新蔵指ノ丸北東尾根、曲り尾根
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■新蔵指ノ丸→真名井北稜→(45分)雁掛ノ峰→曲り尾根→(1時間20分)大丹波川と曲ヶ谷沢の出合→(35分)大丹波林道→(1時間50分)[GOAL]JR青梅線川井駅
曲り尾根は名前ほど曲がってはいません。そこそこ長い尾根ですが分岐で迷うのは2か所あるかどうか、ぐらい。ほとんど曲がらずほぼヤセ尾根の急降下だらけです。「ヤセ尾根に満たされたい」と思ったときにふと思い浮かぶかもしれません。たどり着くまでがめちゃくちゃ遠いけれど。
真名井北稜を雁掛ノ峰に向かいます。ヤセ尾根が広がったり
またヤセたり
また広がったりしながら
1050m圏で左から登ってきた尾根と合流し、『詳細図』に馬乗石と記載された岩でしょうか、落ち葉が分厚く積もった大岩の縁を通過します。
空に突き出た岩をめざして登っていくと
雁掛ノ峰です。1168mの標高点あたりがてっぺんです。
雁掛ノ峰から先の真名井北稜はまたヤセ尾根がつづきます。
ザックを降ろして軍手を標石に載せて休憩します。新蔵指ノ丸から雁掛ノ峰まで25分くらいとふんでいたんですが45分もかかりました。なんでかな、などと真面目に答えを探す気のない疑問なんかを頭に浮かべながら狭いてっぺんをぶらぶらします。
ザックをかつぎ、「よし」と声を出したような。真名井北稜とはほぼ直角方向に右に折れて曲り尾根を下ります。
ザックをかつぎ、「よし」と声を出したような。真名井北稜とはほぼ直角方向に右に折れて曲り尾根を下ります。
曲り尾根はとんでもない急降下で始まります。
下ってきて
下ります。ここはほぼ平坦。全行程でいちばん牧歌的な数十mでした。
曲り尾根はほぼヤセ尾根でできています。
ずーっとヤセ尾根がつづきます。
写真ではよくわかりませんが真正面に鉄塔が見えてきました。
960m圏に立つ新秩父線46号です。下る正面の北方向。都県境尾根が横たわっています。
東方向。登ってきた新蔵指ノ丸北東尾根の45号鉄塔に向かって送電線が垂れ下がり力強くグゥウォーンってのびています。
鉄塔をくぐるとやはりヤセ尾根で
落ちては
いけません。
道中。
940mあたりから右植林、左雑木になりました。
めちゃくちゃ急降下です。
900m圏の微妙な分岐はほぼ直進。
とんでもない急降下です。
ここも。
下ってきて
860m圏の分岐です。3方向に分岐しています。大丹波川と曲ヶ谷沢の出合をめざして左へ。
また分岐です。黄杭の立つ右へ。
転げ落ちそうな急降下です。
先ほどの分岐を直進するとあの向こうに落っこちる運命です。
とんでもない急降下はつづき、
つづきます。曲り尾根は黄杭の密度が高いです。確かに黄杭がなければとても巡視路だと思えない難路です。
落ちないように下ってきて
下ります。左手から曲ヶ谷沢の音がくぐもって聞こえてきます。正面からは大丹波川の流れが大雨のように聞こえてきます。
大丹波川に架かる木橋が見えてきました。
黄杭で踏み跡のある左へ下ると
曲ヶ谷沢に架かる木橋が見えて下っていくと
ヤセて急降下だらけだった曲り尾根はおしまいです。
曲ヶ谷沢に沿って下っていくと道標の背中にぶつかりました。んっ、ここが曲り尾根のおしまいかな? まっ、いいです。
足元は曲ヶ谷沢出合です。奥の大丹波川上流に何本もの桟道や木橋が見えます。
大丹波川沿いの道を下流に向かって歩きます。道はちょっと荒れ気味です。橋がなかったり
傾いていたり
橋がなかったり
橋がなかったり
やっぱりなかったりして
川沿いをはなれて
林道に向かって登っていきます。
林道です。ロープが張られていました。
林道をゆるく下っていきます。大丹波川の下流方向です。
道中。
ヘリポートを通過します。
新蔵指ノ丸北東尾根の稜線が傾きかけた日に照らされていました。
大丹波川への下降点を通過します。
謎の重機を通過します。ここで写真はおしまいです。デジカメのバッテリーが切れてしまいました。バッテリーのスペアはあったんですが後は川井駅まで車道をひたすらてくてく歩くだけなので撮影はやめました。
原島商店で缶ビールを買って、向かいの人がいるけれどお金は料金箱へ、客には見向きもせず近所のおばちゃんとおしゃべり、というなかなかユニークな半無人販売所で柚子を入手。釜飯で有名らしいなかいの賑わいを眺めながら川井駅に向かいました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。新蔵指ノ丸北東尾根や曲り尾根そのものだけでなく、大丹波川に沿ったアプローチや帰路も楽しい山行でした。また、よろしくお願いします。
原島商店で缶ビールを買って、向かいの人がいるけれどお金は料金箱へ、客には見向きもせず近所のおばちゃんとおしゃべり、というなかなかユニークな半無人販売所で柚子を入手。釜飯で有名らしいなかいの賑わいを眺めながら川井駅に向かいました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。新蔵指ノ丸北東尾根や曲り尾根そのものだけでなく、大丹波川に沿ったアプローチや帰路も楽しい山行でした。また、よろしくお願いします。