奥多摩尾根歩き
ハイマゼ尾根、三頭山西尾根、南沢尾根

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三頭山→笹尾根→大沢ノ頭→槇寄山→1157mピーク→南沢尾根→林道終点→仲の平バス停→[GOAL]檜原温泉センター 数馬の湯


南沢尾根は下部の2カ所の劇坂を除けばとても快適。

さて、気分を場末(失礼!)のスナックから尾根歩きモードに切り替え、笹尾根に進みます。
ムシカリ峠を通過します。
三頭山避難小屋を通過します。
大沢山(大沢ノ頭)。
大沢山は以前登った大茅尾根(おおがやおね)のてっぺんです。これは大茅尾根を見下ろしたところ。
大沢山からの眺め。
たくさん道標が立っている場所を通過します。正面奥の道標には「西原峠 これより先は都民の森ではありません」と書かれています。わたくしは「都民の森はここまでです」のほうがいいと思います。
この先は都民のわたくしが歩く「都民が歩く森」です。
道中。急ぐとそこそこ膝に負担がかかる坂が続きます。
クメタケタワという不思議な名前の鞍部。大昔の「ケメコの歌」という歌を思い出しました。幼少のわたくしはこの曲を聴くたびに小鳥のようなココロを打ち震わせたものです。
「上野原町郷原」への分岐を通過します。郷原バス停はもう少し先の槇寄山の手前で右折です。
先に進みます。
槙寄山の山頂に到着です。
山頂からの眺め。
西原峠を通過します。
右上に尾根を見ながら歩きますが、
なんとなく、ほんとになんとなく尾根筋に登ると祠がありました。1180m圏です。
その向かいにはこんな味のある道標が打ち付けられていました。
先に進みます。
田和峠を通過します。
赤テープの巻かれた木があります。GPSでも確認しました。どうやらここが南沢尾根の下降点のようです。
登山道から右上の尾根筋に登ってみました。特になにがあるわけでもないピークでした。が、ここが南沢尾根のてっぺんです。
赤テープがずーっと尾根を辿っていました。これはまったくの想定外で、なんとなく期待していた「冒険」が8割方削がれてしまいまいした。
尾根歩きはこんな感じで、
とても心地よく、
勾配もそれほど急ではありません。
緑に包まれます。
尾根の形がはっきりしないところもありますが、テキトーに下っていきます。
966m。ここで尾根が左右に分かれます。
こちらは左の尾根。
こちらは右。どちらもよく似た穏やかそうな尾根ですが、わたくしが歩きたいのはこちらの右。
下ります。
急降下というほどではない坂を下り、
こんな心地よい尾根を歩きます。
ところがです。この先は45度を超えているんじゃないかくらいの劇坂。GPSで確認すると、わたくしの望む進路はここから右方向です。
ラッキー、と思ったんですが、右方向も劇坂です。
腐葉土のにおいにまみれながら、慎重に右手の尾根に降りていきます。
距離は短いですが、わたくしにとっては難所でした。
後は楽ちんな感じで下っていきます。左右から沢の音が聞こえてきます。
右下に塩地窪らしき沢が見えてきました。で、いきなりデンジャラスな急降下です。油断すると塩地窪に転げ落ちます。
ゆるりゆるりと下っていくと、左下に林道が見えてきました。
こんなところをゆるりゆるりと下ってきました。
林道の終点のようです。
右上から中央やや左の草が凹んだところから下りてきました。向こう側は塩地窪に真っ逆さまです。
草ボーボーの向こう側に南谷沢が流れています。
林道を歩きます。
道標のある道に合流します。
テクテク歩いて橋を渡ると、
檜原街道に出て、
数分歩けば「檜原温泉センター 数馬の湯」です。
一人反省会では、でっかいマイタケの天ぷらとビールをいただきました。今回の尾根歩きはコンパクトでキュートでちょっぴりデンジャラスではあったけれども、とても面白かった、というなんら建設的な意見は出ないまま2本のビールを飲み干して反省会は終了したのでした。
駐車場奥で水を汲ませていただきました。ここで芸人が路線バスで食べ歩きをするテレビ番組の取材班と遭遇。マイタケの天ぷらを褒めちぎっておきました。
温泉センターバス停にはわたくし一人だけ。