今回は山ノ神尾根を登り、石尾根を下りました。
山ノ神尾根は石尾根の狩倉山(不老山)から北東に下って日原川に没している尾根です。『奥多摩 登山詳細図(西編)』(吉備人出版)には小菅山の下から南にグッと折れるルートが紹介されていますが、今回は古い地図にならって小菅山からまっすぐ下って日原川に没する「本来」の山ノ神尾根を歩こうという魂胆です。
まずは山ノ神尾根の下端に建っている(はずの)山ノ神の祠をめざします。

山ノ神尾根、石尾根
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■コース | JR青梅線奥多摩駅→[START]白妙橋バス停→日原川右岸日原古道→(1時間)山ノ神→山ノ神尾根→(6時間10分)狩倉山→石尾根→(2時間)[GOAL]JR青梅線奥多摩駅 (9時間10分) |
■歩いた日 | 2024年1月27日(土) |
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■JR青梅線奥多摩駅→[START]白妙橋バス停→日原川右岸日原古道→(1時間)山ノ神→山ノ神尾根
山ノ神尾根へのアプローチは日原川右岸の古い道を歩きました。地形図は神社記号の上方に岩崖記号が綿密に設計された城塞のように尾根を取り囲んでいます。地形図にミスはなく、現場は「これはちょっと怖いかも。いや、そーとー怖い。。。まずい」の連続でした。











※『険道と標識のページ』の「都道204号(日原鍾乳洞線)の改良」、『山さ行がねが』の「日原古道探索計画」を大いに参考にさせていただきました。ありがとうございます。
「都道はあっちなんで」とこの道がいきなり閉鎖されたわけではなく、旧道として使われていたんだけれども崩落なんかでやがて廃道に。平成25(2013)年の奥多摩町議会定例会連合審査会では「管理者であります東京都に要望を行い、町としましては右岸道路の新設ということで、大沢から戸望までの旧道敷の整備をしたところでございますが、何分、急傾斜地と地形、地質の関係がございまして、道路整備は非常に厳しい地域であると。その先の施工は不可能という調査結果をいただいて断念した経緯」があると述べられたりもしています。つまり、できるところは整備はしたけれど戸望から先の日原までつなぐ道路は無理、つくれない、ということで今に至ったようです。
道に水道局の制水弁や空気弁が敷設されているんですが、水はどっちかたどっちに流されていたんでしょうか。












































































山ノ神尾根はまだまだこれからです。