奥多摩尾根歩き
ツバノ尾根、日蔭名栗山南尾根

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ツバノ尾根→高丸山


ツバノ尾根はとても心地よい尾根歩きができます。マーク類は一切ありませんが、道迷いの心配はほぼなく、「ザ・尾根歩き」みたいな尾根歩きを堪能できます(もちろん、前半の死闘を無視しての感想です)。

鷹ノ巣山(暫定)。
先程までの苦闘を思えば夢のような尾根歩きです。
こんな荒々しい場所もあります。
こんなとこも。
こんなとこも。
1125mあたりの柔らかい雰囲気の地形。
鼻歌が出まくる尾根歩きです。
1200mあたりで右から尾根がにじり寄ってきました。
尾根上の倒木。丸太橋のかわりにこの木の上を端から端まで歩きました。「ホントだよ。ホントにボク歩いたんだから」。
不思議な地形です。
1270mあたりです。
先に進みます。
尾根上の巨木。
かなり傾いています。
アンコールワットの建築群みたいですが、基本、ちょっと気持ち悪い。
先に進みます。
右から尾根がにじり寄ってきて、
またまた右から尾根がにじり寄ってきて、
オヤッ、という感じのピークが見えて、
勇んでよじ登るとただのピークで、尾根は左へぐーんと曲がっているのでした。
かつては藪尾根だったらしく、おびただしい領の枯れたササ類が倒れていました。
いっこうにたどり着きません。
ツバノ尾根で初めて見た人工物です。風化した石柱には「東京」と読めるような読めないような文字が刻まれていました。
やはり、尾根は続きます。前半の死闘が祟り、もうほとんどグロッキー状態です。
1700mあたり。もうそろそろ高丸山のはずです。
鷹ノ巣山や日蔭名栗山が近くに見えます。
などと撮影を口実に立ち止まって休んでいると、なんだか足が冷たいです。
空が広がってきました。
こ、これは間違いないでしょう。額が地面に着くくらいの前のめりで足を進めます。
石尾根に合流! やりました! ついにツバノ尾根を歩き通しました。真ん中の影の向こうから登ってきました!
喜丸山みたいな高丸山の山名板。標高は1733m。
こちらは千本ツツジや七ツ石山方面。
画面中央やや左に見える富士山の稜線を激写。
まったく食欲が湧かないのでスーパーで買ったおにぎりセットには手を付けず、ブラックサンダーVOLTやちっとも金のくちばしが出ないチョコボールを食べ、スポーツドリンクを飲んで日蔭名栗山方面に出発します。