奥多摩尾根歩き
大高山北東尾根

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鎌倉峠(大高山北東尾根取付)→大高山北東尾根→(1時間5分)大高山


大高山北東尾根は鎌倉峠の狭い切通しから取付きました。林道(平坂飛村線)の横断はありましたが、キツい急登やデンジャラスな岩場なんかはなく、おだやかな尾根歩きがつづきました。

大高山北東尾根に取付きます。右の崖を這う木の根をつかみます。左は大高山北東尾根の下部です。地形図を見ると、小さなピークを経て246mの標高点から東西に180°に開いてそれぞれ高麗川に没しています。
そこそこの急登です。ビシッとした道はありません。テキトーに登ります。
260m圏で平坦な尾根道になり、ゆるく登っていくと
平坂飛村林道に出ました。チャリダーが力強い息を吐きながら林道を登っていくのをやりすごし(左から3本めの細い木に重なっています)、
林道に降り、稜線のやや左に踏み跡を発見。登ります。
その前に林道からの眺め。
大高山北東尾根に復帰しました。
おそらく平岩砦跡あたりです。大高山のてっぺんはあの背後に隠れているはず。
飯能市立奥武蔵小中学校、飯能市立吾野保育所あたりが見えています。吾野駅は尾根の向こう。
少々キツめの勾配がつづきましたが
だんだんゆるやかになって
ほぼ平坦な尾根道になりました。310m圏です。
ふつー(『奥多摩尾根歩き』調べ)の勾配になって
いわくありげな大岩を回り込むと
右から登ってきた尾根と合流するんですが、地形はぐにょーとやわらかく波打っていて珍妙な場所です。370mあたりです。
なんかとらえどころのない地形です。
どうやらこのあたり一帯が平野砦跡のようです。確かに造成されたような平地が広がっています。平野砦はわからないことだらけの謎の砦らしい。それにしてもこんな山中で誰がどんな外敵を防御していたのでしょう。
平野砦跡を抜けると尾根はとんがり、
やや広がり、
桜を眺めながらちょっと休憩。
420m圏で勾配はゆるみ、快適な尾根歩きがつづきます。
尾根上に建つテレビ埼玉の吾野テレビ中継放送局を回り込みます。430m圏です。
シュッとした尾根を登ります。
飯能アルプスの稜線が見えてきました。
登山道に立ちました。左(西)へほんのちょっと登ると
大高山の山頂に到着。これにて大高山北東尾根はおしまいです。山頂あたりには493mの標高点が設定されています。
眺望はいまひとつ。けれども奥多摩方面が少し開けていて大岳山なんかが見えました。というか、しかわかりませんでした。
休憩します。ザックを降ろしてペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みます。この後、飯能アルプスを東へ東へと歩きます。

鎌倉峠から大高山北東尾根を登った映像です。手ブレの大きいカットは削除したのでほんのちょっとは見やすくなっているかと思います。でもないかな。