三本欅ノ沢右岸尾根、シンナシ沢右岸尾根、水根沢林道

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榧ノ木山→(30分)シンナシ沢右岸尾根→(1時間40分)水根沢林道→(50分)[GOAL]奥多摩湖バス停→JR青梅線奥多摩駅


シンナシ沢右岸尾根の下部で迷走。現場と地形図はかなり違っていると思うんですがどうなんでしょう。最下部を除けば自然林に覆われたステキな尾根でした。

サンドイッチを一切れ食べました。無駄に冷たい水を一口二口飲んで出発です。シンナシ沢右岸尾根に向かうため、引き返します。
三本欅ノ沢右岸尾根のてっぺんを通過します。
登山道はくの字くの字で下っていきます。
ちょっぴり陽が差しました。
1344mの標高点らしき場所です。『奥多摩 登山詳細図(西編)』(吉備人出版)にはシンナシノ頭と記載されています。山名板みたいなのがあるかと探したんですが見つかりませんでした。
先に進みます。
道標を通過。
ここから登山道沿いにロープが張られています。しばらく続きます。
シンナシ沢右岸尾根への下り口がよくわかりません。
地形図によると平地の先でいきなり尾根の形が出現するはずです。ロープの向こうをウロウロします。
東京都水道局の赤帽白杭が立っていました。左方向に尾根らしい地形が見えます。間違いないでしょう。あの尾根に向かいます。
歩いて行くとロープが張られていました。ロープの向こうは急激に落ち込んでいます。ロープが巻き付けられている木の左を進みます。
こんなところを歩いていきます。
また赤帽白杭が立っていました。この後、赤帽白杭は何度かよくわからないタイミングというか忘れた頃にピョンと出現します。目印にしないのが吉。
あまり見通しがきかないんですが、幸い分岐がないので尾根筋を慎重に下っていきます。
下ってきて、
下ります。
若い葉。
霧というか雲というか、ガスが薄くなりました。
遠景をいっさい撮影してなかったので木の間に見えた遠くの山肌をビシッと撮影しました。が、何も写っていません。
フニャーとした地形です。いちばん高い所をテキトーに歩きます。
窪みに水道局の杭が立っていました。境界の杭は尾根上だけではないんですね。
またフニャーとした地形です。
で、突然のヤセ尾根です。地形図からはこんなヤセ尾根は読み取れません。なんかヘンですが、まっ、こういうこともあるよね、と先に進みます。
鍬。急に虫が増えてきました。
910mあたりです。水根沢の音が大きく聞こえます。休憩がてら地形図やMマップを確認すると、どうやらMマップのルートより下り過ぎたようです。50mほど登り返します。
登り返し、トラバースして隣の尾根に移ります。
尾根に移りました。とんでもない急降下です。
赤帽白杭が立っていました。急降下は続きます。
下った先はヤセ尾根でした。このヤセ尾根も地形図からは読み取れません。
そのヤセ尾根の先はこんな感じ。あの向こうで切れ落ちています。いったいココはどこ?
ココがどこかはっきりしないまま、おおよその位置予測、Mマップのルート、踏み跡、赤テープなんかの情報を総合的に判断して、と書けば聞こえはいいんですが、ようするにテキトーです。
問題は水根沢を徒渉できる地点に下ることができるか、です。水根沢で身動きが取れなくなれば榧ノ木尾根まで標高差500mほどを登り返すハメに陥ります。
前の前の写真の赤テープから右にトラバースして隣の尾根に移ります。Mマップのルートも「そんな感じ」です(切り替え画像は該当部分のMマップ)。
移った尾根を下ります。
急降下です。
下ってきました。
この先はさらに急降下です。
水根沢はすぐそこです。左下に赤テープがチラリと見えたのでそこを目指します。
左から右へ流れているのは水根沢で、対岸の正面には(後でわかったんですが)榛ノ木沢が流れ込んでいます。
水根沢まで下りました。右上の細い幹に赤テープが巻かれています。
やりました! 水根沢は渡れそうです。
水根沢と榛ノ木沢の出合。
榛ノ木沢の上流。水根沢を渡って榛ノ木沢を登って行けば林道にぶつかるはずです。
けれども榛ノ木沢の両岸に赤テープが見え隠れしています。わざわざ帰路を長くすることもないので左岸のテープを辿ることにしました。
水根沢の上流方向。
水根沢の下流方向。
さようなら! シンナシノ沢右岸の支尾根!
水根沢を渡りました。
榛ノ木沢の左岸に取り付きます。
こんな道を緩やかに登っていきます。
炭窯跡を通過します。錆びた鋸、というか鋸形の錆が立てかけられていました。
林道に合流しました。
合流地点の木に巻かれた赤テープ。「B.P」ってどういう意味なんでしょう。ベーキングパウダー、ブラックペッパー、血圧、ビジネスパートナー、支払手形、バッティングピッチャー、んーどれも違う気がする。無事(B)に渡れるポイント(P)?
さようなら! 無事に渡れるポイント歩道!
崩落地の手前まで戻ってきました。
高巻き中。
車道をテクテク歩いていたんですが、
途中で小尾根を下り、
車道下の林道へ。
道標に前日(6月20日)の日付けで歩道崩落のお知らせがありました。やはり崩落ホヤホヤのようです。
水根の集落まで戻ってきました。
奥多摩湖バス停まで歩きました。元気いっぱいの登山サークルのみなさんで満員になりました。途中下車して缶ビール購入。ホリデー快速に時間がなかったので奥多摩の女(ひと)とは挨拶のみ。このところあまりコミュニケーションがとれていません。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。シンナシ沢右岸尾根ではちょっと冷や汗も流れましたが楽しかったです。梅雨の晴れ間にはもちろん、霧雨程度ならまた来ます。よろしくお願いします。