奥多摩尾根歩き
鳥居谷左俣上流二俣中間尾根、十兵衛小屋窪右岸尾根

(1/2)


今回は鳥居谷左俣上流二俣中間尾根を登り、十兵衛小屋窪右岸尾根を下りました。
鳥居谷左俣上流二俣中間尾根タワ尾根の1443m標高点から東に下り、鳥居谷左俣上流の二股部分に没している尾根です。名前は長いけれどごく短いのは尾根のせいではありません。
十兵衛小屋窪右岸尾根タワ尾根の篶坂ノ丸(すずさかのまる)から南西に十兵衛小屋窪の右岸を孫惣谷(まぐそだに まごそだに)まで下っている尾根です。いずれも、ないよりはまし、なテキトーな名付けです。
久々の日原、いさんで出かけました。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→林道日原線→(1時間)小川谷右岸上段歩道→(1時間50分)鳥居谷左俣→(15分)鳥居谷左俣上流二俣→鳥居谷左俣上流二俣中間尾根→(45分)タワ尾根1443m標高点→タワ尾根→(15分)篶坂ノ丸→十兵衛小屋窪右岸尾根→(1時間)林道孫惣谷線→林道日原線→(1時間15分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
(6時間20分)
歩いた日 2023年12月17日(日)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→林道日原線→(1時間)小川谷右岸上段歩道→(1時間50分)鳥居谷左俣→(15分)鳥居谷左俣上流二俣→鳥居谷左俣上流二俣中間尾根→(45分)タワ尾根1443m標高点


鳥居谷左俣上流二俣中間尾根へのアプローチは小川谷右岸上段歩道から。鳥居谷左俣を遡上して二俣からビシッと取付いたはいいけれど初っ端からキッツい急登と濃い藪に見舞われました。

おはようございます。人形山東尾根と小川谷右岸上段歩道、下段歩道の登り口です。東日原バス停からてくてく日原街道、小川谷林道を奥多摩のトップガンMさんと歩いてきました。
JR立川駅でばったりとMさんと会い、あーだこーだと身になるよーなならないよーな話をしながら先ほど別れました。奥多摩駅のバス停の先頭にはザックを枕にクマの「お」が寝そべっていて、いつの間にか現われた主人(相棒?)の加藤キーチ(モンターニャ)さんと久々のばったりです。ばったり続きです。
Mさんは林道の奥へ。加藤キーチさんのヘンタイ山歩きの様子は彼の『山と渓谷オンライン』へどうぞ。
防石防護ネットを引っ張る何本ものワイヤーをくぐり、
通せん坊のある直進は小川谷右岸下段歩道へ、左の人形山東尾根に取付きます。
正面は人形山東尾根。尾根右の上段歩道へ。
小屋の残骸を通過し、
なんだかよくわからない写真ですが桟道が落ちた現場です。かつては大きく高巻くしかなかったんですが、谷に土砂が埋まってなんとかトラバース(山腹水平移動)で対岸に渡ることができるようになっていました。獣なのかヒトなのか両方なのか、谷に降りて横切る踏み跡があります。
渡ってきました。
道すがら。日向。
道すがら。日陰。
材木小屋尾根を乗越しててくてくと進むと
鳥居谷左俣が見えてきました。水量が少ないのでしょうか。ずいぶん静かです。
鳥居谷左俣に降りてきました。
鳥居谷左俣をさかのぼります。右手の鳥居谷左俣右俣中間尾根の山腹側に踏み跡があります。
小さな滝を過ぎ、
左俣の二俣に到着です。
左俣の左俣にはワサビ田跡が続いています。
小屋の残骸が散らばっていました。
鳥居谷左俣上流二俣中間尾根です。タワ尾根を背景にスキーのジャンプ台みたいにせり上がっています。取付きます。
ぐーっと登ってきて
キッツい急登が続きます。
急登はそのままにアセビに包まれて
抜けたと思ったら今度は灌木のとんでもない繁茂です。顔面やら上着やらズボンがバリバリ引っ掻かれます。尾根はぎゅっとヤセました。
たまらず尾根の左に逃げて歩きます。
左俣の右俣。
左俣の左俣。
灌木がなくなるとシュッとした尾根道が続きます。
標高1320m圏(以降、「標高」は省略)でそこそこしっかりした踏み跡が尾根を横断しました。尾根には通せん坊らしき枝が重なっています。
倒木に沿って登っていきます。
左手に地形図の雨裂記号(ビックリマーク)通りの雨裂が手前と向こうに2本見えます。
振り返って
振り返って。タワ尾根はもうすぐです。
登ってきて
タワ尾根に立ちました。
ちょっとウトウの頭に向かって歩き、1443mの標高点あたりです。これにて鳥居谷左俣上流二俣中間尾根はおしまいです。
次は十兵衛小屋窪右岸尾根です。まずはタワ尾根を下って篶坂ノ丸をめざします。

小川谷林道から小川谷右岸上段歩道を経て鳥居谷左俣を遡上。鳥居谷左俣上流二俣中間尾根タワ尾根の1443m標高点に登るまでの動画です。

© okutamaonearuki