で、その尾根の上に立つとすぐ向こうは林道でした。しばらく迷いましたが尾根筋は追わず、林道を歩くことに。
てくてく歩きます。
左に大きく回り込む場所で赤テープのヒラヒラを発見。
反対側を見ると、かなりきつい斜面だけれど踏み跡らしきものがあるにはあります。
赤テープのヒラヒラの向こうを覗いてみると、とてつもない急坂です。最初は右の木立の中を下り、途中から左の木立に移って何とかこなしました。
けれども急坂は終わりません。踏み跡はあるものの「何かヘン」。頭の中で赤信号が点滅を始めました。事前調査ではこんな急坂の記録はなかったはずだし、ドラム缶のような罠があってもいいはずなのにそれもまだない。わたくし、引き返すことにしました。仮にこの尾根で正解だとしても仕方なし、また来ればいいやと思いながらしんどい坂を登り返しました。
時間にして約30分のロスです。
林道を進みます。この林道を歩き続ければ峰谷に着くはず。
ひょろりとしたアカマツ(?)。
1185m付近。左に大きく回り込む道でまたもや赤テープ発見。こちらはヒラヒラしていません。控えめです。質素です。好感度高し、です。
反対側は先ほどに比べてずっと楽に歩けそうな踏み跡が付いています。
林道をもう少し歩くと、ありました。確か「山火事注意」の横断幕です。先ほどもこれを確認すれば間違わずにすみました。ヒラヒラに惑わされました。反省。
で、控えめな赤テープの向こうを覗くと、尾根筋が柔らかそうに伸びています。
水を飲みながら考えました。赤指尾根を歩くか、林道を歩くか。尾根を歩くことにした場合、暗くならないうちに峰谷橋に着くことができるかどうか。雨こそ降っていないけれど厚い雲が頭上を覆っています。とても迷いましたが、疲労感はそれほどなく、脚の調子もいいので尾根を歩くことに決定。ただそこそこのスピードで歩かなくてはなりません。この時点で15時20分。
快適な尾根歩きです。
動物を撮影するためのカメラでしょうか。オジさんがこっちを向いてカメラを構えている画像を見たら、設置した人はがっかりするでしょうね。すみません。
1120mあたりの罠。今は使われていないようですが、何となくサッサと通り過ぎます。
道中。バリエーションルートとは思えない歩きやすさです。
1080mあたりに祠がありました。
祠のすぐ近くには看板。社有林なので無断で入林しないでください、ということが書かれています。看板の裏から来たんで、今回はごめんなさい。
急坂が出現しました。
巻き道があります。赤テープが見えます。道は狭く、右側は切れ落ちています。
こちらは直登の薄い踏み跡。20秒ほど悩んだ末、怖さよりつらさを選択。直登しました。
ずいぶん登りました。
1104mのピークに到着。
気が抜けません。急坂がまだまだ現れます。
標柱や杭や看板の密集地点。
緑のトンネルみたいな場所。
尾平山(おだいらやま)に到着。
三等三角点。
山頂の様子。展望はほぼなし。
山頂の様子。
山頂の様子。
この道を下ります。
そこそこいいペースで歩けているはず。
このあたり、いきなり尾根筋がはっきりしなくなります。
でも何となく先端っぽい方向に進めばOK。
オーバーペースか? つまらないオヤジギャグでも膝が笑い出しそうな感じ。ちょっとペースを落とします。
道中。間違っても左側にこけてはいけません。
ハチコク峠。炭焼き窯の跡があります。道の真ん中にあって邪魔だったんじゃないでしょうか。
道中。
どんどん雰囲気が変わります。
雨乞山に到着。
山頂の様子。日が差しているように見えますが、実はそこそこ強い雨が降っています。雨乞山に到着と同時に本降りになりました。やっかいな雨ですが、面白い偶然です。
山頂の様子。
山頂の様子。こちらは切れ落ちていてとてもデンジャラス。
山頂の様子。薄い踏み跡が確認できました。この南西に伸びる尾根は深山橋(みやまばし)方面に向かっていますが、地形図にルートの記載はありません。