奥多摩尾根歩き
日原橋から謎の道をたどってタル沢右岸尾根を乗越して山ノ神尾根を小菅まで

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タル沢右岸支尾根からトラバース開始→タル沢右岸尾根を越え→(1時間20分)山ノ神尾根(小菅山)→小菅集落(伽羅神社)→(1時間30分)[GOAL]大沢バス停→JR青梅線奥多摩駅


タル沢右岸尾根の支尾根から踏み跡をたどって東へひたすらトラバース。すぐにタル沢右岸尾根を乗越し、岩崖記号の下辺を歩き、イソギンチャクみたいな地図記号の下辺を歩き、山ノ神尾根の小菅山(こすげやま 989m標高点)に立ちました。山ノ神尾根の下部は植林に覆われていてテキトーに伽羅神社をめざして下りました。

歩きやすい踏み跡が続きます。
気付いたらタル沢右岸尾根を乗越していました。振り返って撮影。
この先に岩崖記号が待ちかまえています。
こんなのっぺり道もあるんですが、薄い踏み跡になんとなくヒトの意志を感じられるので迷わずずんずん歩きます。
いま岩崖記号の下辺を歩いているんですが、
見上げても岩崖の姿は見えません。
そこそこしっかりした踏み跡をつかまえ、さらにずんずん進むと
右上に、大岩を岩崖が囲んでいてイソギンチャクみたいに見える地図記号の岩崖が見えてきました。
岩崖の基部に馬蹄形の洞穴(? 写真中央)が見えました。かなり上なので確認する気は起きませんでしたが、無理しても登ってみればよかったと帰宅後にちょっと後悔です。
イソギンチャクの下を通過します。
やや登っていくとよりしっかりした踏み跡にぶつかりました。
しっかりした踏み跡はあちらからきているんですが、どこまで続いているんでしょうか。うーむ、わかりようがありません。ただ、途中にイソギンチャクに向かう踏み跡が2、3本あったのでイソギンチャクから下ってきた踏み跡かもしれません。
まーまー快適です。
路肩がキリッとした道なんて久々です。
分岐です。ラクそうな水平道かちょっとシンドそうな登る道か。そろそろ山ノ神尾根の稜線に近づいたほうがよさそうなので登る道を選択。
いまココ。
ぐーっと登っていくわけではなく、やがてトラバース気味に。
あの稜線をめざしてこのあたりから登ろうかと思っていたら
踏み跡はビシッと山ノ神尾根の989mの標高点(小菅山)をめざしていそう。そのまま踏み跡をたどることにしました。
この岩の上が山ノ神尾根の稜線です。
登ってきて
980mあたりで山ノ神尾根に立ちました。
東へちょっと歩くと989mの標高点です。木の幹に「小菅山 989m」と書かれたテープが巻かれていました。
標高点から下ってすぐ、3方に分岐しています。真ん中を下りたかったんですが、
左の尾根を下ってしまい進路修正。
ちょっぴり岩ゴツしている900mあたりのわかりづらい分岐でほぼ直角に右に曲がり、
下ります。
作業道らしいしっかりした道にぶつかったのでたどります。
植林内をひたすら下ります。
ソラマメ形の石と赤帽黒杭を通過します。
ちらりと見えた屋根みたいなものをめざしてテキトーに下っていきます。
畑跡でしょうか、広場に出ました。
右手後ろに山ノ神尾根に向かうはっきりとした道が登っていました。
畑跡から下ります。
廃寺(らしい)を右手奥に見ながら下っていきます。
日原第三配水所を過ぎてここを左に折れるとちょっと近道。
すぐに伽羅神社に出ます。
神社から階段を下ります。
小菅の集落に降りてきました。山ノ神尾根はこれにておしまいです。
山ノ神尾根の最下端である山ノ神への道を分け、どんどん下り、
大沢の集落のてっぺんあたり。
大沢集落を流れる狩倉沢には急峻な山肌に建つ家を結ぶ短くて細い橋が何本かかかっています。かなり下って橋をわたってかなり登ります。
いろんな石仏。足が棒なのか棒が足なのか、ヘロヘロなのかロヘロヘなのか、鈍重な足取りに体をのせてくてくて坂道を下っていきます。
大沢バス停です。20分ほど待つと奥多摩駅行きのバスがやってきました。増便があって2台続けて到着です。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。謎の道は謎のままですが、尾根歩きではあまりない、ひたすら横へ横へ歩くのもなかなか楽しかったです。またよろしくお願いします。